|
【6月24日】
「原作『耳をすませば』を読んでみる!」
※ このテキストは、できれば映画「耳をすませば」を観たことがある方で、さらに僕のレビューを読んでから目を通していただきたく思います。
結構有名な話なのですが、「耳をすませば」には原作があります。
それが集英社から発売されている柊あおい先生の「耳をすませば」

これがあったからこそ、ジブリからすばらしい映画が生まれたわけですね。
さて、今回この原作を古本屋で見つけたのでさっそく購入してみました。
実は、原作と映画はまんま同じというわけではありません。
いくつか細かい違いがあります。
○ 雫の年齢(映画は15歳、原作では13歳)
○ 天沢聖司の兄が原作には登場する
そして、何より大きな違いが、原作では天沢がバイリオンを作っていないということ。
じゃあ何をしてんのさ!? とお思いの方、多いと思います。
原作での天沢は、絵を描いてます。
なんでまた絵がバイリオンになったのかは謎ですが、ともかくそれらの相違点を除けば、後はだいたい同じです。
さて、ではさっそく見ていきましょう。
物語は雫が本を楽しそうに読んでいるところから始まります。
このへんはだいたい映画と同じと言えそうです。

最近あまり見ない「くすくす」という擬音
そして同じように物語は展開。
夏休みが訪れ、学校に行って夕子と待ち合わせ…と進んでいきますが、
違うのは天沢との出会い方です。
映画では、ベンチに座って本を読んでいる天沢と雫が出会っていましたが、
原作では、本を教室に忘れた雫が取りに帰ったところで、天沢と出会うわけです。

「誰? 知らない人だ クラスの人じゃない」
そして、衝撃的なのは、次のコマの天沢の表情。

何かを企んでいる顔です。
せっかくなので、僕が代わりに天沢の心の中の言葉を入れてあげました。

多分こんな感じですよね。
さて、物語はさらに展開し、
雫は映画と同じく地球屋を見つけます。

映画と結構似ている地球屋

「やきゅうち? ……あ 地球屋かぁ」
雫のベタベタなギャグが気になりますが、
ともかく雫は中へ。
そこで同じようにバロン人形に出会うわけですが、
もう一人出会う人物が。
そう、天沢のおじいさんです。

「いらっしゃい」
こ…怖えぇーーー!!
こんなのいきなり出てきたら逃げますよ!
孫が孫なら祖父も祖父だなって感じですね。

「なにかおさがしですか?」
こんなのに「なにかおさがしですか?」と言われたら、まさか「いえ、何も探してません」なんて言えません。
読んでいた僕も、思わず「どうのつるぎを ください」と言ってしまいました。
案の定、特に意味もなくめがねを買って、地球屋を後にする雫。
原作の地球屋になら、デスノートも売ってそうな気がします。
そしてお話は映画と同じように展開。
杉村の告白、天沢の呼び出しなどがあり…
原作でいうところの、バイオリンに合わせて雫が歌い、大合唱になるシーン。それが原作では、天沢の絵を見るというシーンになっています。

芸術家の卵というわけでしょうか。
ジャンルは違えど、映画と同じように大人びた雰囲気を持っている天沢に、雫はすっかり惚れてしまいます。
ま、もちろん天沢はストーカーなんですけどね…。
それが証明されるのが、例のラストの場面。
朝早くに、雫の家に天沢がチャリンコで迎えにくるところです。

「…おはよ」「ど…どうして?」
いきなりの天沢のアポなし訪問に驚く雫。当然です。

「いっしょにこいよ 見せたいものがあるんだ」
相変わらず強引な天沢。

「……そのためにわざわざ? よく家がわかったわね」
確かに、なんで天沢は雫の家がわかったんでしょうね?

「名簿で調べた」
「名簿で調べた」とさらりと言い放つ天沢。
言っていることはわかるのですが、
名簿で調べて早朝押しかけるのは、ストーカーとは言わないのでしょうか。
ちなみにドラクエでいうと、こういうことになります(どうでもいい)。

そして訝しがる雫をチャリンコに強引に乗せ、天沢は走り出します。
このへんは映画と一緒です。
ただ、個人的には何となく原作の天沢のほうが怖いです。
さて、いよいよやってきました。
映画では天沢が雫に「結婚してくれ」と告白するシーン。
原作ではどんなふうに告白するのでしょうか…。

!?

天沢、顔怖えーーー!!
どう考えても、
「君が好きだ」って言ってる顔じゃないですよ!
言ってることと表情が食い違ってますよ!
多分、普段天沢の中に住み着いている悪魔が出てきてしまったんだと思いますね。
おそらくこのまま、右手から乗っ取られていくのではないでしょうか。
というわけで、また僕がちょっといじってみました。
こっちのほうがらしくなると思いますよ!

↓

ひぃーーー!!(毛布をかぶってガタガタ震えながら)
…そんなわけでレビューを終わりたいと思います。
ここまで色々言っといてなんですけど、
本当に原作は面白かったですよ。
映画のファンならずとも買う価値ありの逸品でした!(必死のフォロー)
前へ 次へ
|