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「カフェオレ・ライター〜誰も書かなかった映画レビュー〜」は、映画、漫画、ゲームから、管理人の私生活に至るまで、独自の視点で紹介するレビューサイトです。(基本的にネタバレ有)

 

【12月13日】

ミスターフルスイング(途中から)レビュー(レビュー)

※ ネタバレします。


少年漫画の頂点といえば、少年週刊ジャンプであることは、皆さん異論の無いことと思います。

その天下のジャンプでは、現在3本のスポーツ漫画が連載されています。

そのうちのひとつが「テニスの王子様」。

バウンドしない球を放ったり、分身してみたり、もはや中学生でもなければテニスでもないというクレイジーな漫画です。

最近では技のインフレに作者自身がついていけなくなったのか、竜巻を発生させるなど、自然現象を操り始めました。

もちろん、今週のジャンプでもやってくれました。


        手塚ゾーン!?

久しぶりに登場した手塚部長が、やはり竜巻を発生させ副部長を撃破。

副部長はこの漫画唯一の真人間なので、中学生らしく正々堂々と戦うのですが、竜巻を起こすような超人に勝てるわけもなく、6−0で惨敗します。この漫画の良心が死んだ瞬間でした。


…しかし、今回レビューするのはこの漫画ではありません。

ジャンプのスポーツ漫画の中で、テニスの王子様以上にぶっ飛んだ漫画が「ミスターフルスイング」。

かろうじて野球漫画らしいのですが、連載当初からテニスの王子様を超える非人間っぷりを見せつけ、いろんな意味で話題を振りまきました。

今まさに物語も佳境という段階からレビューするのはどうかと思ったのですが、今週号を見た瞬間、いても立ってもいられなくなったのでレビューしたいと思います。



まずは簡単にあらすじを紹介。

甲子園を目指す十二支高校は、強豪ひしめく県大会に挑む。そして立ちはだかるのは、分裂する魔球「小町」を操る天才ピッチャーを擁する黒撰高校。

8回裏、十二支高校は2点差を追いかけ必死に魔球を打ち崩そうとするも、1番、2番バッター共にゴロで打ち取られ、いよいよ後がなくなったのだった。

そして、次のバッターは3番の蛇神君。

しかし、どうしたことでしょう。蛇神君はなかなかグラウンドに姿を見せません。

この大事な場面で、蛇神君が何をしていたかというと、


シャワールームで水浴びをしていました。


「一杯浴びては仏のために。一杯浴びては家族の為に。一杯浴びては組(チーム)のために…」

と、気色悪い念仏を唱えながら水を浴び続ける蛇神君。使われているフォントはホラー漫画によく出てくるやつです。

そもそもシャワールームなのに、なぜわざわざ木の桶を使っているんだろう? とか疑問は尽きませんが、そうこうしているうちにやっと蛇神君の水浴びは終わり、着替えてグラウンドへ。


そしてバッターボックスに立った蛇神君を見て誰もが驚愕します。



       !?

なんと白装束で現れた蛇神君。

意味がわかりません。茶髪やピアスの有無が問題になっている高校野球ですが、白装束は構わないんでしょうか。ぜひ論じてほしいと思います。

さすがに困惑する黒撰高校バッテリー。まぁ黒撰高校もダンダラみたいなユニフォーム着てるので人のこと言えませんけども。



そんなファンキーな蛇神君に臆することなく、黒撰ピッチャーは必殺の魔球「小町」を放ちます。さぁ蛇神君、白装束でどんなバッティングを見せるのか?


…と思ったら、まずは一球見送り。

その間に、六道眼(りくどうがん)という特殊な眼力で球筋を見定めます。なんでしょう、この技。いつの間にうちは一族が紛れ込んだのでしょうか。

分裂する魔球「小町」の秘密を見破ったと自信満々の蛇神君。

彼の説明によると、「小町」とは、打者の数メートル手前から球がブレ始め、打者に到達する頃にはなんと32個に分裂するという魔球らしいです。

そんなの、スイング中に球の縫い目が見えるという天才イチローでも打てないと思います。

しかし、蛇神君は脅威の写輪眼六道眼で、なんとこの32個の魔球を2個まで見破ることに成功。よく考えたら分身といっても元は1個のボールですから、物理的に不可能ではないかもしれません。

しかし、たとえ2個といえども打つのは至難の業。

おまけに、ここまでの見極めで既に2ストライクと追い込まれています。


…と、ここで蛇神君。



急に妙な和歌を詠み始めます。マジで意味不明です。

しかし、その心意気に感動し、全力で応えようと魔球を投げるピッチャー。いったい何の心意気でしょうか。

対する、後の無い蛇神君は、ついに禁断の技を放ちます。

それが無明眼。よくわかりませんが、なんかすごそうだということだけはわかりました。

目の周りの血管浮き立たせてまで打った球は、遥かにライトの頭上を越え、エンタイトルツーベース。

しかし、どうしたことか、蛇神君は走りません。ふらふらとあさっての方向へ歩いていきます。

その蛇神君に、

「お主、もしや、光が見えぬのか…」

と問いかける敵ピッチャー。

なんと蛇神君、野球で失明したようです。

ボールが目に当たったとか、激しくぶつかった拍子に目を傷めたとかではなく、ただボールを打っただけで失明です。

「君という人は…」と涙を流す部長。僕も別の意味で泣きました。



その後、4番バッターの部長が蛇神君に続こうと打席に立ちますが、ショートゴロ。

失明してまで打ったヒットが台無しになりました。

今週のラストは部長のヘッドスライディングで次週へ続く、でしたが、普通の野球ならショートゴロはアウトです。赤星でも無理です。

しかしこれは少年漫画なので多分次週でセーフになるのでしょう…。



さて、失明したと思われた蛇神君ですが、診断の結果、


目に入った砂で雑菌が入っただけ、とのことです。

なんでしょうね…このやるせなさ…。


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