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「カフェオレ・ライター〜誰も書かなかった映画レビュー〜」は、映画、漫画、ゲームから、管理人の私生活に至るまで、独自の視点で紹介するレビューサイトです。(基本的にネタバレ有) |
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【12月26日】 今年のお勧め映画(レビュー) いつもはDVDが発売されてから映画の紹介をしているんですが、たまには劇場公開中にしてもいいかなということで、最近僕が観た映画を2本紹介したいと思います。…まだ公開中だよね? まぁいいか。
評価:★★★★★ 実は、観る前は期待と不安が入り混じった状態でした。というのも、今回はジブリ初の恋愛メインストーリーであり、公開前から騒がれていたキムタク声優起用の問題など、色々な不安要素が満載だったからです。 しかし考えてみれば、そういった不安要素もごっちゃにして人は「観てみたい」という興味を抱くのであり、一片の不安感もない映画は、むしろ話題になりにくいのかなとも思います。そういった意味では、僕はまんまとジブリの術中にハマった良いカモということになるのでしょう。 ともあれジブリファンを公言している以上はまず劇場で堪能すべし、ということでカップルで溢れかえる劇場へ足を運んできたわけですが、期待は良い意味で裏切られました。 なんといってもジブリならではの映像美がすごすぎる。2Dでもここまでやれるんだという日本アニメ界の底意地を見た気がします。そして期待通りの音楽。今回はやや控えめだった気もしますが、それでも要所要所に”らしさ”を入れてくる久石はさすがです。 ただ、問題がないわけではありません。 まずはやはりストーリーの薄さ。そしてちょっと強調しすぎなほどに繰り返される反戦メッセージが、多少強引な気もします。 しかし、すばらしいのは、そんな諸々の不満をすべて吹き飛ばしてくれるほどのパワーと魅力を秘めたキャラクターたちの愛らしさ。 能力は高いけれどもヘタレのハウル。90歳になってむしろ元気になったソフィー。ハウルの弟子で、何にでも一生懸命なマルクル。見た目も中身もインパクト十分な荒野の魔女。すべてのキャラクターに、ジブリならではの個性と魅力が宿っています。 不安視されていたキムタクの声は予想外に問題なし。ソフィーに関してはやはり18歳と90歳の両方をひとりでまかなうのは無理があるような気がしましたが、諸般の事情で声優を2人に分けるのは難しいかもしれません(映画を観た方ならわかると思いますが)。 しかしなんといっても今回の映画はマルクルのひとり勝ちでしょう。アレはヤバイ。やばすぎます。なんというか、もう、父親になってもいいかなとさえ思った…。
評価:★★★★★ ハウルの動く城とは色々と対照的な3Dアニメ。ファインディング・ニモの製作スタッフによる新作ということで、大いに期待していました。 何かと不安がつきまとっていたハウルに比べ、これほど公開前から安心していられる映画も珍しい。 絶対につまらないはずがないという妙な自信を持って映画館に入りましたからね。 で、やはり結果は大満足。個人的にはファインディング・ニモを超えたかもしれないなと思ったぐらいのすばらしい出来でした。 なんといっても無駄の無いストーリーと、伏線の張り方がまさに完璧。ジブリが無駄を楽しむ映画だとしたら、こちらは無駄など一切ないこだわりで、アートの域に達していると言えます。 ストーリーの方は、元スーパーヒーローである父親が一般人として就職。しかしヒーローだった頃の自分を忘れられず、悶々とした毎日を過ごしているところに、もう一度ヒーローとして復帰しないかという話が来る、というものですが、このあたりの家族の心情の描き方が実に見事でした。 ファミリー向け映画なんてぬるいぜ、などと言わず、一度ご覧になることをお勧めします。 親とはどうあるべきか、家族とは何なのか、そういったメッセージが直接的にではなく、あくまでも自然に伝わってきます。これを読んでいる親御さんがいらっしゃったら、一度この映画を見て子育てについて考えてみてはいかがでしょう。 自分はお菓子つまみながらテレビ見て大笑いしているのに、子供に「勉強しろ」で本当にやる気を出すでしょうか。 そういったことを考えさせられる映画です。 |