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【2月23日】
着信アリ レビュー(レビュー)
携帯電話をテーマにした、柴崎コウ主演のホラー映画。それが「着信アリ」です。
人気があったのか、続編も製作されるようですので、ここらで見てみることにしました。
設定はこうです。
| 携帯電話にかかってくる謎の着信メロディ。取ると、そこから聞こえてくるのは、自分が死ぬときの断末魔の悲鳴。この電話を受けたものは、その数日後に死ぬ運命にある……。 |
早い話が「リング」と「呪怨」を足して2で割り、そこに秋元康スパイスを振りかけてみたという感じでしょうか。
映画の後半ではほとんど携帯電話がストーリーと関係なかったりするなど、ツッコミどころもありますが、とりあえずマジメな(?)ホラーですので、夏の夜にはぴったりかと思われます。
……しかし、そんなマジメな映画「着信アリ」の中で、一人だけマジメではないキャラクターがいました。
物語中盤、死の着信メロディが巷で噂になっていることを知ったTV局が、次の犠牲者と見られる女子大生のなつみちゃんに目をつけ、生放送で除霊しようという企画を立てます。
そして除霊のために呼ばれたのが、怪しげな霊能者のオッサン。

赤いライトに照らされながらゆっくりと歩いてくる初登場シーンは、霊とは違った意味での恐怖を僕たちに植え付けました。
その後、このインチキ臭い霊能者は祭壇を組み、なつみちゃんにかかった携帯電話の呪いを解こうと一生懸命お払いを始めます。

それにしても怖い顔……。
多分、劇場で一番大きな悲鳴が上がったのは、このオッサンのアップが映った瞬間だったのではないでしょうか。

どうやらこの霊能者に疑問を持ったのは僕たちだけではなかったようで、なつみちゃんも心の中で(わたし……一人ぼっちだ……)と、へこんでいました。インチキ霊能者はまったく頼りにされていません。
そんなインチキ臭いオッサンがこれまたインチキ臭い呪文を唱えているうちに、いよいよなつみちゃんが死を予告された時間がやってきます。
と、にわかに澱む空気。同時に、例の着メロがスタジオに鳴り響きます。
悲鳴を上げ、スタジオの中を逃げ惑うなつみちゃん。一方の霊能者は必死でお払いを続けますが、一向に効果がありません。
しつこく呪文を唱え続けていると、本物の霊のほうが自分よりもオッサンの顔のほうが怖いことに怒ったのか、突如強風が吹きつけオッサンは吹き飛ばされてしまいました。

吹き飛ばされ

セットをぶち破る霊能者
……以後、このオッサンが画面に出てくることはありませんでした。
結局、収録中にスタジオで不可解な変死を遂げたなつみちゃん。
その模様は全国中継されていましたが、反響に関しては特にその後の展開で触れられることはありませんでした。
もしかしたら、余りにショッキングな映像だったため、ヤラセだと思われたのかもしれませんね。
この場合、ショッキングな映像というのはもちろんインチキ霊能者の顔のことです。
マジメな場も、たった一人のコメディアンにかかれば台無しになる……この映画は、我々にそんな真理を教えてくれます。
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