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| 【3月14日】 あずみ レビュー(レビュー)
今回レビューするのは、上戸彩の不自然なまでに短い着物の裾や、壊れまくったオダギリジョーが話題になった(?)「あずみ」です。 簡単にあらすじ紹介をしておくと、
といったストーリー。 さて、この10人の戦争孤児たちを拾い、鍛え上げたのは、「月斎」という男です。 彼は、あずみたちの親代わりであり、「爺」と呼ばれ親しまれている師匠のような存在。……と同時に、この物語で一番イタいキャラです。 そこで、今回は彼に注目して「あずみ」を見ていくことにしましょう。
使命とは、幕府に反旗を翻そうとしている豊臣の家臣たちを暗殺することです。それをたった10人で行おうというのですから、この時点で既に正気の沙汰ではありません。この月斎という男……早くもオープニングで頭の悪さを露呈し始めました。 ちなみに、月斎の自信は、 「お前たちの腕前は外界の武人をはるかに凌ぐ」 というセリフを聞いてわかる通り、自らが鍛え上げた弟子たちに対する信頼からきているものです。 しかしこの映画、結末を言っちゃいますと、あずみ以外の仲間たちは普通にバシバシ斬られて死んでいきますので、どうやら「外界の武人をはるかに凌ぐ」は明らかに言いすぎだったみたいですね。
刺客全員を集めると、
「皆、好きな者と二人組みを作れ。……よし、いま組んだ者同士、殺し合え」 と、まるでバトルロワイヤルのようなことを言い出した月斎。 彼いわく、「使命では殺す相手を選べぬ。仲間を斬れぬようでは使命は果たせぬ」とのことですが、ただでさえ数が少ないのに、戦う前から戦力を半分にしたら、余計に使命は果たせないと思います。 このクレイジーすぎる提案に、戸惑いながらも、一人が刀を振るったことをきっかけに殺し合いを始めるあずみたち。 ……そして決着がつき、5人が生き残ります。 きっと月斎の狙いは、彼らに「非情さ」を植えつけることなのでしょう。 しかし、戦い終わって「そんなバカな!」「何でだよ!」と泣き叫ぶ彼らの姿を見ていると、非情さというよりもトラウマを植えつけただけのような気がしてなりません。 もしかしたら、月斎も心の中では「……もしかしてボク、やりすぎちゃったかなぁ……?」とか思っていたかもしれませんね!
特に、二人目のターゲットである加藤清正が雇った用心棒は、とんでもない腕の持ち主で、あずみの仲間も次々と倒されていきます。 このままでは清正を殺せない……焦った月斎がとった戦法は……正面からの突撃でした。 ”暗殺”じゃないだろそれ……。 もちろん突入は失敗。あずみは難を逃れたものの、仲間は次々に倒され、月斎は敵に捕らえられてしまいます。完全に月斎のせいです。 頭悪い上に剣の腕もダメ……まったくもって使えない爺さんですね。 その月斎、このまま殺されるのかと思いきや、逃げたあずみをおびき寄せるエサとして利用されることに。 板に磔にされ、さらし者にされる月斎……無様すぎです。
もうこんな爺さん放っておきゃいいと思うのですが、あずみは律儀に助けにやってきます。待ち構えていた何百人もの兵と一人で渡り合うあずみ……月斎がもうちょっと強ければ、いえ、せめて月斎が潔く自害していればこんな事態にはならなかったのに……。 最後まで足を引っ張り続けた爺さんは、すべての戦いが終わった後、あずみの腕の中で息絶えました。
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