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「カフェオレ・ライター〜誰も書かなかった映画レビュー〜」は、映画、漫画、ゲームから、管理人の私生活に至るまで、独自の視点で紹介するレビューサイトです。(基本的にネタバレ有) |
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【4月8日】 世界名作劇場思い出しレビュー(レビュー)
世界の名作小説をアニメ化したこの作品は、約20年という長寿シリーズになり、僕も毎週楽しく鑑賞していました。 僕のハンドルネームの由来になった「母を訪ねて三千里」も、このシリーズの作品です。 今回は、そんな世界名作劇場の思い出と共に、作品を振り返ってみたいと思います。
なんでまた最終回オンリー?という感じですが、たまたまテレビをつけていたら放送されていたアニメが「小公女セーラ」だったわけで、特に深い理由はありません。 ともあれ、ここから僕と世界名作劇場との付き合いが始まったわけです。 ちなみに「小公女セーラ」の最終回ですが、僕の記憶によると、セーラか誰かが船に乗って遠い国へ旅立つといった感じの、感動的な話でした。……しかし、当たり前ですが、それまでのストーリーを一切把握していなかったので、最終回のテンションに全然ついていけませんでした。なんか、合コンの2次会の途中から参加したような気分です。
ストーリーは、ケニアで暮らす12歳の少女ジャッキー(包丁持って追いかけてくる人形ではありません)が、母親を亡くしたブッシュベイビーの赤ちゃんを育てることになったところから始まります。 そうこうしているうちに、母国イギリスへ帰国する日が近づき、ジャッキーは、ブッシュベイビーを連れて帰ろうと決心します。 しかし、船に乗った後、ブッシュベイビーを連れて帰るための許可証をなくしたことに気付いたジャッキーは、ブッシュベイビーを自然に戻すため、ひとり船を降りるのでした。 ……12歳にして大自然を一人で旅する(途中で仲間も合流しますが)という、インディ・ジョーンズも真っ青の冒険アニメなわけですが、よく考えてみると「許可証をなくした」→「どうしよう」→「そうだ船を降りよう」という流れを見る限り、ただパニくっているだけにも思えます。 この見切り発車のために、ジャッキーはアフリカの大地をさまようことになりますが、そのおかげで、人間的にも成長できて、めでたしめでたしです。 結構面白いアニメなので、ぜひ皆さんも機会があればご覧になってください。
……「不思議の海のナディア」と語感が一緒ですね。気のせいか設定もちょっと似ている気もしますが、そこは気にしてはいけません。 僕の記憶が正しければ、これは世界の名作小説が原作ではなく、フジテレビの完全オリジナル作品です。 そのせいか、なかなかぶっ飛んだ内容が特徴的でした。 主人公は、11歳の少女ナナミ。ペペロンチーノ号という船に乗り、父親とその相棒のアルと一緒に、世界中の海を回っています。なんと、シャチと友達というからすごいですね。 そして、このシャチの名前がティコ。世界名作劇場では、しばしばこうしたサブキャラである動物の名前がタイトルにつけられることがあります。 ちなみに、上記サイトでのナナミの紹介文には、「初恋はいまだなし」という一文が、最後に添えられています。そんな情報は割とどうでもいいと思うのですが、一部のそういう方々が気にするのかもしれません。そういえば、声は林原めぐみさんが担当しておられました。……なるほど。
ペペロンチーノ号の船長で、ナナミの父親であるスコットは、海洋学者です。 元々は大学の研究員でしたが、方向性の違いから大学院を飛び出して、アルと共に世界中を船で駆け巡っています。 生活費がどこから出ているのか非常に気になりますが、子供向けアニメなので、そういう大人の事情には触れないでおきましょう。 上記サイトでのスコットの説明文には、「無口で一般の付き合いが苦手」とあります。……つまりオタクというでしょうか。どうやら、大学院を飛び出した理由も、スコットの側にありそうですよね。 そんなスコットさんの人生の目標は、伝説上の生物である「ヒカリクジラ」を見つけることです。そんなのツチノコよりも見つかる可能性は低いと思うのですが、彼は本気です。オタクはマジになると怖いですよ! ところで、スコット船長率いるペペロンチーノ号には、最初こそ3人しか乗っていなかったものの、途中から様々な仲間が乗船してきます。 その一人が、シェリル・メルビル。設定によると、石油を主に扱う大財閥メルビル一家の一人娘です。 なんでこんな住む世界の違う人が、ヨットに毛が生えた程度のペペロンチーノ号で旅することになったのかは実際にご覧になっていただきたいのですが、そんなことよりも特筆すべきは、このシェリルさんが、物語のラストでスコットとデキてしまうということです。 ……ええと……シェリルさんは、18歳という設定なのですが、いいのでしょうか。まぁ世界名作劇場には「トラップ一家物語」という前科がありますので、今さらつっこんでも仕方ないのですが。 この衝撃のカップル誕生に、お母さんが出来た!ということで、ナナミは純粋に喜んでいますが、これは後々波紋を呼びそうな気がします。とはいえ、それはまた別の物語……。 まぁ、一生作られることはないと思いますけど。
『ナナミ……ナナミ……』 すごい特殊能力です。もはやどうつっこめばいいのかもわかりませんが、ヒカリクジラを見つけないと物語が終わらないので仕方ありません。 個人的には「さぁ、いこう!」のジャンプ方式で終わっても良かったんじゃないかと思うのですが、そこは子供向けアニメということで、きっちり伏線を回収し、後味良く終わりたかったのかもしれませんね。
ちなみに、死んだティコについて、どう物語を処理するのかなと思っていたら、24話でティコの子供が出てきて、以後はそいつがティコを名乗っていました。……何となく納得いきませんが、見た目は一緒なので問題ないようです。
そこで、テコ入れ……というわけではなく、多分ただの偶然だと思うのですが、95年から放送された「ロミオの青い空」が、美少年がたくさん登場するという内容で大ヒットします。 原因は、もちろん、従来のファンに加えて、その手のお姉さんを取り込んだことが大きいのですが、このヒットに乗じて、そっち路線に進出するのかと思いきや、そうはなりませんでした。 ロミオ終了後、硬派な世界名作劇場は、頑として絵柄を変えず、「家なき子レミ」という普通の名作アニメを放送します。 なぜか、原作では男の子だったはずのレミを女の子に変更するなど、よくわからないこだわりを見せた作品でしたが、これがいつもの半分の期間で終了。これまでには考えられなかった、世界名作劇場が打ち切られるという現実に、僕らファンは震え上がったものでした。 素直にロミオの教訓を生かして、レミをおかっぱの少年にでも設定しておけば、もう少し寿命が延びたかもしれないと思うのですが、それでは、硬派な世界名作劇場らしくありません。やはり、世界名作劇場は、時代の流れに乗ってはいけないのです。 というか、別に女の子でもいいんですけども、それならそれで、アホ毛や動物の耳をつけるなど、違う方面へのアピールが必要だったのかもしれません。 まぁ個人的には、動物の耳をつけた家なき子なんて認めませんけれども。
時代が求める絵柄。そして内容。それを達成できたかどうかが、世界名作劇場とサンライズの違いだったのかもしれませんね。
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