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「カフェオレ・ライター〜誰も書かなかった映画レビュー〜」は、映画、漫画、ゲームから、管理人の私生活に至るまで、独自の視点で紹介するレビューサイトです。(基本的にネタバレ有)

 

【4月28日】

ヴィレッジ レビュー(レビュー)

※ネタバレ


「シックス・センス」「サイン」のシャマラン監督が、満を持して放つ大作サスペンス、それがこの「ヴィレッジ」です。

もう名前からして不気味さが漂っている本作を、レビューしていくことにいたしましょう。

−あらすじ−

周囲を森に囲まれた村には、ある掟があった。
「決して森に入ってはいけない」。
森には人知を超えた“何か”が棲んでいるといい、村人は、かつて、その“何か”と不可侵の協定を結んだ――と、現在まで言い伝えられている。
そんな、閉ざされた村で暮らす、美しい盲目の女性アイヴィー。彼女が、禁じられた森に入ったとき、何かが起こる……。

さて、主人公のアイヴィーですが、今回注目するのは彼女ではありません。

そう、彼女の姉である、キティです。


閉ざされた村で暮らす住人たちは、村を囲む「禁じられた森」に近づかないという掟を守り、平和な日々を送っていました。

外の世界を知らない住人たち――しかし、村には何でもそろっており、生活するのに不自由はありません。

そんなある日、キティは、父親に結婚について報告を始めます。


キティ「お父様! 私、恋をしてるの! 結婚のお許しをちょうだい!」


ふむふむ。恋する女性はすごく嬉しそうに話しますよね。見ているこっちもなんだか嬉しくなります。


パパ「キティ、こういうことには正しい手順を踏むべきだ。相手と一緒でなくては……相手の青年はどこにいる?」


ははは。お父さんも、突然言われて戸惑っているのかな?


キティ「彼には、まだ話してないの」


……。


えっ?


……なんか、おかしなことになってきましたよ……。


パパ「……それじゃ、相手はおまえの気持ちを知らんのか?


お父さんからの、至極もっともなツッコミが入ります。

すると、娘のキティは、


キティ「物静かな人だから……これから、打ち明けるつもりだけれど。こういうことは、お父様のお許しなしには話せないわ」


いや、ちょっと待て。

「こういうことは、お父様のお許しなしには話せないわ」と言っていますが、普通こういうことは相手と気持ちが通じ合った後で親に報告するものだと思います。

これには、さすがのお父さんも開いた口がふさがりません。

いやぁ、だいぶ良い感じに電波の出ている娘さんですね!


呆気にとられたお父さんでしたが、大事な娘の幸せのためならとOKを出します。

許可をもらったキティは、喜び勇んで、思いを寄せるルシアスのもとへと向かいました。

さぁ、いよいよキティの告白が始まります……。


キティ「こんにちは! ルシアス。あなたに……お話したいことがあるの」


黙って仕事の手を止めるルシアス。


キティ「あなたを、愛してる」


おぉ、シンプルにいきましたね!


キティ「愛してるのよ。何よりも確かな気持ち。太陽と月よりも愛してる! あなたも同じ想いなら、もう隠さないで!」


……隠すも何も、ルシアスは今はじめてキティの気持ちを知ったんじゃないかと思うのですが……。

さすがに電波な娘は一味違います。

そして、その後も暴走し続けるキティ。


キティ「愛は天の賜物よ! 感謝しなくては! 大きな声で感謝を表すのよ。“ありがとう!”って! ありがとう! ありがとう!」


うわぁ……。

電波だ電波だとは思っていましたが、こいつは本物かもしれません。セリフとテンションがやばすぎます。だいたい、まだ片思いなのに……。


どう考えてもふられることを想定していないキティでしたが、そんな彼女を見て、さすがにヤバイと思ったのか、ルシアスは普通にキティを振ってしまいます。

当たり前といえば当たり前です。こんな告白されたらドン引きですよ。


さて……キティのヤバさがだいぶ伝わったところで、物語は展開。


ここで、キティの妹である盲目の美女アイヴィーが登場します。

姉がルシアスに告白して振られたことを知らないアイヴィー。

なんと、彼女もまた、ルシアスにほのかな恋心を抱いているのでした。

そして、ルシアスは、アイヴィーの告白“は”受け入れます。美人姉妹から好意を寄せられるとは……なんて羨ましいやつ……!(一人はヤバイけど)


妹とルシアスが結婚するという報告を受けたキティ。

当然怒り狂うのかと思いきや、意外に冷静です。

「祝福するわ」なんてことを言っちゃってます。あれ……意外とまとも……?

しかし、ここで大事件勃発。

なんと、ルシアスが何者かに刺され、重症を負ってしまいます。

一応、犯人らしき人物は映画を見ていればわかるのですが……しかし、これをその通り受け取っていいものでしょうか?

そう、シャマラン監督といえば「シックス・センス」のどんでん返しが有名……ならば、この映画も、見た感じだけで容易に判断するわけにはいかないのです!


そう……ルシアスを襲った犯人には……動機がない……もし、犯人が何者かに操られていたとしたら?


犯人は……ルシアスに恨みを持つ人物……。



キティ……?



ハッ!?



キティ……。

そう……物語は……常にひとつの答えを我々の前に提示してくれていたんじゃないか……ヒントは、いつも目の前にあったんだ……!


キティ……。


その名前が意味するもの……。


キティ……!


キティ……!



キティガイ……!





なんということ。


キティがちょっと変なやつだということは、最初からその名前が示していたのです!

そう、これが監督が仕掛けたトリックだったのではないでしょうか……!


しかし、僕の目はごまかせません。

何しろ、僕はトトロの正体だって見破ったほどの男ですからね!

ふふ……登場人物どもが右往左往しておるわ……黒幕がキティであるとも知らずにのぅ……。




……という感じにですね、すべてを見破り、ニヤニヤしながら映画を見ていたのですが……。



えっと、全然そういう話じゃありませんでした。


というか、キティは重要な役ですらなかったです。


……ほんと、一人で暴走してごめんなさい。だいたい、キティって日本語だしな。

真実は、皆さんの目で確かめてくださいね。


どうやら、本当に頭が弱かったのは、キティではなく僕だったということで、ひとつ。




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