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【7月11日】事務のブラックジャック(雑記)
事務職に就いている知人がいるのですが、最近転職したいというようなことを言っておるのです。
しかし、このご時世ですから、なかなか満足できる条件の就職先は見つかりません。
だからね、僕は言ってやったんですよ。
「それならフリーランスになればいいやん!」
そしたら知人は呆れた顔で、
「……事務のフリーランスなんて聞いたことないよ」
と、ぬかしやがるんです。
違う違う違う。そうじゃない! そんなんじゃ世界は変えられない。そんなんじゃ飛行機も電球も生まれなかった! なんでもそう。最初にやったもん勝ちですよ。
そう……どうせ目指すなら夢はでっかく!
究極のフリーランスである、ブラックジャックを目指すしかないですよ!
ピンポーン。
「……誰だ」
「ブラックシャックさんですか? ワタシ、株式会社○△の代表取締役、山田一郎と申します」
「……用件は?」
「実は……ウチの会社なんですが、決算日だというのにまったく業務が進んでおりませんで……そこで天才事務員と呼ばれるあなたのお力をお借りしたいと思いまして」
「報酬は高くつきますぜ」
「それはいかほどでも!」
「前金で5000万円。ただし、条件がある。わたしの好きなようにやらせてもらおう」
――株式会社○△オフィス。
ザワザワ……。
「あの人が……事務の天才、ブラックシャック……」
「あんなヤツにウチの業務を任せられるのかよ!」
「しかも法外な報酬を取ることで有名よ……」
「くっ……事務さえ……事務さえできりゃあ……!」
そしておもむろにデスクに向かうブラックシャック。
カシャカシャカシャカシャ……。
「み、見ろ! あの指さばき……!」
「すごい! 手元がまったく見えない! なんてブラインドタッチだ!」
「……いや、あれはもはやブラインドタッチと呼べる代物じゃない……指のダンス……そう、あれがブラックシャックの必殺技、『神々のダンス』だ!」
「な……! 見ろ! あのエクセルさばき!」
「目にも留まらぬ速さでセルが結合していくーー!」
「す、すごすぎるぜー!」
……自分でもまとめ切れなくなったのでこのへんにしときます。
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