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【2006年2月15日】

色々な意味で凄すぎる「戦国BASARA」(レビュー)



カプコンから発売されている「戦国BASARA」というゲームをご存知でしょうか。

僕は知らなかったのですが、戦国時代に活躍した武将たちを操って、敵をなぎ倒していくという、爽快さが売りのアクションゲームです。

近々「戦国BASARA」の続編が発売されると聞きまして、好奇心から公式サイトをのぞいてみたわけなんですが。


そしたらなんか色々と凄いゲームでした。


……詳しくは、上記の公式サイトをご覧いただければわかるかと思うのですが、回線の都合などで見られないよ! という方がおられるかもしれませんので、僕のへっぽこなイラストを元にダイジェストで解説していこうかと思います。


さて、「戦国BASARA」といえば、舞台は戦国時代。織田信長や真田幸村など、魅力的な武将たちが、日本中を所狭しと駆け回っていた時代であります。

ということは、このゲームも「信長の野望」のように、ある程度史実に基いた設定なのかなと思っていたのですが、その思いはキャラクターを見た瞬間、一気に崩壊しました。


まずは、主人公格である真田幸村の衣装をご覧ください。

見られない方は、下記のイラストで我慢してください。

いかがでしょうか。素肌に赤いジャケットです。

これが、真田幸村? っていうか、これって和服ですらないような気がするのですが……。

まったく、素肌にジャケットって、おまえ、どこのチョイ悪オヤジだよ、と言いたくなりますよね。


しかし、彼なんかはまだ良いほうで、戦国時代の主役ともいえる織田信長などは、

なんか変なマントとメタリックな全身鎧を着用した、悪魔みたいなデザインになっていました。しかも説明文が、

天下を恐怖で支配しようとする魔王。

               ――公式サイトより


……です。魔王て。(※「信長はマジで魔王になりたかったらしいです」という情報をいただきました。ありがとうございます)

さらに、扱う武器の欄には、「剣・ショットガン」と書かれていました。

確認のためもう一度述べますが、火縄銃じゃなくて、ショットガンです。……戦国時代ですよね?


その他にも、上杉謙信は何だかナヨッとしているなと思ったら、声優には女性が充てられていて完全に女性キャラ扱いです(※いただいた情報によると、上杉謙信女性説は昔からあるそうです。知らんかった……ありがとうございます)し、明智光秀は、

表向きは穏やかな青年を装っているが、実際は人を肉体的・精神的にいたぶって殺すことが何よりも楽しいという異常者。

                  ――公式サイトより


快楽殺人者に仕立て上げられていました。ちなみに、サンプルムービーでは、「さぁ、泣きなさい……命の限り。死ね! ヒャーハハハハ!」という狂った笑い声を上げながら兵士を斬り殺していました。

……もう光秀はダメです。


また、史実での森蘭丸は信長の小姓だったかと思うのですが、戦国BASARAでは大きいお姉さんに受けが良さそうな少年狩人ですし、前田利家に至っては、完全に裸族です。

さらに問題なのは女性キャラ。

……とりあえず、「まつ」や「濃姫」が操作可能キャラにいる時点で戦国時代物としてのリアリティはゼロに等しいのですが、それにしても濃姫の衣装はもうちょっとどうにかならなかったのでしょうか。

一応、着物っぽいものを着ていますが、上半身はルールーの如く肩がはだけてしまっていますし、下半身には太ももの付け根までスリットが入っています。

天下の信長の妻だというのに、これではまるで痴女です。


そうそう、忘れてならないのは、おそらくオリジナルキャラである女性キャラ、「いつき」。

体よりでかいハンマーを軽々と操っている点は百歩譲って置いとくとしても、ありえない髪型をしていたり、変な耳あてをしていたりと、戦国BASARAの萌えを一手に引き受けたかのようなそのコスチュームが涙を誘います。

設定では「農民」ということになっているようですが、そんなことよりヤバイのは『一揆だ一揆だ、打ち壊しだべ!』というセリフ。そんな格好で「一揆だ!」とか言われても、まったく気持ちが高ぶりません。多分、戦国時代の農民がこのゲームをプレイしたら、キレると思いますね!


あと、徳川軍の勇将「本多忠勝」も登場するのですが、随分がっしりした鎧に身を包んでいるなぁと思ったら、なんとロケットみたいなのを背中から噴射して空を飛んでました(公式サイトのムービー参照)。ついでに言っとくと、この鎧は変形します。

えっと……濃姫がピストルを撃ちまくっているムービーを見たときから薄々感づいてはいましたけど、時代考証という言葉は戦国BASARAの辞書にはないみたいです。


最後にですね、見事なアルシンドハゲ、且つ黒い宣教師風の服という、どこからどう見てもザビエルそのものである「ザビー」というキャラがいるのですが、設定では、

「愛ミナギル」を合言葉とするザビー教を設立した開祖。

               ――公式サイトより

……となっていました。

やはり、「愛のキャノンで、すべてぶっ飛ばすヨー」「愛が〜愛が満ちていくヨー」と叫びながら惨殺を繰り返すハゲをザビエルだと言い切るのは大変危険ということで、見えない力が裏で働いたのかもしれません。



とまぁ、そんな具合に、「他のゲームとの差別化」や「派手さ」「かっこよさ」を追求したが故に、何か大事なものを失ってしまった「戦国BASARA」。

ここまでやってくれると逆に清々しいものがあります。皆さんもぜひプレイしてみてくださいね!



(c) CAPCOM CO., LTD. 2005


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