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「カフェオレ・ライター〜誰も書かなかった映画レビュー〜」は、映画、漫画、ゲームから、管理人の私生活に至るまで、独自の視点で紹介するレビューサイトです。(基本的にネタバレ有)

 

【4月19日】

これだからイケメンってヤツは(カサブランカ レビュー)(レビュー)



女「ゆうべ、どこに?」
男「そんなに昔のこと、覚えてないね」
女「今夜、会える?」
男「そんな先のことはわからない」


……いやー、かっこいい台詞ですねー!

こんな名台詞の数々で知られる映画が、「カサブランカ」。

いわずと知れたロマンス映画の金字塔であり、古き良きアカデミー賞受賞作品です。

他にも「君の瞳に乾杯」「ルイス、これが美しき友情の始まりだな」など、有名すぎて紹介するのもはばかられる台詞が満載の「カサブランカ」を、今回レビューしていこうと思います。



――舞台は、第二次世界大戦の真っ只中。アメリカへの亡命を図るヨーロッパ人たちが寄港地として集う、フランス領モロッコの都市、カサブランカ。

この地でバーを経営するリックというイケメンダンディが、この物語の主人公です。

そしてヒロインは、反ナチス運動を指導しているラズロの妻、エルザ。こちらもむかつくぐらいの美女です。

リック、エルザ、ラズロの三角関係に、ナチスなど当時の世相を反映した設定が絡んで、濃厚なラブストーリーを形作っているわけですが……メインのストーリーは、さすがアカデミー賞受賞作、とてもすばらしいものですので、どうぞ皆さんご自身でご覧ください(レビュー放棄)。


……僕が気になったのは、主人公リックのウザさです。

かつて、リックとエルザは恋人同士でした。

しかし、エルザは、ある日リックの前から忽然と姿を消してしまいます。

実はエルザは結婚しており、二人の恋は初めからうまくいくものではなかったのです。

裏切られた形になったリックは、心の傷を抱えたままカサブランカへ流れ着き、バーを経営することになるのですが……いまだ、エルザに対しては複雑な思いを抱いている様子。

それから時は経ち、エルザは夫であるラズロと共にアメリカへの亡命を果たすため、カサブランカへやってきます。

そして、リックとエルザは、双方にとって予想外の再会を果たすことになるのです。


ところで、カサブランカからアメリカへと渡るためには通行許可証が必要です。

当然ラズロとエルザはそれを求めるのですが、運命の皮肉か、許可証を所持しているのはリックでした。

自分を裏切った元カノと、その夫……過去の事情はさておき、快く送り出してやるのが大人のあるべき姿だと思うのですが、リックは違いました。

エルザと二人きりになるや否や、


リック「おれたちは何日、一緒にいた?」
エルザ「日数までは…」
リック「おれは一日ずつ覚えている


と、数年前に別れた元カノに対していきなりのキモ発言。

これには、さすがのエルザもドン引きです。とはいえ、エルザはリックが持っている許可証が欲しいので、本来ならセクハラレベルのウザい言葉にも耐えるしかありません。

それを良いことに、リックはその後も言いたい放題。

買い物中のエルザに近づき、


リック「あのときの説明をしにきたのかい? 今はしらふだ。聞くよ」
エルザ「話したくないわ」
リック「切符を無駄にした説明くらいしろ(※)」

※リックは、駅でエルザと待ち合わせしていたのに結局彼女は現れなかった、という振られ方をしています。


などと、相手の意思を無視して強引に過去をほじくり返したりしています。

もはやこれは、脅迫と呼んでも差し支えないかもしれません。

何も事情がなければ、エルザがラズロにチクった挙句に警察呼んで終了なのですが、あいにくエルザはリックの持つ許可証が必要ですし、ラズロは反ナチス活動の指導者で警察に追われる身です。

世の中って上手くいかないものですね……。


さらに、いよいよ切羽詰ってきたエルザに対して、


エルザ「ぜひ(通行許可証を)譲ってほしいの」
リック「ご亭主には断ったよ」
エルザ「わたしとのことは別にして、考えてやって」
リック「また、ご亭主の偉大さを聞かされるのか?」


と、嫌味たっぷりにやり返すリック。お前は振られた直後の中学生か。

取り付く島もないリックに、とうとうエルザは泣き出し、

「あなたが助けてくれないと、ラズロはここで死ぬわ」

と、訴えますが、

「おれもさ。死ぬにはいい所だよ」

リックはまったく相手にしません。


その後、エルザがリックに銃を突きつけるなど、香ばしい場面をいくつも経て、やっとリックはエルザに通行許可証を渡します。


僕が言うのも何なんですが、若い皆さんにはぜひ覚えておいてもらいたい。

この世でもっとも怖いのは、元彼(カノ)の未練です。




……と、いつもならここでレビュー終了なのですが、せっかくなのでおまけとして。


「君の瞳に乾杯」などの名台詞、この映画ではイケメンダンディであるリックだからこそ決まっていましたが、日常で使うには余りにも危険な台詞です。

僕を含むブサイクがこれらの台詞を安易に使うとどういうことになるか、下図でご説明しておきますので、皆さんもお気をつけください。




うわー! 自分で描いといて何なんだけど、ムカつく!




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