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「カフェオレ・ライター〜誰も書かなかった映画レビュー〜」は、映画、漫画、ゲームから、管理人の私生活に至るまで、独自の視点で紹介するレビューサイトです。(基本的にネタバレ有)

 

【6月9日】

ラブ・アクチュアリー レビュー(レビュー)

※ネタバレ


愛の形は十人十色。

愛が無いように見えても、少し立ち止まって周りを見回せば、ほら、そこに真実の愛が……。


という、柄にも無く「愛」とかいう単語を使ってみましたが、今回ご紹介する映画はまさに「愛」がテーマの感動作なのです。

とりあえず公式サイトに10人の男女が写っているのですが、はじめに言っておくと全員主人公です。正確に言うと右下にいるオッサンは特に愛だ恋だには絡んでこないのですが、お笑い部分担当なのでよしとしましょう。

さて、全員主人公と述べたのには理由があります。

この映画、この10人以外にもメインキャラが総勢19名登場するのですが、こいつらがそれぞれくっついたり別れたりベタベタカリカリやってるうちにいつの間にか2時間経っているという作品なのです。

とりあえず、僕は外国人の顔と名前がなかなか一致しないということもありまして、初回見終わった段階では19人の関係がまるっきりわかりませんでした。

ですので、一度相関図を描いて、皆さんにもわかっていただければと思います。



……この相関図を書くのに5日かかったんですが、完成してみるととてもそんな苦労するような代物に見えないところが悲しいですね。

違うんです! 映画に出てきてるけど名前がわからなかったり、あと人間関係がいまいち把握できなかったりして、そこらへんを調べるのに手間取ってしまったんです。


さて、そんな風に必死で作った相関図ですが、今回この映画を採り上げるにあたって、この相関図は特に必要ありません。

さらっと自分自身をへこませる発言をしてしまいましたが、事実なので仕方ありません。

相関図には大勢キャラがいますが、このうち当サイトで注目すべきなのは数人なのです。

そのうちの一人が、英国首相デイヴィッド。

秘書のナタリーに手を出すというところまでは、まあ良いとしても、訪英したアメリカ大統領がナタリーを気に入った素振りを見せれば、その後「アメリカとの友好関係は崩れた」と記者会見で発表するなど、微妙に個人的な感情を政治に持ち込んでいるように思えます。

さらに、ナタリーのことが好きだという自分の本当の気持ちに気付いた後は、ナタリーが住んでいるという街を訪ね一軒一軒ドアを叩いて回ります。

仕事してくださいよ首相。そら一応お供してきたボディーガードも呆れますよ。

とまあ実にファニーな首相なんですが、今回一番注目するのは彼ではありません。

相関図の中ほどに名前がある「コリン」です。

このコリン、とりあえず顔がイケてないのは仕方ないとして、それ以上に言動がヤバすぎます。

サンドイッチを運ぶバイトをしているときも、女性に配るときだけ、

“タマタマ”サンドです」

「かわいいキミにかわいいサンド!」

「おはよう。僕の未来の奥さん」

とセクハラ発言を連発。

シモネタと小洒落たジョークは違うんだぞ、と説教してやりたいですね。

万事この調子ですから、モテるわけがありません。

それでも、それを認めないのがコリン流です。

友人にモテないことを愚痴り、


「俺はなぜモテないのか」
「なぜ?」
「相手が氷のような英国女だからだ。陽気でさばけたアメリカ娘の方が付き合いやすい」

と、相手に責任を転嫁。さらに、


「アメリカへ行きゃ、女なんか片っぱしからナンパできる」

と、話を一気に飛躍させます。

当然、

「おめでたいな、コリン」

と友人にたしなめられますが、

「連中はキュートな英国なまりにヨワいんだ」

とますます妄想をエスカレートさせる始末。

確かにこの映画では色々な愛の形が描かれますが、これもまた愛の形?

その後、

「自覚しろ、お前はモテないブ男だ」

という友人の忠告も聞かず、

「違うね。アメリカへ行きゃ、俺はセックスの大魔神だ」

という名言を残し、とうとうコリンはアメリカへ本当に飛び立っていきます。

ちなみに、飛び立つ前の日、友人宅を訪れたコリンは巨大なリュックを見せびらかし、


「この荷物の中身が着替えと思うか? 残念でした! ぎっしりコンドームが詰まってる!


と頭の悪い自慢をしていました。

とことん救いがない男です。


なお、コリンが飛行場で残したイギリス最後の言葉は、

友「ボロボロで戻るぞ」
コ「そう、セックスのしすぎでね」
友「破滅に突っ走るのか?」
コ「セックス・ハイウェイを一直線だよ! さらば灰色の日々! アメリカよ、コリン・フリッセル参上! でっかいイチモツをぶら下げてね!」

……でした。

そんな彼がアメリカでどんな愛をつかむのか、それは皆さんご自身の目でお確かめください。



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