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【2006年8月28日】

今話題のあの漫画は果たしてテニプリの後継者となれるのか(少年ジャンプの気になる漫画、途中からレビュー) (レビュー)



テニプリが休載して以来、めっきりレビューすることもなくなった少年ジャンプ。

それだけテニプリの存在感が大きかったということなのでしょう。

……と思っていたら、最近妙にたくさんのリクエストをいただく漫画があります。

それが、「斬」

非常にシンプルなタイトルのこの漫画。

まだ連載開始から5週しか経っていませんが、「ケガしたはずの腕が次のコマでは完治している」といった神がかり的な展開を見せ、ある意味テニプリにも匹敵する内容として、初回からネットでは大騒ぎになっていました。

にも関わらず、僕がこれまで触れてこなかったのは、「斬」の本当の面白さに気付いていなかったからなのでした。

ということで、すでに「斬」をご存知の方には何を今さらという内容かもしれませんが、簡単にレビューさせていただこうと思います。


さて、この漫画を理解する上で必要な知識はさほど多くありません。

とりあえず、


● 「斬」の世界は、一般人が刀を持ち、「武士」と名乗る世界
● 決闘が認められている
● 主人公の“斬”は、超気弱で剣の腕もダメな普通の少年。
● ただしピンチになるとなぜかパワーアップする(少年誌のお約束)。


という点さえ押さえておけば大丈夫でしょう。


レビューは、主人公の斬がひょんなことから「忍」を名乗る男に因縁をつけられたところからスタートします。

手前が主人公。

そして奥にいるのが、敵の忍です。

相手は忍者らしく、手裏剣で斬に遠距離攻撃をしてきます。

しかし、斬は「ピンチになるととにかくめちゃくちゃ強くなる」というある意味最強のバサラ技を持っていますので、

放たれた無数の手裏剣を、手にした刀で難なく払い落とします。

これに驚いた相手の忍は、

「俺を本気にさせた奴は久々だ」

と言いながら変な構えを取ります。どうやら刀を納め、肉弾戦を挑むつもりのようです。

……どう考えても刃物の方が強いように思えますが、彼の理屈では、

「刀を使えば一太刀の最高速度はかなりのものになる…が…反面、刀が重い分その最高速度に達するまでに小数点以下の世界で時間がかかっちまう」

「しかし拳を使えば刀の重さもないし、とっぱじめから最高速度の一撃がくりだせるっつうわけだ!」

ということらしいです。

わかったようなわからないような……。

だったら最初からナックルでもつけてスピードと攻撃力を両立させればいいように思うのですが、それはまた話が違うのでしょうか。

というか、

こんな芸当ができる相手にスピード勝負って無謀すぎる気がするんですが……。

そんな僕の不安をよそに、拳一つで斬に飛びかかる忍の男。

彼にとって幸いなことに、斬はピンチの際に発動するスーパーパワーをいつでも使えるわけではありません。

あっという間にボコボコにされ、倒れ伏してしまう斬。

それを見た忍の男、

「今のでアバラの2・3本はイってるはずだ」

と勝利宣言。

僕はアバラが折れた経験がないのですが、骨折ですから相当痛いはずです。

しかし、ここからが斬の、いえ、杉田先生の本領発揮。


ゆっくりと立ち上がった斬……。

このピンチな状況が、ついに彼を解き放ちます。

スーパーサイヤ人化した斬に怖いものはありません。

忍の男が放った手裏剣も、またしてもあっさり弾き返し、

逆に忍の男にキズを作ります。

「このままじゃろくに動けねぇ」と慌てる忍の男。

しかし、斬もまたアバラが折れている身。これでやっと互角です。

……と思ったら、


!?





“杉田先生にとって骨折とは何か”と問いたい。




画像の出典:「斬」 杉田尚/集英社




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