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【2007年2月20日】

テニプリに「限界」という文字はない(少年ジャンプの気になる漫画、途中からレビュー)(レビュー)



先週、手塚VS千歳という変態対決がスタートしましたが、正直人間である我々には状況を把握することで精一杯で、とても試合を楽しむ余裕はありません。

それはテニプリのキャラも同じなのか、最後に大ゴマを使って再登場した跡部様も、

結局その後はろくに喋らず、人間であることの限界を噛み締めているようにも見えました。


さて、手塚と千歳が人外(じんがい)の者であることの説明を、ここで改めて簡単にいたします。

千歳曰く、

手塚や、立海の真田、リョーマなどが得意とする、人の技を無条件でパクることができるという誇りも何もない必殺技「無我の境地」の、さらにその奥にある3つの扉――

それこそが、「天衣無縫の極み」「百錬自得の極み」「才気煥発の極み」であり、並みのプレイヤーでは絶対にたどり着けない境地だというのです。

そのひとつ「才気煥発の極み」は、

何球目で勝負が着くかを瞬時にシミュレートして言い当てるという、トランプマジックみたいな技。

……よく見ると千歳の頭周りがキラキラ光っているのがわかります。少女漫画の王子様的キラキラ演出かと思いましたが、そうではなくて、「頭がすげーことになってるんだよ」という合図だったんですね。

そして、対する手塚は、「百錬自得の極み」の使い手。

簡単にいうと、「無我の威力を左手1本に凝縮して威力を高める技」ということで、よくわかりませんが、とりあえず「左手がすげーことになる」のでしょうか。

このように、改めて解説してみてもさっぱり理解不能な二人が激突するのですから、混戦は必至と言えるでしょう。


そして先週から今週にかけて、才気煥発の力で試合を有利に進めていた千歳に、手塚が静かな反撃を見せました。

「12球」と読んだ千歳に対し、「13球だ!」とやり返す手塚。千歳の「才気煥発の極み」は、この「何球で勝負が着くか宣言すること」だけがとりえみたいなものですから、もしこれで手塚の読みが当たるようなことがあれば、千歳は完全に立場とキャラを失ってしまいます。

しかしその後、無情にも千歳の読みは外れ、13球目は手塚のポイントに。

なんでしょうこの男、化け物でしょうか。

そう思っていたとき――

なんと、手塚の頭付近にもキラキラオーラが!

そう、手塚は「百錬自得」に加え「才気煥発」も使える男だったのです。

……この瞬間、千歳はテニプリに掃いて捨てるほどいる無個性キャラへの第一歩を踏み出したのでした。

だいたい、

「やれやれ 信じられんばいね……「才気」と「百錬」は共存出来んもんば思っとったい」

とか言ってる時点で凡人です。

テニプリで「●●出来ない」ということが、どれだけありえないことかは、皆さんもよくご存知ですよね。

千歳の敗因はただ一つ、自らの限界と同時に、テニプリの限界をも見誤ったことなのです。



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