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「カフェオレ・ライター〜誰も書かなかった映画レビュー〜」は、映画、漫画、ゲームから、管理人の私生活に至るまで、独自の視点で紹介するレビューサイトです。(基本的にネタバレ有)

 

【4月9日】

衝撃の“ボール真っ二つ事件”を検証する!(少年ジャンプの気になる漫画、途中からレビュー)(レビュー)



いよいよ死人が出るか!? とネット中を震撼させた前回のテニプリ。

超ウルトラ……ええと、もう名前を覚えてないですけど、金太郎の必殺技(推定威力:核爆発)を喰らったリョーマが、いったいどうなったのか? というところまででしたね。

今回の冒頭を見るに、金太郎の技で爆風が巻き起こったようですが、なぜテニスボールを打つだけで爆風が発生するのか、というメカニズムは永遠に解明されないことと思います。

そして気になるリョーマの生死は……というと、余裕で無事でした。

しかし、金太郎のナントカ山嵐は人ひとりを観客席まで吹き飛ばすほどの威力を秘めた波動球百八式よりもさらに威力の高い技。河村よりも体格の劣るリョーマが何とかできるとは思えません。

いったい、許斐先生はこの事態にどうオチをつけるのか……。

ドキドキしながらページをめくると、

「半分やんけ!」と驚きの声を漏らす金太郎の姿が。

……いったい何が半分なのかというと、

テニスボールが半分になっていました。

そうです。リョーマは、一直線に自分目掛けて飛んでくるボールを、半分に切ることで威力を殺したのでした。

半分になったボールの片方はリョーマのコートに。そしてもう半分は金太郎のコートに落ち、これによりこの一球勝負は引き分けとなりました。


……我々は、この勝負について前回からの一週間、様々な思いをめぐらせ、予想をしました。


ある人は「リョーマは死ぬよ」と言い、

ある人は「リョーマがさらに高威力の技で反撃して、金太郎が死ぬよ」と言いました。


しかしまさか、テニスボールを真っ二つにすることで引き分けに持ち込むとは……。

わかっていたことですが、ひと言申し上げたい。

予想できねえよこんなの!


というか、テニスの道具でもっとも破損しやすいのはまずガット(ボールを打つ面に張られている網)であり、次にラケット(割と簡単に折れる)です。

ボールを真っ二つにするのは、ハサミでゴリゴリやっても結構難しいと思います。


しかしまあ、否定してばかりでは人間は成長しません。

ここはひとつ、リョーマがどうやってボールを真っ二つにし、かつその半分を金太郎のコートに飛ばしたのか、という部分を検証したいと思います。


まず、ラケットでボールを真っ二つにするという点については、素人目には、

このように、ボールに対してラケットを垂直に当てるのが、もっとも斬りやすいように見えます。包丁で卵を切るのと同じ要領ですね。

わかりやすく上から見た図を書きますと、

こうなります。矢印は、ラケットの進む方向で、今ちょうどボールに向かっているところです。

このままボールにぶち当たると、

このように、ボールにラケットが食い込み、さらにラケットを進ませるとボールを切断できるわけですが……。

この方法で切断されたボールは、切断後もそれぞれ太い矢印の方向へと進んでいますから、片方だけが金太郎のコートに打ち返されるという現象は起こらないことになります。


では、どのようにすればいいのかというと、これはもうひとつしかありません。

このように、ボールの半分のところを、ラケットを水平にして打ち抜くのです。

普通のスイングスピードでは単なるミスショットですが、リョーマのスイングスピードは物理法則を無視したパワーを秘めていますので、

このようにボールに食い込み、削り取るようにして真っ二つにしてしまいます。どういうことかよくわからない方は、羊羹とヘラで試してみてください。

すると、

切断された片方は、そのままの進行方向を保っているわけですが、もう片方はラケットに押され、前方へと飛び出します(太い矢印がボールの進む方向)。

かくして、ボールは切断され、片方はリョーマのコートに、そしてもう片方は金太郎のコートに落ちたのです。


……アレですかね、こういう検証とかやってるからモテないのかな。



ともあれ、この一球勝負がきっかけで、リョーマはどうやら例の“天衣無縫の極み”に目覚めたようです。

波動球百八式とかナントカ山嵐とか凄まじい技の連続で、そういえばそんな設定だったことを今思い出しましたけど、それよりも、あれだけ準主人公的な扱いだった金太郎の役目が、まさかリョーマを目覚めさせるという、ただそれだけだったとは。

ボール真っ二つ事件より、そちらの方が衝撃です。

さて、来週からいよいよ立海大附属VS青学の決勝戦が始まりますが、今回が試合初登場となる立海大附属の幸村部長も、下手をすれば許斐先生の思いつきの犠牲者になりそうですね。

いよいよ終わりが見えてきたテニスの王子様。

最後まで僕たちは展開を予想し続け、そしてことごとく外してしまうことでしょう。


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