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「カフェオレ・ライター〜誰も書かなかった映画レビュー〜」は、映画、漫画、ゲームから、管理人の私生活に至るまで、独自の視点で紹介するレビューサイトです。(基本的にネタバレ有) |
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【10月28日】 これからはちょい悪オヤジじゃない、ちょいエロジジイの時代だ! 「世界最速のインディアン」ネタバレなしのライトレビュー(レビュー)
「世界最速のインディアン」は、世界最速に挑戦するため、ニュージーランドからライダーの聖地ボンヌヴィル塩平原を目指した実在の人物、バート・マンロー(アンソニー・ホプキンス)の挑戦を描いたロードムービーです。 ちなみにアンソニー・ホプキンスといえばレクター博士。バート・マンローの善良な瞳がいつ猟奇殺人犯のそれに変わるのかドキドキしながら見ていましたが、もちろんそんなシーンはなかったです。僕はおかしくないよ! レクター博士がトラウマすぎるんだよ!
映画の結末はネタバレになるため、実際に見ていただくとして、今回はどうすればバートのようなみんなに愛されるモテジジイになることができるのか、そこを追求していきたいと思います。
映画冒頭でのバートは、年金で慎ましい暮らしをしている老人で、近所からは少々煙たがられています。彼に心酔しているのは隣家の少年トムだけ。そのトムに、バートが立ち小便の良さを語る場面があります。 もちろん立ち小便をすればモテるというわけではありません! 僕「立ち小便は男のロマンだよ」 などという会話が成立するのであれば、僕は明日から小便を撒き散らしながら通勤するでしょう。しかしそれで待っているのは冷たい鉄格子 or 罰金であり、モテるも何もその前に人生が終わってしまいます。 そういうことではなくて、これはつまり世間の常識にとらわれることなく、好きなものは好きなんだ! と主張できる男がモテるということなのです。 つまり、魚よりも肉が好き、冬でもアイスコーヒーが好き、J-POPよりもゲームミュージックが好き……最後のは個人的な話でしたけど、とにかく自分の趣味嗜好をハッキリと言い切れる男になりましょう。
バートは老人です。年金で生活しているし、体にもガタがきています。しかし、エロの心だけは忘れていません。 僕らは老人と聞くと何となく「ああ、もう干上がってるんだな……」と思いがちですが、そうではないのです。それは老人に超失礼な話であって、たとえ歳をとっても男の頭はエロで占領されているものなのです。……多分ね。 しかし、それをなかなか表面に出せないのがシャイな日本人。ここはひとつ、バートのような爽やかなエロオヤジを見習ってはどうでしょうか。 映画が始まってすぐ、バートは郵便局に勤める女性をナンパ。あっさり成功して、パーティーに連れ出します。……このへんがもう、高校生のとき彼女の家に電話し、親父さんが出たことにびびって受話器を投げた僕とは格が違います。 また、ネタバレになるので詳しくは書けませんが、旅の途中でもバートの人柄に惹かれて近づいてくる女性は後を絶ちません。それに対して、据え膳食わぬは何とやらの姿勢で臨むバート……なるほど、それがモテる秘訣なんですね、納得です! でもそもそも女性が近づいてこない場合はどうしたらいいんですかね……!?
バートは貧乏です。ボンヌヴィルへ向かう旅も、仲間からのカンパや銀行からの借金で何とかスタートできたぐらいですし、アメリカに着いてからは物価の高さに驚くバートの姿を何度も見ることになります。まあ貧乏という点では僕も負けてはいないのですが、その貧乏を苦にせず自分の夢を追いかけるバートの姿は、とても純粋で輝いています。 そんな彼の愛車は、手作り感たっぷり。 隣家のトム少年から包丁を借りてタイヤを削ったり、廃品をバイクに取り付けて改造を施したり……世界最速を目指すには資金難すぎるのではないかと心配になりますが、そんな僕らの思いをよそに、彼は黙々とバイクを仕上げていくのです。 これぞまさに「あるモン使いなさいの精神」。飽食の現代にこそ、必要な心構えではないでしょうか。 また、旅先でもバートはマイペースそのもの。バイクをボンヌヴィルに運ぶための自動車も現地調達ですし、泊まるところなども行き当たりばったりで、出会う人たちの好意に甘えまくっています。同じことを僕がやるとただの図々しい空気の読めない男になってしまうのですが、そこは人柄に定評のあるバート。出会った人たちの心にするっと入っていくテクニックはさすがです。 この「現地で何とかなるだろうの精神」はさすがに僕には真似できませんが、ともあれこうしたバートの姿勢が人々を惹きつけ、共感を呼ぶのでしょう。
映画を見る際には、メインのシナリオ以外に、ぜひバートのモテっぷりにも注目してご覧いただければと思います。 |