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「カフェオレ・ライター〜誰も書かなかった映画レビュー〜」は、映画、漫画、ゲームから、管理人の私生活に至るまで、独自の視点で紹介するレビューサイトです。(基本的にネタバレ有)

【4月9日】

「サムライうさぎ」のバトル化が静かに進行中(少年ジャンプの気になる漫画、途中からレビュー)(レビュー)



ジャンプに、「サムライうさぎ」という漫画があります。

1周年を迎えたこの漫画をご存知ない方のために簡単にご紹介しておきますと、舞台は江戸時代、主人公は下級武士である伍助(ごすけ)で、ジャンプの漫画にしては珍しく既婚です。

とはいっても、妻の志乃ともども年齢は15歳なので、ただ単に既婚というだけで皆さんが期待するToLOVEる的なシーンは一切ありません。

それはともかく、かわいい絵柄とほのぼのした展開で順調にジャンプの中堅どころとしてのポジションを獲得していたサムライうさぎに、最近気になる点が目立つようになりました。

それは、バトル漫画への変化。

ご存知の通り、チビッ子はバトル漫画が大好き。そして読者のニーズを何よりも気にするのがジャンプ編集部ですから、ジャンプにバトル漫画が多いのは仕方のないことです。

しかし、もともとバトル漫画ではなかった作品の人気を上げるために、テコ入れとしてバトル物へ強引にシフトさせるのはいかがなものかと個人的には思っています。

……ということで、サムライうさぎにはぜひとも当初のほのぼの路線を突っ走ってほしかったのですが、いつの間にか見るからに悪人っぽい連中に目をつけられたり、彼らに対抗するため名うての刀鍛冶に武器を作ってもらったり、戦いに勝つために修行したり、チーム戦が始まったりと、気づけば立派なバトル漫画になっていました。

そして今週号、悪人チームとの中堅戦が始まったわけですが……。

伍助チームからは千代吉が登場。

今はいろいろあって伍助が経営する道場の門下生ですが、ちょっと前まではただの農民でした。

ちなみに相手チームは全員が極悪非道の脱獄者たちで、そこらへんの武士では歯が立たないレベルの猛者がそろっています。

気になる千代吉の相手は、

こいつです。

まさに自殺行為……どう考えても勝ちはないかと思われた勝負でしたが、試合開始直後、千代吉が手にした鍬(くわ)のような武器で地面をひと殴りすると、

ものすごいことに。

普通に掘ると3日ぐらいかかりそうな大穴ですが、この大技を千代吉は「そーっス!! この大穴もここが耕しやすい“柔らかい土”だったってハナシっス!!」と、超軽いノリで解説します。

たとえこの土がゼリーだったとしても、こんな大穴を一瞬で掘れるわけないのですが……。これがナナ菜(千代吉の故郷の特産品)パワーってやつでしょうか。

千代吉の勢いはもう止まりません。

続いて披露したのは、

地面に落ちている石を一気に弾いて攻撃する大技。

「石雨(いさめ)」という名前がついているあたり、これから定番の技になるのかもしれません。先ほどの大穴ほどではないですが、これもどうやっているのか原理はさっぱり不明です。

……と、ここまではまだ何とか納得できたのですが、僕がかろうじて持っていた「サムライうさぎは現実的なほのぼの新婚漫画です」という思いをぶっ壊した場面がこれ。


土の中から城が……。

これ、千代吉がこの試合中に、気づかれないように土を掘って造ったものらしいです。……引田天功でも準備に1週間はかかるレベルのイリュージョンだと思いますが、そういえば戦国BASARAでも竹中半兵衛が地面の中からぐりぐりと土を削って浮上してくる城を造っていましたので、時代物ではよくあることなのかもしれません。

ちなみに竹中半兵衛の一夜城は、

こちらの開始30秒でご覧いただけますので、ぜひどうぞ。


さて、この土の城を見てびびる敵(当たり前だ!)に対し、千代吉は「この風雲七菜城を攻め落とさない限り…お前に勝ち目はないっスよ!!」と、わけのわからない宣言をかまします。

攻め落とすも何も……いや、これ以上は何も言うまい。


これまで見てきたように一人で暴走する千代吉ですが、これに対しここまでは比較的常識的な戦い方をしていた敵がついにキレます。

土の城に登った千代吉に向かって、「…じゃあこの城を落とした最初の一人にはボクちゃんがなる。ふううううん!!!」と全身に力をこめて叫んだかと思うと、次の瞬間もうもうと煙が辺り一面に立ち込め……。


痩せました。




……来週から、サムライうさぎがこれまでとは違う意味で楽しみになってきました。




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