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【2008年8月4日】

「崖の上のポニョ」を見てきたのでとりあえず覚えている範囲で書くけど、すごく恐ろしい話でした(レビュー)



いま話題の「崖の上のポニョ」を見てきました。


前評判ほど面白くはなかっポーニョポーニョポニョさかなの子〜


あああ!

あの歌が頭から離れない!


とんでもない洗脳ソングを世の中に放ってきたスタジオジブリですが、今回はハウル以来の宮崎(親父)の新作ということで、とても楽しみにしていました。

さかなの子でとても愛らしいポニョと、人間の男の子でまだ5歳の宗介の心温まる交流を描いた本作は、となりのトトロにも似たほんわか物語に仕上がっています。


……ということに世間ではなっているようです。


しかし、それは真実か?


僕は言いたい。

ポニョは世にも恐ろしい物語である、と……。

今回はそのあたりを中心に若干のネタバレ(たぶん見る上でそれほど支障はない程度の)を含みつつ、覚えている範囲でレビューを書いていきます。細かいところは間違ってるかもしれないけど、まあそれもこれも最後に流れたあの歌のせいでいろいろ上書きされたってことでひとつ。


〜割と適当なあらすじ〜
崖の上の家に住む宗介は幼稚園に通う5歳の男の子。船長をやっていて家を不在にすることが多い父親と、老人ホームに勤務する母親との3人暮らし。そんな宗介は、ある日家出してきたさかなの子ポニョと運命的な出会いを果たす。宗介を一目で気に入ったポニョだったが、そんなポニョを連れ戻そうと、海の底から父親であるフジモトがやってきたのだった……。


さて、一見愛らしい姿をしているポニョですが、宗介と初めて出会ったときに彼がけがをして指から流していた血を舐め、魔力を手にしてしまうというシーンがあります。

その魔力も充分恐ろしいのですが、問題はそこではありません。

この事実からわかること……それはつまり、ポニョは人間の血が好物。

……無邪気ゆえに理性に欠けるポニョを放っておけば、いずれ宗介の住む町は屍鬼たちの住まうゴーストタウンへと変貌してしまうでしょう。


そしてもうひとつの恐怖は、宗介がポニョに餌を与えるワンシーンに隠されています。

「どんなものを食べるのかなあ……」と悩みながらハムをポニョに与える宗介。

すると、ものすごい勢いでハムに食らいつくポニョ

初めて食べるハムのおいしさに目覚めたポニョは、物語が進み、人間の女の子として陸に上がったあとも「ハムが好き! ポニョ、ハム食べるー!」と盛んにハムを要求してくるようになります。

ここで、「ああ、ジブリのハムはおいしそうだよねー」などとのんきに構えていてはいけません。

この事実からわかること……それはつまり、ポニョは肉食。


そうなんです、数々の事実がポニョの凶暴性を物語っているのです。実際、僕などはいつ宗介がポニョの最初の犠牲者になってしまうのかビクビクしていました。

しかもポニョが手に入れた魔力はすさまじく、嵐を呼び、町を一夜にして水没させてしまうほどのクレイジーな力を持っています。これが大げさな表現でないことは映画を見た人ならわかるはず……。

人の血の味を覚え、しかも肉食。天変地異を引き起こすほどの魔力を持ちながら理性や知能は見た目通り子供レベルという、いつ何をしでかすかわからないモンスターこそがポニョの正体だったのです……。


このポニョの恐ろしい力を止めるのが宗介の役目。

ポニョがモンスターなら、対抗する宗介も並の人間ではありません。

5歳児にしてモールス信号(っぽい何か)で海に出た父親と自在に交信するという天才児。しかも映画中に登場する女性を年齢問わず虜にしてしまうという天然のジゴロっぷりを見せてくれます。なんだこの5歳児に対する敗北感は……!

ちなみに僕が確認しただけでも、


・同じ幼稚園の女の子
・その女の子の友達
・母親が勤める老人ホームの老婆たち×3


5人もの女性が宗介に惚れ込んでいるシーンが確認できました。

しかも老人のうちの1人はツンデレで、宗介にしかデレません。

他に登場する女性は宗介の母親と、途中で出会う赤ん坊を抱いた女性(既婚)ぐらいなので、独身女性はほぼ全員宗介にイカれてしまっていることになります。

なんというモテ……! 将来の勝ち組……!

宗介!

てめえ!


合コン開いてください!



……ってことでこれから映画を見に行くという人も多いと思いますが、以上のような点に注意してご覧いただけると幸いであります。

では! (たぶんネットで一番ダメな感想)

 

関連レビュー:もしも「耳をすませば」の舞台が2008年だったら


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