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「カフェオレ・ライター〜誰も書かなかった映画レビュー〜」は、映画、漫画、ゲームから、管理人の私生活に至るまで、独自の視点で紹介するレビューサイトです。(基本的にネタバレ有)

 

【3月29日】





移転しました!

これからは「コーヒーライター ドットコム」という頭の悪そうなドメインでいくので、皆さんよろしくお願いします!



さて、移転すると客が減るというジンクスを吹き飛ばすためにも、サイトのクオリティはガンガン上げていかないといけませんね。



というわけで、今回は移転記念として、はるか昔に書いたレビューテキスト「耳をすませば」をリメイクしてお届けしたいと思います。

それではまずは前編からどうぞ。





スタジオジブリのアニメ、「耳をすませば」。

言わずと知れた名作ですが、今回はこれをレビューしてみることにします。

とにかく感動作品です。この感動を皆さんにもお伝えしたい。

そんな気持ちでレビューすることにします。



※ 当たり前のようにネタバレするのでご注意。




では、さっそく登場人物紹介です。

主要な登場人物を、僕の独断と偏見で簡単に紹介してみます。



−−−

月島雫=主人公・中学3年生・♀・妄想癖あり)

天沢聖司(中学3年生・♂・ストーカー

原田夕子(中学3年生・♀・雫の親友・そばかす)

杉村(中学3年生・♂・バカ)

天沢のおじいさん(地球屋という怪しげな店を経営)

ムーン(ブタみたいな猫)

バロン(猫の人形)

−−−


とまぁ、簡単に紹介してみました。

ちょっと独断が入りすぎた感もありますがだいたい合ってるかと思います。

あとは各登場人物の家族などが出てきますが、特に説明の必要はないでしょう。




さて、いよいよ映画スタートです。




「カントリーロード」の美しい旋律と同時に都会の街が映し出され、

どこにでもある光景、どこにでもある団地にカメラが移動します。

そしてそこに向かって、主人公である月島雫がコンビニから帰ってきます。


帰ってくるなり本を読み出すあたり、雫の偏屈ぶりが表れていますが、まあそれは置いといて、

雫が図書館で借りた本の図書カードには、必ず雫より先に、謎の男「天沢聖司」の名前があります。

普通に考えれば気持ち悪いのですが、そこは妄想癖のある雫。「どんな人何だろう・・・」と、図書カードを見ながら胸をときめかせているわけです。




      ホラー映画のような演出



そして翌日、雫は学校へ出かけます。学校はちょうど夏休み。

何をしに行ったのかというと、保健の先生に頼んで図書室の鍵を開けてもらうためです。

何せ雫は本オタクなので、夏休みが終わるまで待ちきれないわけですね。本屋に行けよと言いたくなりますが、そんな理屈は雫には通じません。



雫が学校へ着くと、親友の夕子が登場。

夕子「あ〜! しずくー! またこんなところにいた! 15分も待たせて、またそばかすが増えちゃうじゃない!」


登場するなりそばかすそばかすとうるさい夕子。

その後、保健の先生にも「そばかすを気にしすぎ」と言われます。

この瞬間、僕の中で「夕子=そばかす」とインプットされました。


ちなみにこの保健の先生、名探偵コナンと同じ声優さんです(4へぇ)。



そしてベンチで二人仲良く座り、雫が書いてきた歌詞をチェックします。

これはカントリーロードのオリジナルの訳詞で、どうやら謝恩会で歌うために用意したみたいです。

特に面白くないので、このへんは全部パスします。



そうこうしているうちに、夕子が雫に相談を持ちかけてきます。

なんとラブレターをもらったというのです。

この相談に、雫は「付き合ってみれば? それで嫌だったら別れる!」と、人事モード全開で適当な返事をします。

しかし浮かない顔の夕子。どうやら夕子には別に好きな人がいるらしいのです。

「誰?」と夕子に尋ねる雫ですが、その時、雫の友人の一人、杉村がグラウンドから声をかけてきます。

この杉村は、雫にバカを連発されるかわいそうな役回りです。

この瞬間、僕の中で「杉村=バカ」の公式が完成しました。



ところが、杉村の登場に予想外に慌てる夕子。どうやら、夕子の好きな人とは杉村のことだったみたいです。

うーん、青春ですね。バカとそばかすの恋を応援してやろうと思ったんですが、いかんせん彼らは脇役。僕の記憶からはすぐに消えてしまいました。



そして、夕子を送った後、借りた本をベンチに置き忘れたことに気づいた雫は、一人で学校に戻ります。

しかし、これは後でわかることなのですが、雫が置き忘れたのではなく、本は知らない間に盗まれていたのです。誰が犯人かはこの後判明します。



ベンチまで戻った雫。すると、ベンチに座って雫の本を読んでいる少年がいるではありませんか!





さぁ、いよいよ主人公その2、というよりも本当の主人公の登場です。



雫「あの…その本…」


少年「…ああ、これ、お前のか。ほらよ、月島雫」


そう言って、本を雫に渡す少年。


雫「あの、何で名前…」


少年が自分の名前を知っていることを疑問に思い、尋ねる雫。当然の疑問です。


そこで少年、振り返ってキザったらしく、




少年「さて、どうしてでしょう」(ニヤリ)



こっ…このガキ!

大人をナメるんじゃねぇ!!







…っと!

いけないいけない、つい興奮してしまいました。15歳相手にムキになっちゃいけないですね。

反省反省。

しかし登場からして嫌なやつっぷりを見せ付けてくれます、この少年。

で、多分こいつが天沢聖司っていうオチなんだろうなとか思いつつ、物語はさらに進みます。



さて、翌日、雫は図書館で働く父親に、お弁当を届けに行くことになります。


この雫、麦わらっぽい帽子をかぶってお出かけという、95年当時の15歳にしても信じられないファッションセンスなんですが、

まあジブリのファッションセンスのなさには昔から定評があるので、見て見ぬふりをすることにします。




          雫の私服姿



そして電車の中で、雫は太った猫に出会います。


電車に野良猫が一匹で乗っているというのもおかしな話ですが。



ここで雫、常軌を逸した行動に出ます。



雫「猫君…一人?」



なんと、猫に話しかけます。



雫「外、面白い?」

雫「どこまで行くの?」



当然猫は無視。





雫「おーい、答えてよぉ」



答えるわけないだろ!(ガンッ)(ちゃぶ台をひっくり返した音)




その後、猫は雫と同じ駅で降ります。



猫が気になるのか、図書館へ行くという目的を忘れて猫を追いかける雫。


もう立派な病気です。



そんな雫なんですが、猫を追いかけているうちに、知らない路地に迷い込み、そこで不思議な雰囲気の店を発見します。


猫につられるようにして店に入ると、そこはアンティーク雑貨を置いている店でした。

店内に客の姿はなく、神秘的な静けさが雫を包み込みます。

妄想狂の雫にはぴったりの店と言えそうです。



そこで雫は、バロン人形という猫の人形を見つけます。


雫「あなたは、さっきの猫君?


と、寝言をほざく雫。



こんな客がいたら、他に客がいても逃げ出すと思います。



と、店の奥から、



老人「やぁ、いらっしゃい」



多分、雫の狂った言動が恐ろしくて今まで声をかけられなかったんだと思いますが、この店の主人(推定年齢70歳)が登場。



アンティークの時計を見せてもらったりしているうちに、この老人と仲良くなった雫。

しかし、ここでやっと図書館に弁当を届けに行くという本来の目的を思い出します。

親父さんは娘を信じたばっかりに昼飯が食えなかったわけです。



が、罪悪感のカケラもない雫は、親父のことなどそっちのけで、

「ステキなお店が見つかった♪」と喜びます。ひどい娘だ。

と、なんと図書館の前まで来て、先ほどの店に弁当を置き忘れてきたことに気づきます。



まぁこれもさっきの本と同じで、置き忘れたのではなく誰かがパクったわけなんですが、それもまとめて後で判明します。



と、そこでタイミングよく例のキザな少年がチャリンコで登場。

ていうかタイミングよすぎます。何か陰謀の匂いがプンプンしてきましたよ。





少年「ほら、これ」


差し出す少年の手には雫の弁当が。



雫「あ…ありがとう…でも、どうして?」



当たり前の疑問です。



すると少年、キザに一言。





少年「さて、どうしてでしょう」(ニヤリ)



こ…! このガキが…! 一度ならず二度までも俺をコケにするか!!














※ 著者興奮中につきしばらくお待ちくださいm(_ _)m














…いかんいかん…危うくヤツのペースに乗せられてしまうところでした。



結局、少年の正体は謎のまま、夏休みは終了、2学期が始まったのです。

久しぶりの登校、そして無事に学期はじめのテストも終了。


と、思ったら、夜になって夕子から電話がかかります。

この映画の公開は95年だったので、まだ携帯電話は普及してなかったんですね。


さて、その夕子の呼び出しなんですが、会ってみると泣きはらしたひどい顔になっています。


どうやら原因は、夕子が片思いする杉村にあるようです。

この話題が出るまで、そんな設定はすっかり忘れていました。



で、その原因ですが、杉村が例の夕子に送られてきたラブレターの送り主と友達だったみたいで、早く返事をくれないかと催促にきたわけです。

好きな人にそんな話を持ち出され、すっかり傷ついたそばかす…じゃなかった、夕子は雫に泣きついてきたわけです。


「あいつ、鈍いから…」


と、天を仰ぐ雫。少しも慰めにはなっていませんが、ともあれ夕子も落ち着いたようです。



そして翌日、雫は杉村に呼び出されます。


セミの鳴き声だけが聞こえる静かな神社で、杉村が話し出します。

ここからが、この「耳をすませば」屈指の名場面です。



杉村「あのさぁ、原田(夕子)が急に泣き出してさ…」

雫「杉村さぁ、夕子は『どうしてあんたにそんなこと言われなくちゃいけないの』って言ったんでしょ?」

杉村「うん、だから野球部のやつに頼まれたって…」

雫「ちがーう! それって、あんたにはそんなこと言われたくないってことよ! この意味、わかるでしょ!?」

杉村「わかんないよ! はっきり言ってよ!」


と、開き直る杉村。やはりバカです。



業を煮やした雫が、ついに叫びます。



雫「もう! ほんっと鈍いわね! 夕子はね! あんたのことが好きなのよ!」


それを聞いて頬を赤らめる杉村。



杉村「え…? そんな…俺、困るよ」



雫「困るって…かわいそうなのは夕子よ! ショック受けて学校休んじゃったんだから!」



さぁ、ここで男、杉村。脇役の意地を見せます。




杉村「だって…俺、お前のことが好きだったんだっ!」




おおおお!

よく言った杉村!


しかし、脇役の悲しいサガか、あっさりふられる杉村。


ここで、僕は思いましたね。

もし、もしこの時、雫と例のキザな少年との出会いがなかったら、雫は果たして杉村の告白を断っていたのでしょうか。


もしかするとこの時、雫の心には既にあの少年がいたのではないでしょうか。


だとすると何という絶妙なタイミング!


そう、あのとき雫が本をベンチに忘れなければ…そして弁当を店に忘れなければ…あの少年と出会うこともなく、杉村と付き合うことになっていたかもしれないのです。




…ハッ!?









まさか…まさか全てが仕組まれていたとしたら…!?



よく考えてみろ!

あのキザな少年との出会いは、果たして偶然だったのかを…!






衝撃のサスペンス(?)レビューは後編へ続く!





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