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「カフェオレ・ライター〜誰も書かなかった映画レビュー〜」は、映画、漫画、ゲームから、管理人の私生活に至るまで、独自の視点で紹介するレビューサイトです。(基本的にネタバレ有)

ベースな人





バンドにおいて、ベースというのは主役を張れないポジションである。

ギターとボーカルでの弾き語りや、キーボード、ピアノなどのソロ演奏はよく見かけるが、ベースが単独で演奏されている姿をまったくと言っていいほど見ないのが、その証拠だ。

楽器を始めるとその真のかっこよさに気づくのだが、そうでない限りはなかなかわからない。

やはり、地味という印象があるからだろう。

実際、ベースは低音を奏でる楽器で、合奏の一番下を支える骨組みのような役割を与えられているのだから、どうしても音が地味になってしまうのは仕方がないのだ。

ベースギターと歌で一世を風靡したはなわでさえ、「佐賀県」がCDとして発売されたときには、ベース以外の楽器が加えられ、バンド風にアレンジされていた。

つまり、ベースという楽器は、世間的にそれぐらい軽視されている楽器なのである。

ところが、バンド演奏からこのベースだけを抜いてみると、急に音が軽くなってしまうことに気づくだろう。ボーカル、ギター、ベース、ドラムという基本の4ピースが合わさっているときにはわかりにくかったベースの存在感が、抜いてみて初めてくっきりと浮かび上がってくるのである。

いるときには気づかないが、いなくなるとその大事さに気づく。ベースとはそういう楽器なのである。

そしてこれを読んでいる貴方の私生活でも、きっとこういうタイプの人がいるはずだ。そこにいるのが当たり前すぎて気づかなかった大切さ。

ベースという、いぶし銀な楽器が持つ存在感を、改めて噛み締めてみるのもいいかもしれない。

その楽器(人)は、伊達に”ベース”(基礎)という名を与えられたわけではないのだから。





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