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「カフェオレ・ライター〜誰も書かなかった映画レビュー〜」は、映画、漫画、ゲームから、管理人の私生活に至るまで、独自の視点で紹介するレビューサイトです。(基本的にネタバレ有)

魔女の宅急便 レビュー 前編

※完全ネタバレ



一人の少女の旅立ち…挫折…そして成長を描くファンタジー名作、それが、

「魔女の宅急便」

今回レビューするのは、このジブリを代表する作品です。

※ ネタバレします。


物語の設定を見ていきましょう。

主人公であるキキは、13歳の魔女。

代々、魔女は、13歳になると人間界で一人暮らしを始め、一人前の魔女になれるよう修行するしきたりになっています。

キキもまた、そのしきたりに従って家を出ることに。

お供するのは黒猫のジジ。二人だけの旅立ちです。

ホウキにまたがって空を飛び、キキは一人暮らしをする町を探します。

このへんは面白くないのでサクッと飛ばしましょう。

なぜか「ルージュの伝言」という、夫に不倫された妻がテーマの歌が主題歌ですが、そこは見て見ぬふりをします。

さて、嵐に巻き込まれたりしながら、キキはついに自分にぴったりの町を見つけました。

それは、ヨーロッパの何処かを思わせる港町。

結構大きな町なので、家賃も高そうです。

ところが、着いて早々、キキの乗っているホウキが暴走。

このホウキは、出発の時、お母さんに「年季が入っていて使いやすいから」と、無理矢理渡されたものです。……それにしては使い勝手がよくありません。

公道をホウキで飛びまくっていると、さすがに目に余ったのか、警官がやってきて、

「街中を飛び回るなんて非常識だ!」

と怒られました。もっともです。

しかし、即座に「でも、魔女は飛ぶものです!」と、逆ギレするキキ。

言い訳としては、歌舞伎町で発砲して捕まり「でも、銃は撃つものです!」と言い訳するヤクザと同じレベルです。

が、そんな原始人の言い訳が、現代の法治国家で通用するはずもなく、

警官「住所と名前は?」

いきなりの事情聴取。

キキ「…家に連絡するの?」

渋谷で補導された家出少女みたいです。

そんなキキのピンチに、現れたトンボという少年がうまく警官からキキを逃がしてくれますが、

キキ「あなたに助けてくれなんて言った覚えはないわ!」

と、またしてもキレるキキ。

さっきから、なんてキレやすい少女でしょう。こういうのを野放しにしておくと将来ろくな国家になりませんよね。

さて、その後、キキは一人暮らししようと不動産へ行くも、保護者が保証人にならないと部屋は貸せないと断られます。

当たり前です。成人してても無職だと貸してもらえないんですよ。

ましてやキキは未成年ですから、当然です。

……新しい町へ到着して早々、いきなり家なき子になってしまったキキ。

ていうか、親もこのぐらいの事態は予測できるだろうと言いたいです。この時点で、親はキキに何のサポートもしてないことが判明しました。

どうやら、キキ自身は何も考えていないようですが、一人前になるための修行にしては過酷すぎると思います。

これは、親に見捨てられたということでよろしいでしょうか。

そうなると、キキは都会へ出稼ぎにきた労働者と同じです。


その後、ひょんなことから、町のパン屋さんと知り合ったキキ。

このパン屋のおかみさん(名前はオソノさん)が、キキの境遇に同情し、パン屋の仕事を手伝う代わりに、部屋と電話を貸してやるという条件を提示してきます。

このままではマンホールで暮らすことになるキキは、二つ返事でこれを了承。

しかしちょっと待ってくださいよ?

冷静に考えてこれはおかしくないですか?

いいですか、労働基準法では13歳を働かせるのは違法です。

おまけに部屋と電話つきで労働というと好条件に思えますが、ちょっと待った!

もしあなたが就職したとして、会社が、

「会社の寮と電話は引いてやるから給料なしね」

と言ったらどうでしょう。

おかしいでしょう。生活費とかどうするんですか。

……そうなのです。

好条件に見えた、このパン屋での住み込み丁稚奉公。

実のところ、キキは、オソノさんに、割のいい労働力として雇われてしまったのです!



そして、過酷な労働に耐えかねたキキは、ついにとんでもない事件を引き起こしてしまいます!


後編へ続く!




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