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「カフェオレ・ライター〜誰も書かなかった映画レビュー〜」は、映画、漫画、ゲームから、管理人の私生活に至るまで、独自の視点で紹介するレビューサイトです。(基本的にネタバレ有)

E.T. レビュー

※完全ネタバレ



皆さんは、この世で何が一番怖いですか?

殺人鬼? 幽霊?

ノンノン!(指を振りながら)

殺人鬼は人間ですし、幽霊だってもとは同じ地球の仲間です。

話せばわかってくれるかもしれません。

もっとも怖いのは、話が通じない生き物…

そう、宇宙人です。

今回レビューするのは、そんな宇宙人と地球人との戦いを描いた映画「E.T.」です。

人によっては(というか多くの人は)この映画を感動作だと思っているようですが、とんでもない!

僕が見たところによると、これはれっきとしたホラー映画です。

ではさっそくあらすじを見ていきましょう。




主人公はエリオット少年。

アメリカの片田舎で、母親と兄妹との4人暮らしをしています。ちなみに父親は別居中。メキシコにいるそうです。複雑な家庭環境ですね。

そのエリオット少年は、ある日、自宅の納屋(?)で、一匹の奇怪な化け物に遭遇します。

それが「E.T.」。

見てわかる通り、ものすごく不気味な容貌です。うちの実家近くでこんな生き物が発見されたら、間違いなく山狩りが始まります。

しかし、エリオット少年はこのモンスターを、あろうことか家に招き入れます。普通に考えてありえません。思えばこのとき既にエリオット少年の心は操られていたのでしょうか…。


さて、エリオット少年は、兄と妹にだけはこのE.T.を紹介し、母親にバレないように細心の注意を払いながら奇妙な同居生活がスタートします。

言葉も喋れず、あまり地球のことを理解しているとは言い難いE.T.に、エリオットたちは言葉や地球のことなどを一生懸命教えます。

これは危ない。知恵をつけたE.T.が地球を侵略しようと考え始めたらどうするつもりなんでしょう。

いや、もしかしたらE.T.はもうすでに地球侵略を考えている宇宙人が送り込んだスパイなのかもしれないのですよ…!



ところで、ここで異変が起きます。

なんと、何がどうなったのか謎ですが、エリオット少年とE.T.の心がシンクロします。

具体的にどういうことかというと、E.T.が感じたことや考えたことが、そのままエリオット少年にも伝わり、エリオット少年の行動がE.T.によって操られてしまうようになったのです。

その結果、学校でカエルの解剖の授業を受けていたエリオットは、突然カエルがかわいそうだと感じ、授業中に全員分のカエルをビンから出して逃がします。

原因は、このときE.T.が自宅で読んでいたマンガに書かれていた「HELP! HELP!」という台詞です。これを見るに、着実にE.T.が地球の言葉をマスターしてきていることがわかります。

エリオットの暴挙により、当然教室はカエルであふれかえり、パニック。

挙句の果てには、E.T.が自宅のテレビで見たキスシーンの影響で、なんとエリオットがクラスメイトの女の子に突然のキス。

もはやセクハラのレベルを超えています。空いた口がふさがりません。

E.T.め……! 居候の分際で迷惑かけまくりです。

そしてついに、恐れていた事態が起こってしまいます。

なんと、E.T.は言葉をマスター。

さらには機械の部品を集めて何かを作っているようです(後でレーダーだと判明します)。

ただの間抜けな宇宙人かと思っていたら、知らない間にどんどん知恵をつけてきています。このままでは地球が乗っ取られるのももうすぐなのではないでしょうか。

何も知らないエリオット少年…気づけ! 早く事態の深刻さに気づいてくれ!



そしてハロウィンの夜。

エリオットとE.T.は森へ出かけます。E.T.が造ったレーダーを使って何かをするつもりのようです(後で仲間を呼び寄せるためと判明します)。

もはやエリオット少年はE.T.に魂を奪われているので抵抗できません。

自転車にE.T.を乗せて走るエリオット。

…と、突然自転車が急激に加速します。もちろんE.T.の仕業なのですが、エリオットは悲鳴を上げるだけで何もできません。

恐怖の時がついにきた! モンスターを野放しにしていたツケです。

そのまま自転車はエリオットとE.T.を乗せたまま空へ!

空中を飛ぶ自転車にエリオットは歓声を上げますが、ちょっと待てと言いたい。冷静になれ!

いいですか、自転車を飛ばしているのはE.T.です。

それってつまり、E.T.のさじ加減一つでエリオットは死ぬってことですよ?

どうして誰もここをつっこまないのでしょうか。危険すぎます。確かに幻想的なシーンですが、現実的には死と隣り合わせです。

しかしエリオットにはまだ利用価値があると判断したのでしょう。E.T.はここでは何もせず、何とか無事に着地した二人は、森で一夜を明かします。

翌朝、心配する母親のもとへとエリオットは帰りますが、この寒いのに野宿してしまったことで、二人は病気になってしまいます。

おまけに母親にもE.T.の存在がバレてさぁ大変!



と思ったら、なにやら政府の関係者らしき集団がやってきます。

宇宙服に身を包み、ものすごく厳重な警戒です。これはアレでしょうか。地球防衛軍でしょうか。早く! 早くE.T.を倒してエリオットと地球を救って!


病気で動けないエリオットとE.T.を、即席の手術室で調べる防衛軍(?)の皆さん。

なんとここで、エリオットとE.T.の脳波グラフが完全に一致していることが判明します。

つまり、E.T.を殺せばエリオットも死ぬ……!


……待てよ……!?

まさかE.T.は、こうなることをあらかじめ予測していたのではないでしょうか……!?


地球に不時着 → 政府に追われる → 我が身の安全を図りたい → エリオットと同化することで自分を殺せばエリオットも死ぬという状況を作り上げる → 政府はエリオットのためにE.T.に手が出せない



な……なんという狡猾な生き物……!

やはりE.T.は危険すぎます! 今すぐ地球のために抹殺すべきでしょう!

しかしエリオットが事実上人質にとられているため、政府はE.T.を攻撃することができません。

おまけに、慣れない地球環境で弱ってしまったE.T.を助けるハメに陥ります。

攻撃できないだけでなく、あまつさえE.T.を治療しなければならないという屈辱……!

こうなることを見越しての「エリオット同化作戦」だったとしたら、E.T.の先見の明たるや、驚嘆に値するものがあります。



しかし、E.T.の病気は予想以上に重いものでした。

ついには力尽きてしまいます。

心配されていたエリオットは、途中からE.T.との同化が解け、無事生還します。人間にとってベストな結末を迎えることができたのです!

……と思ったら、政府関係者が油断している隙を狙って、E.T.が復活します。もしかしたら死んだフリをして様子を伺っていたのかもしれません。そして逃げ出すのにベストなタイミングで復活。とんでもない野郎です。

ここでE.T.は、仕掛けておいたもう一つの罠を発動します。すなわち、自分に向けられたエリオットの情を利用して、脱出を図ります。

復活したE.T.を見たエリオットは、政府の車を盗んで森へと向かいます。

そこには、ハロウィンの日にE.T.が設置しておいた、即席のレーダーがあるのです。そこまで行けば、E.T.は星から彼を迎えにやってきた宇宙船に乗って退却することができます。

このままでは形成が不利と判断したのでしょう。一旦星に戻り、地球で得た情報を分析して、次こそは地球を滅ぼすつもりです。

ここでE.T.を逃してはいけません。

地球防衛軍の皆さんは急いで後を追いかけますが時既に遅し。

やってきた宇宙船に乗って、E.T.は自分の星へと帰還します。

おそらく、地球で会得した言葉や医療技術や街の様子などを事細かに報告し、今度は総攻撃をかけてくるでしょう。

その模様は、「インデペンデンス・デイ」という映画で細かく語られることになると思うので、あえてここでは書きません。



しかし、あえてE.T.の続編を予想するなら……。



【E.T.2 予告】

あれから15年の時が流れ、誰もがE.T.のことを忘れようとしていた。

成人したエリオットは、大学時代の同級生と結婚し、一人の娘を授かる。

しかし、幸せに見えたエリオット一家を悲劇が襲う。成長するにつれて、エリオットの娘が不思議な力に目覚め、人類滅亡を画策し始めたのだ。

我が子の変貌に絶望するエリオット。

実は、幼い頃にE.T.と指先を触れ合ったことで、エリオットの体内にはE.T.の因子が流れ込んでいたのであった。

15年の時を経て、その因子は娘へと受け継がれ、今ここに人類とE.T.との混血である最強のモンスターが誕生した!

果たしてエリオットはE.T.と化した娘を止めることができるのか!?

インデペンデンス・デイを超えるスペクタクルアクションホラー大作『E.T.2』

Coming soon!




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