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「カフェオレ・ライター〜誰も書かなかった映画レビュー〜」は、映画、漫画、ゲームから、管理人の私生活に至るまで、独自の視点で紹介するレビューサイトです。(基本的にネタバレ有)

ヴァン・ヘルシング レビュー

※ネタバレ



今回お届けするレビューは、吸血鬼が、狼男が、画面中をところ狭しと暴れまわるモンスターアクション超大作「ヴァン・ヘルシング」です。

アマゾンの作品紹介には、こう書かれています。

『ドラキュラ、フランケンシュタイン、ウルフマン(狼男)、ジキル博士とハイド氏など、古典的な人気モンスターが一堂に会したアクション超大作。


うーん、すばらしい!

ドラキュラやフランケンといった人気モンスターたちは、これまでにも様々な作品で描かれてきましたが、一つの作品で競演するということはなかったはず。

きっと色々と大人の事情もあったのでしょうね。

しかし、僕たち少年はいつだって思っていたのです。


ガチンコで勝負したら、いったいどのモンスターが一番強いのか?


……こういうドリームマッチって、男のロマンですよね。

スーパーロボット大戦然り、K-1然り。

そして古典モンスター界にもついに訪れた決戦の時。

おおお……燃えてきましたよ!

ではさっそく見ていくことにしましょう。


ちなみに僕が好きなのはフランケンシュタインです。

なので、いちフランケンファンとしてこの映画をレビューしたいと思います! フランケンはどれだけ強いのかな? ワクワクしますね!


物語がスタートすると、そこは1887年のトランシルバニア。確かドラキュラの住む地方ですよね。

そこでは、ドラキュラの指示の元、何やら怪しげな実験が行われているようです。

どうやら、この実験で、ドラキュラは何かを造り出した模様……。いったい何を!?


……と思っていたら、ドラキュラの部下が「フランケンシュタイン博士!」と叫んでいました。

どうやら生み出されたのはフランケンシュタインのようです。

……え、何? フランケンがドラキュラに? ってことはフランケンってドラキュラより格下なの?

あまり信じたくない展開ですが、勘違いかもしれないのでスルーしましょう。

ここで舞台は1年後へ。

お尋ね者である主人公、ヴァン・ヘルシングの登場です。こいつは人間ですね。

登場するなり、いきなりジキル博士と闘い始めるヴァン・ヘルシング。ジキル博士もまた、古典モンスターの一人です。

なるほど、ここでとりあえずジキル博士が活躍するのかな?



……


…と思って見ていたら、普通にジキル博士はヴァン・ヘルシングにぶっ殺されました。

え、何、この扱いの軽さ。まだ始まって15分も経っていませんが…。

ジキルファンではないですが、ますます信じたくない展開になってきました。

何でしょう、これはモンスター同士のガチンコ最強決定戦ではないのでしょうか。すごい勢いでモンスターが消耗されています。


その後、ヴァン・ヘルシングはドラキュラを退治せよとの指令を受け、僧侶である友人のカールを連れて、一路ルーマニアへ。

そこで色々あって(すごい省略)、ドラキュラや狼男の強さを嫌というほど見せ付けられた後、ついに我らがフランケンシュタインの登場です!

主人公たちの前に姿を見せるフランケンシュタイン!

フランケンの攻撃!

……と思ったら、ヴァン・ヘルシングの反撃であっさりボコられます。

挙句の果てには、

何ですか? この命乞いを始めたしょぼいモンスターは……。

そしてその後フランケンはヴァン・ヘルシングに生け捕りにされ、ローマに運ばれることになります。

手錠をかけられ、馬車に閉じ込められたフランケンは、

「またおれを、さらし者にして苦しめる気か!」

と、必死で暴れますが、ヴァン・ヘルシングに普通に無視されます。弱者に人権はありません。


さて、ここまでのストーリーを軽くおさらいしておくと、ドラキュラはある目的のためにフランケンシュタインを欲しがっています。

しかし、ヴァン・ヘルシングがフランケンを捕まえて逃げたため、ドラキュラはこれを追走。激しい戦いの末、フランケンではなく、ヴァン・ヘルシングの仲間であるアナ王女を連れ去ります。

ヴァン・ヘルシングにアナ王女とフランケンシュタインの交換を提案するドラキュラ。それを受けるヴァン・ヘルシング。

完全にフランケンは物扱いです。彼の意思とか、そういうものは一切関係ありません。涙が出そうです。

その後、アナ王女を取り戻すも、フランケンはドラキュラに捕まってしまいます。

情けない格好で鎖に縛られ、運ばれていくフランケンシュタイン…。僕の大好きなフランケンシュタイン…いいところが一つもありません。

……次に登場したフランケンシュタインは、変な氷に閉じ込められて首だけ出していました。

ものすごくマヌケな格好です。深夜バラエティのコントみたいです。


そして最高にかっこ悪い場面は、橋から落ちそうになって、「助けてくれ!」と叫び、「死んでもらう」と拒否されると、「生きたいんだ」と必死に頼むシーン

「お願いですからもっとかっこよく撮ってやってください」と監督に言いたくなりました。

結局、ラストではいかだを漕いで姿を消すフランケンですが、なんかもう哀愁が漂いまくっていました。

さよならフランケン……次はもうちょっといい役でカムバックしてね。




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