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「カフェオレ・ライター〜誰も書かなかった映画レビュー〜」は、映画、漫画、ゲームから、管理人の私生活に至るまで、独自の視点で紹介するレビューサイトです。(基本的にネタバレ有)

スイミング・プール レビュー

※ややネタバレ


フランス映画の真髄を見せ付けた2004年度の傑作。それが「スイミング・プール」です。

ハリウッド超大作というわけではないので、知名度はそれほどでもないかもしれませんが、物語の奥の深さはハリウッドにも勝るとも劣りません。

今回レビューするのはこの作品です。

ご覧になってない方も多いと思われますので、簡単にあらすじを紹介しておきましょう。

小説家のサラが、あるとき出版社の社長に誘われ、南仏の別荘に執筆のため訪れる。しかし、肝心の社長はやってこず、代わりに姿を見せたのは社長令嬢のジュリーだった。

堅物のサラと違い、若くて奔放なジュリーは、サラに見せ付けるかのように毎晩違う男との逢瀬を繰り返している。

最初はそんなジュリーに抵抗を感じていたサラだったが、あるとき、彼女を題材に小説を書くことを思いつくのだった……。

という作品です。

さらにこの後、とある出来事が起こり、それが最後の大どんでん返しへとつながるのですが、そこは「スイミング・プール」最大の山場ですので、ここでの言及は避けておきましょう。

衝撃の結末を見たい方は、ぜひ自分の目で確かめてみてください。



……さて、サラはジュリーを題材にした小説の執筆を開始しますが、それにはまだまだ彼女の情報が足りません。

性格や生い立ちなど、調べるべきことは山のようにあります。

そこでサラはリサーチを始めるわけですが、作品に熱中する余り、段々と暴走し始めます。

手始めに、ドラクエの勇者様よろしく、こっそりとジュリーの手帳を調べたり、クローゼットを開けてみたりして、小説のネタを探し始めるサラ。

どう考えてもやっていることは思い切りプライバシーの侵害なわけですが、何とかジュリーに気付かれることもなく、小説は順調に進行しているようです。

これに気を良くしたのか、サラはさらにリサーチを続けました。

そして、ちょっとどうかと思われる出来事が……。



ある日、サラは中庭でジュリーの下着(パンツ)を発見します。

まぁ、こんなところにパンツを落とすジュリーもどうかと思いますが、それを普通に拾って自室に持って帰ったサラはいったいどういうつもりなのでしょう。

まさか……これもリサーチの一環? このパンツからわかるのは、ジュリーの体臭とか、その程度だと思うのですが。

その後、サラはパクったパンツを自室の棚に放り出すと、そのまま何事も無かったかのように執筆を開始します。

いったいパンツから何の着想を得たのでしょうか。もしかしたら他人のおパンツはアイデアを閃くために欠かせないアイテムなのかもしれませんね。

小説家の皆さん、困ったときはおパンツですよ!



しかし、サラのおパンツ作戦も長くは続きませんでした。

サラの部屋を訪れたジュリーが、棚に置かれた自分のパンツに気付いたのです。

「わたしのパンツ……どうして?」

と、もっともな疑問を口にするジュリー。

これにサラは、「拾ったのよ」と答えていましたが、パクった理由についてはノーコメントでした。

この変態行為には、ジュリーもさすがにドン引きしたのか、それまで高かったテンションが急激にダウン。当然と言えば当然ですが……。



ところで、何となく女優の美貌にごまかされた感がありますが、他人のパンツを盗むというのは、もうれっきとした変態行為ですからね。

例えばこれが男同士だったと仮定してみてください。……ほーら、鳥肌が立ってきたでしょう?

そんなわけで、全世界を驚かせたトリックが見所の「スイミング・プール」ですが、皆さんがご覧になる際には、ぜひジュリーのパンツに注目していただきたいと思います。




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