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「カフェオレ・ライター〜誰も書かなかった映画レビュー〜」は、映画、漫画、ゲームから、管理人の私生活に至るまで、独自の視点で紹介するレビューサイトです。(基本的にネタバレ有)

箪笥 レビュー

※ややネタバレ


最近、たくさんの韓国産ホラーを見かけるようになりましたが、そのうちのひとつがこの「箪笥(たんす)」です。

あらすじ(アマゾンより抜粋)を、簡単に説明しますと、

ソウル郊外の一軒家に、スミとスヨンという美しい姉妹が長期入院を終えて帰宅。しかし、継母は笑顔で迎えるが、姉スミは彼女を毛嫌いし、スヨンは怯えていた。その夜、実母の悪夢を見たことを発端に、その家で怪奇現象が次々と起こる…。

韓国ホラーを見るのはこれが初めてなのですが、なんといいますか、非常に邦画ホラーに似た雰囲気を感じました。

恐怖のシンボルとして箪笥という小道具を選んだり、ハリウッドのような直接的な描写ではなく視聴者の想像力を試すかのようにじわじわと恐怖を演出したり……そういった部分が非常に怖かったです。


……いえ……怖くなるはずでした。


しかし、姉妹、継母までは良かったのですが、物語中ではさして重要人物でもない父親の顔を見た瞬間、怖さも、そしてあらゆる伏線もストーリーもすべて消し飛んでしまいました。

なぜなら、この父親というのが、玉置浩二さんにそっくりだったからです。

それも「田園」というシングルCDを発売したとき(96年頃)の、プロモーションビデオで見た玉置浩二です。超限定的ですが、僕が初めて玉置さんを知ったのは「田園」のオリコンチャートを見たときだったので、その印象が今でも残っているのです。

「田園」といえば、セイセイホォ〜ホホホ、ホォ〜……ホホホォー(適当)というイントロで御馴染みの名曲です。

プロモーションビデオでは、田園というタイトルを意識してか、玉置浩二さん自ら麦わら帽子に泥だらけのTシャツという格好でギターを抱え熱唱。当時、玉置さんが有名な歌手だとは知らなかった僕は、「またとんでもないオッサンがデビューした!」と騒ぎ立てて恥をかいたものでした。

そんな玉置さんに、またこうして会えるなんて……僕はとても嬉しいです!

それでは物語を見ていきましょう。



……と言ったはいいものの、問題が二つあります。

まず、玉置さんはストーリー上、それほど重要な役ではないということ。

メインキャラクターは姉妹、継母、玉置さん(@田園)の4人ですが、おそらく一番どうでもいいポジションにいるのが玉置さん(@田園)です。

そしてもうひとつの問題は、ストーリー自体が複雑すぎること。

時間軸をズラしながら進行するというテクニックを使っているのですが、これがややこしくて一度見ただけではよくわかりません。

もちろん僕は玉置さん(@田園)だけに注目していたので、ストーリーなんて理解しているわけがないですよね!

そんなわけで、ネタバレするのもどうかと思いますし、差し支えない範囲で玉置さん(@田園)を追いかけることにしましょう。

最初に玉置さん(@田園)が登場するのは、冒頭で姉妹が帰宅した後のシーン。誰かと電話している玉置さん(@田園)を追いかけるようにカメラが移動しています。

映画を全部見ればわかるのですが、玉置さん(@田園)がまともにセリフを喋るのは、このシーンと、あと数えるほどしかありません。というわけで、ここはかなり貴重なカットですので、ご覧になった方は、ぜひ目を皿のようにして見といてくださいね!

その後は玉置さん(@田園)抜きでどんどんとストーリーが進みます。迫りくる恐怖……奇妙な家に隠された秘密……普通にシカトされている玉置さん(@田園)……。

悲しい。僕はとっても悲しいです。箪笥がどうとか言ってる場合じゃないですよ。もっと玉置さん(@田園)を出してください!

もしかしたら、余りにも出番が少ないことに拗ねた玉置さん(@田園)は、奥の部屋にこもってギターかき鳴らしながら石ころ蹴飛ばしたり、夕陽に向かって泣いているかもしれませんよ?(田園)

その後も、変な人影とかそういうのは出てくるのに、父親である玉置さん(@田園)はなかなか姿を見せません。玉置パパは、この家では変な人影以下の扱い……。

もっとかまってあげないと、そのうち仕事ほったらかして、自室で頬杖をつくだけの男になってしまうかもしれませんよ?(田園)



……そんな感じに、「田園」を知らない方には何を言ってるのかまったくわからない引用を出したところで、いい加減レビューを終わりたいと思うわけですが、ここを読んでおられる中高生(特に女子)の皆さんは、ぜひこれを機にお父さんを大事にしてあげてくださいね!

「箪笥」……それはホラーなどではなく、世の父親たちの悲哀を訴えるドキュメントムービーだったのです(玉置浩二プロデュース)。



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