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「カフェオレ・ライター〜誰も書かなかった映画レビュー〜」は、映画、漫画、ゲームから、管理人の私生活に至るまで、独自の視点で紹介するレビューサイトです。(基本的にネタバレ有)

トルク レビュー

※ネタバレ


今回レビューするのは、爽快な爆走シーンが話題を呼んだ「トルク」です。

といってもただのバイクムービーではありません。笑いあり、サスペンスありのすばらしい娯楽作品に仕上がっています。皆さんぜひご覧になってください。

あらすじらしいあらすじはないのですが……。

罠にかけられ、覚せい剤所持と殺人の濡れ衣を着せられて、FBIに追われているフォード。果たして彼は、自分の無実を証明することができるのか?

さて、この「トルク」は基本的にはおバカな映画なので、あまり真剣に見ると拍子抜けしてしまうかもしれません。

「リアリティ」とか「人間ドラマ」なんかを、この映画に求めてはいけないのです。例えば、時速100キロ以上でバンバンクラッシュしますが、死ぬどころかケガひとつしません。

もちろん、他にもツッコミどころは満載です。

例えば、映画中盤での、列車の上をバイクで走るシーン。

……既に、この時点で、常識ではありえないわけですが、話の流れから考えても、ここで列車の上に乗らなければならない必然性はまったくありません。

もし、監督に「どうして列車の上を走らせたんですか?」と尋ねたら、「そのほうがカッコいいっしょ!?」と、目をキラキラさせながら答えそうな気がします。要するに何も考えていないだけ。

さらに、この後、列車の上だけでは監督的に物足りなかったのか、車内を爆走。

このクレイジーな暴走を、主人公は後で振り返り、「やればできるもんだ」の一言で片付けていました。

……そういう問題ではないような気がします。



しかし、何と言っても一番クレイジーなのは、主人公を追っているFBI捜査官のマクフィアソン。

フォードを追いかける途中で、無関係の乗用車を2台吹き飛ばしますが、こいつもまた、「おっと失礼」の一言で済ませました。逃げる方もおかしければ、追いかける方もイッてます。

……フォードといい、このマッドな捜査官といい、何か大事なものが欠落しているのかもしれません。


最終的には、覚せい剤と殺人に関するフォードの無実が証明され、ハッピーエンドを迎えるわけですが、よく考えてみると、列車の上と中をバイクで走ることは罪には問われないのでしょうか(特に車内)。

日本では、列車を止めるだけで何百万円も支払うことになるそうですが、となるとフォードのやらかしたことは……。

もしかしたら、彼にとって本当の逃避行は、映画が終わった後からが本番なのかもしれませんね。




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