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「カフェオレ・ライター〜誰も書かなかった映画レビュー〜」は、映画、漫画、ゲームから、管理人の私生活に至るまで、独自の視点で紹介するレビューサイトです。(基本的にネタバレ有)

理想の恋人.com レビュー

※ネタバレ


インターネットから始まる恋愛映画として、まず最初に出てくるのは「ユー・ガット・メール」だと思いますが、今回レビューする「理想の恋人.com」もまた、ネット恋愛を描いた爽やかラブコメです。

簡単にあらすじをご紹介すると、

 

サラ・ノーラン(ダイアン・レイン)は、幼稚園の先生をしているバツイチの美しい女性。最近はデートもすっかりご無沙汰のサラだったが、姉妹が出会い系サイトにプロフィールを掲載してから一変、デートの申し出がたくさん舞い込む。

(パッケージ裏面より抜粋)


……とまあ、こんな感じです。

ちなみに相手役の男性の名前はジェイク。こちらも離婚歴があり、友人が勝手に出会い系サイトに登録したことがきっかけで、サラと知り合うことになります。

「ユー・ガット・メール」は、メル友が“たまたま”メグ・ライアンだったという、男性にとって非常に都合の良い夢物語でしたが、この映画もまた然り。

こっちは出会い系サイトに登録してみたら“たまたま”相手がダイアン・レインだったという、世の中の出会い系サイトユーザーを大いに勇気付ける映画となっています。

しかし、この映画はただのラブコメではありません。

サラとジェイクのロマンスは、実際にご覧いただければすぐわかりますし、おそらく皆さんの考えてる内容で間違ってませんので、省略します。

それよりも、一見すると出会い系サイトを理想化しているようなこの映画、実はよく見てみると、「ユー・ガット・メール」などよりもはるかに現実を直視した作品だったのです。


というのも、ジェイクと出会うまでにサラは色々な男性から猛烈なアプローチを受けるのですが、その男たちというのが、そろいもそろって変人ばかり。


例えば、「今年は17人とデートしたけど、全部2回目は無し。そのうち一人はレストランで“上着を預けてくる“と消えた人。信号待ちの間に車を降りた人もいた」とサラにひとしきり愚痴った後、突然号泣する男。

また、ひたすらサラに腕相撲を挑んでくる男や、初対面で「相手が18歳の女の子なら良かったのに。犯罪じゃないだろ?」という中年ロリコン弁護士、最初のボイスメールで犬の鳴きまねから始める男など、ロクなのがいません。

そして極めつけは、サラが最初に出会った最初の男性は、サラの親父(71歳)だったというオチ。

……もしメル友と待ち合わせして、自分の母親が現れたら、僕ならすぐさまその場で自害するね。

そんな体験を経て最後に出会ったジェイクは、熱すぎてウザいし、決して良い男ではないように思えるのですが、確かにこれまでのメンツに比べればすばらしい男性に思えます。


なるほど、出会い系サイトで本当に出会えるとすれば、それは変人と出会いすぎて疲れきった女性を癒す役目としてなのかもしれません。

出会い系サイトを通して、たった一人の素敵な相手とめぐり合えるとしても、そこに至るまでには99%の変人を乗り越えなければならないという試練が待ち受けていることを、どうか皆さんもお忘れなきよう……。


関連レビュー:ユー・ガット・メール




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