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「カフェオレ・ライター〜誰も書かなかった映画レビュー〜」は、映画、漫画、ゲームから、管理人の私生活に至るまで、独自の視点で紹介するレビューサイトです。(基本的にネタバレ有) |
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大賢人の実力を検証する!(ゲド戦記 レビュー) ※完全ネタバレ 監督が宮崎駿から息子である宮崎吾朗に移った話題作「ゲド戦記」。 今回はこのゲド戦記の主人公ともいえる大賢人ゲドの実力に迫っていきたいと思います。
その名はアレン。エンラッドの王子であり、父親である国王を暗殺して逃亡中の少年です。 ちなみになぜ父親を殺したのかという部分に関しては、映画ではあまり深く描かれません。原作を読めばわかるのかもしれませんが、とりあえずそこらへんはどうでもいいのでスルーします。
城から持ち出した剣で戦おうとするアレンでしたが、なぜか剣は鞘から抜けませんでした。あとでわかることですが、彼の持つ剣は特別な魔法剣であり、容易に抜けないよう封印されているのです。 狼の群れに追い詰められ、死を覚悟して目を閉じるアレン。 (ここが自分の死に場所か……) すると次の瞬間、弾き飛ばされたのは、アレンに飛びかかった狼の方でした。
彼を助けたのは、偶然通りかかった大賢人ゲドその人でした。 この出来事をきっかけに、アレンは大賢人ゲドと共に旅をするようになります。
公式サイトによると、大賢人は世界でもっとも偉大な魔法使いとのこと。ほほう……。 ということはつまり、ロトの紋章で言うと賢王ポロンですし、るろ剣で言うと比古師匠ですし、ナウシカで言うとユパ様でしょうか……んっ? 最後のはちょっとアレですけど、とにかく“すごく強い人”ということは間違いないはずです。 それにしては先ほどアレンを助けた魔法(?)は地味な威力でしたけど、でもこれからきっとすごい魔法をバシバシ見せてくれるに違いありません!
旅を続けるゲドとアレンが次に立ち寄った街は、ホート・タウン。 人身売買が行われ、麻薬が蔓延しているこの街で、アレンはテルーという少女と出会いました。 奴隷として連れていかれそうになっていた彼女をかばったばっかりに、アレンはウサギと名乗る男に拉致され、奴隷として売られてしまいます。 しかし、そんなアレンを救ったのはやはりゲドでした。 アレンが乗せられた馬車に追いついたゲドは、アレンの手枷を魔法で解除し、二人は事なきを得ます。
ふむふむ……まずは開錠の呪文、アバカムですか。まあ最初ですからこんなものでしょう。
そこで、少女テルーとの再会を果たしたアレン。しかし、テルーは命を大事にしないアレンに心を開きません。 そんなことをやっていたある日、ゲドが出かけた隙を狙い、ウサギがテナーの家へやってきます。 そう、彼はゲドのライバルである魔法使い「クモ」の部下だったのです。 クモの命令により、テナーをさらったウサギ。 帰宅したゲドは、これが自分をおびき寄せる罠だと知りつつも、テナーを取り戻すため、クモの館へと向かいます。 ちなみに、ゲドは留守にしている間、街へと出かけていたのですが、そこでウサギに見つかりそうになり、変身の呪文を使って事なきを得ていました。
まだまだ大賢人としての真価は見せていないゲド。しかし、これからはいよいよ戦いです。ゲドのすごさが堪能できるに違いありません!
うわー! さすがは大賢人のライバル! かなりヤバイ呪文ですよ! こうなったらゲド、メラゾーマやベギラゴンあたりで対抗しないと! 戸惑うゲドに、剣を携えて襲いかかるアレン。 これをかろうじてかわし、洗脳されたアレンを説得するゲド。 ……あれ? 魔法は使わないのでしょうか? 何か不穏な空気が漂ってきました……今、とても私……デジャヴを感じています。
なんと、クモの城にはゲドの魔法を封じ込める強力な魔法がかけられていたというのです。 え、ゲド? そんなの城に侵入した時点で気付けよ! というか、大賢人ならそれも魔法で何とかできるもんじゃないの!?
な、情けない……。 同じく地下牢に閉じ込められ、ゲドが助けにきてくれるのを信じて待っていたテナーからすればありえない話です。
翌朝には、ゲドとテナーの処刑が始まってしまう……それまでになんとしても二人を助けなければ! 二人は悲壮な決意を胸に秘め、ひたすらにゲドのもとへと急ぎました。 しかし時すでに遅く……朝日が昇り、いよいよゲドとテナーの処刑の瞬間がやってきました。 残虐なクモの提案で、塔の上から突き落とされることになったゲド。 しかし、ここまできても、まだゲドは何もできず鎖で縛られたままです。 もはやあのときのアバカムさえも使えない状態なのでしょうか。 マホトーンにかかった魔法使いほど使えないパーティーメンバーはいませんが、今のゲドは大賢人どころか初期のポップ以下です。
冷笑しながらアレンに死の魔法をかけるクモ。しかし、アレンは気合でその魔法に耐え、今まで抜けなかった魔法剣を抜き放ちます。
ついにアレンの呼び声に応え、その刀身を現した魔法剣……。 次の瞬間、放たれた一撃がクモを捕らえ、その腕を切り落とします。 絶叫を上げ、その場に崩れ落ちるクモ。 「おのれ……!」 と、呪いの言葉を吐くクモの姿が、みるみるうちに老婆へと変わっていくではありませんか。 そう、 それにしてもすさまじい魔法剣の威力です。 この剣、この技はもしや!?
アレンの強力な攻撃により、瀕死にまで追い込まれたクモ。 こうなれば、もはやゲドを封じていた魔法も解けたはず。 それなら! いよいよ大賢人の出番だ! そう思ってひたすら待っていたのですが、手枷が取れて自由になったゲドは特に何もせず呆然と戦いを眺めているだけでした。 ……ゲド……お前……。
力では敵わないと悟ったクモは、なんと近くにいた少女テルーを人質に取り、そのまま塔のてっぺんへと移動してしまいました。 これを必死で追うアレン。しかし、クモは足が速くなかなか追いつけません。 よし、今だゲド! 大賢人の出番だ! そう思ってひたすら待っていたのですが、ゲドは特に何もせずテナーに抱きかかえられるようにして様子を伺っているだけでした。 ……ゲド……。
そして次の瞬間、クモに首を締め上げられていたテルーの体から力が失われ、だらりと垂れ下がりました。 そう……テルーは死んでしまったのです。 これに、激昂するアレン。しかし、アレンの力ではどうにもなりません。 きた! ザオリクだゲド! 大賢人の出番だ! そう思ってひたすら待っていたのですが、ゲドは特に何もせず死にゆくテルーを見守っていただけでした。 うん、ザオリク……使えないのね……?
悲しみにくれるアレンでしたが、その彼の前でなんと、死んだはずのテルーがゆっくりと起き上がります。 死んでなかった? しかし、何か様子が変です。 テルーの目が、真紅に染まっています。 この目は……この目は!
そう、もともとテルーの中にドラゴンの血が眠っていたのか、それとも一度死んだことで何か不思議な力が働いたのか……そこは僕にはよくわかりませんでしたが、とにかく今まで最弱キャラと思われていた少女テルーが、ついに覚醒したのです。
ドラゴンとなったテルーから放たれた灼熱の炎が、クモを焼き……。
ついに、長く激しい戦いに終止符が打たれたのでした……。
魔法剣を操り、クモをあと一歩のところまで追い詰めたアレン。 ドラゴンへとその身を変え、戦いを終わらせた少女テルー。 非力ながらも、強い心で希望を捨てなかったテナー。
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