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マルコ米ワーナー、インドの映画「ハリ・プッター」を提訴
[ムンバイ 27日 ロイター] 人気映画「ハリー・ポッター」シリーズの著作権を保有する米映画会社ワーナー・ブラザーズは、新作映画に「ハリ・プッター(原題Hari Puttar: A Comedy of Terrors)」というタイトルを付けたインドの制作会社を訴えている。
ということで、ハリー・ポッターのパクリ映画として訴えられたのはインドの「ハリ・プッター」。製作会社は「内容は全然違うからOK」と反論しているとのこと。
上記の祭ぐらいは見逃してあげれば、と思いましたが、こっちは普通に商業作品ですからねー……。
ところで、ヒット作が出るとそれを意識したパロディ作品が登場するのはエンタメ業界では日常茶飯事。ある程度のパロディはネタ元が黙認したりすることも多いようです。
ということでハリー・ポッターのパロディ作品を調べてみたのですが、これが意外と少ない。僕の探し方がまずいだけかもしれませんが、ハリー・ポッター権利サイドはけっこうシビアに権利関係を管理しているのかもしれません。
とりあえず見つかった作品を紹介していくので、これ以外にもあったら教えてくださいね(Amazonへのリンク等は張らないので、欲しい方は自力で探してね)。
ではまず、堂々とパロディであることをうたっているこちらの作品。
ハニー・タッカーと魔法の対決
一見ただのパロディですが、内容の方は「イギリスの魔法学校から日本にやってきたハニー・タッカーが陰陽道の友達と組み魔法対決」ということで、本家よりもさらにカオス。なぜよりにもよって陰陽道をチョイスしたのか、原作者とぜひ酒でも酌み交わしながら語り明かしたいところです。……個人的にはハリー・ポッターよりこっちの方を読んでみたいと思いました。
これが予想以上に好評だったのかどうかは定かではありませんが、なんと続編が登場。
ハニー・タッカーと命の水晶
……一作目の表紙と比べると、描かれている女の子のポーズがコピーのごとく同じなのはご愛敬です。こっちは映画化しないのかな? 魔法VS陰陽道とか、B級映画マニアには垂涎ものだと思うのですが。
そしてハリー・ポッターには他にもパロディシリーズが。
バリー・トロッターと愚者のパロディ
もう自分でパロディって言っちゃってるところがなんとも潔し。主人公の雰囲気からして、先ほどのハニー・タッカーシリーズよりももっと直球なパロディ作品みたいです。インドの「ハリ・プッター」がダメでこれがOKという理由がよくわかりませんが、映画と小説の権利上の違いなのでしょうか。
で、なんとこれにも続編が。
バリー・トロッターと誰も望まない続編
「誰も望まない」……ってアンタ……。曲りなりにも本家を意識していた一作目と比べると、こっちは表紙からしてもう似せる気ゼロ。ケーキと旗と左にいる謎の生き物と……ツッコみきれんわ!
そして、本記事更新後に、たんざくさんから情報メールをいただいたので追記(ありがとう、たんざくさん!)。
パリー・ホッター おちこぼれ少年魔法使い危機一髪!
なんと、「ハリー・ポッター」の半濁点を入れ替えただけという超お手軽ネーミング! もはや隠すつもりはナッシング! 何が危機一髪って、タイトルが一番危機一髪ですよね。ついでに後ろにいるロンとハーマイオニーのパチモンらしきキャラも良い味出してます。しかしなんといっても注目すべきはハリー……じゃなかった、パリー君が水晶で見ている映像でしょう。本家ハリー・ポッターファンの子供がこの本を見つけてうっかり勘違いしたら、ショックを受けて反抗期に突入してしまうかもしれないので、ちょっと自重しろハリー! ……じゃなかった、パリー!
さらにこんなメールをいただきました(お名前は無記入)。
手元に資料が残って無いのですが、
「バリー・ホッダーと賢者の石〜前貼り保田の大冒険シリーズ〜」
※成人向け 作:城爪草
などと言うアレなエロ漫画が、ポプリクラブ2002年2月号に掲載されていたはずです。内容はあまりにもアレなのでもし資料が手には入ったら是非ご自分の目でお確かめを。
前貼り保田……? もはやここまで来るとなんでもありですね。ハリー・ポッターのタイトルって改変しやすいのかもしれません。
そしてさらにこんなメールが(お名前は無記入)。
「最'新'絶叫計画」という映画では、「ハリー・ポッターと大麻の樹脂」というヤバ過ぎるパロがあります。
ヤバい! それは確かにヤバい!
続いてのメールは、
ポッターのパロですが、私の知る限り柳家喬太郎氏の新作落語で「鍼医堀田とケンちゃんの石」、「鍼医堀田と緻密なヘア−」と言うものがあります。 何でも名人の鍼灸医が、尿道結石を治療したり、深く植えすぎて失敗した植毛を治療する話だそうで。(未確認歩行物体さんより)
ハリー・ポッターブームはいつの間にか落語の世界にまで入り込んでいたのですね。それにしても鍼医堀田とかもう……語呂を合わせるためだけに無理しすぎです。何となく「愛羅武勇」を思い出しました。ハリポタパロなのに内容は尿道結石治療とか、まったく本家と関係なくなってしまっているところがまた良い感じですね。
ちなみにパロディといえば、あまり大きな声では言えないのですが、アダルトビデオ業界が有名です。「パイパニック」や「ハメナプトラ」といったしょうもないタイトルは、ネットを徘徊していればよくネタになっているので一度は目にしたことがあるはず。
もちろんハリー・ポッターシリーズにも、あります。
※18禁なのでモザイク
エロー・ポッターとヴァギナガンの囚人
……こっちの方がどう考えてもイメージダウンだと思うのですが、ワーナー的には「AVはまた別」なのでしょうか。どうでもいいけど、個人的にエロー・ポッターというタイトルは「パイパニック」あたりと比べるとひねり度もいまひとつで、あまり面白くないのが残念ですね。
ということでハリー・ポッター関係のパロディを紹介してきましたが、今回ニュースになったインドの「ハリ・プッター」サイドは、IANSの電話取材に「ストーリーは全然ハリー・ポッターと違うから!」と答えているそうです。
「作品自体は家族で楽しめるコメディーで、ストーリーも“ハリー・ポッター”シリーズとは似ても似つきません。
“Hari Puttar”制作については1年半も前から話題になっていました。
いとこと家で留守番していた少年が、侵入してきた2人の泥棒に立ち向かっていく姿を面白おかしく描いた作品なのです」
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