【2011年10月26日】
佐賀市が作った環境学習ページのデジタル絵本にナチュラルな狂気を感じる
タレコミをいただきました。
何でも
佐賀県佐賀市が作成した環境学習ページがすごいことになっているとのことで、気になるのでさっそく見てみましょう。
ページを開くとまず目に飛び込んでくるのがこちら。
……「そんなにすきじゃない人は〜」あたりの言い回しに何か引っかかるものを感じますが、これ自体は特に何の変哲もない子ども向けの学習ページに見えます。
では下にスクロールしてみましょう。
ん?
なんだろう、このバナーから
そこはかとなくただよう狂気は……。
どのキャラも明らかに
行政のページにいてはいけないタイプの目つきをしているわけですが、本番はここから。
ためしに
「デジタルえほん」をクリックしてみましょう。
すると別ウインドウが立ち上がり、デジタル絵本がスタートします。
……3人並ぶと、
さらに狂気が増幅している気がします。
どうやらこの絵本では「エコ」をテーマにした子ども向け(?)のお話が収録されているようです。
では少しだけご紹介しましょう。
今回のお話のサブタイトルは
「エコッこくん VS ポイ捨てエコたろう「バーゴナイザーをぶっ放せ!!の巻」。
……
それなりに長文で説明しているのにまったく内容が予想できないところがすごいと思います。
どうやら緑髪の女の子は
リサちゃん、侍みたいなのが
水切りエコ侍、黄色の変な生命体が
エコッこくんという名前のようです。ここまで
キャラデザにも名前にも一貫性がないと逆に清々しいですね。特に水切りエコ侍とエコッこくんのキャラデザは、
行政のウェブサイトに登場するにはギリギリのラインだと思います。
おや、水切りエコ侍が空を飛ぶバルーンに気づいたようですよ。
そんな水切りエコ侍の発言を
「いつ見てもバルーンは素敵ね」の一言で流し、
唐突に別の話を始めるリサちゃん。
その「おかしなこと」とは、
佐賀のみんながゴミを出す日を守らなかったり缶やタバコをポイ捨てしたりしているということでした。物語の展開上しかたないとはいえ、
さらりとディスられる佐賀市民の皆さん……。
犬のうんこを片付けない佐賀市民の皆さん。
……いえ、もちろんこれらはすべて
「おかしなこと」なのです。「おかしなこと」なので
本当はそんなことないのであります。ハイ。
さて、そんな風に佐賀市民のみなさんがおかしくなってしまったのは、ある
黒幕のせいでした。
怖っ……!
何これ怖っ! 子ども泣くわ!
何の脈絡もなく突然登場した悪の親玉、ポイ捨てエコたろう。果たしてリサちゃん、水切りエコ侍、エコッこくんの3人はポイ捨てエコたろうを倒し、佐賀市にエコな生活を取り戻すことができるのでしょうか――。
ということで、この後も
さらに狂気に満ちた展開が続きますので、後は公式サイトでご覧ください。
……で、他にも佐賀市の環境学習ページには色々なコンテンツがあり、
たとえばこちらの、
「うおうおパズル」という
メルヘンな名前とのギャップが激しいリアルな魚のジグソーパズルや、
佐賀トンボ研究会が監修した佐賀市内のトンボマップという、ものすごくニッチなところを突いたマニアックな情報や、
※僕の環境ではなぜか始められませんでした。
「エコっこくんのエコたたき」という、何となくどういうゲームかは想像できるものの、
そのタイトルは色々誤解を招くんじゃないかなと言いたくなるものまで、本当にたくさんのコンテンツがずらり。
佐賀市民の皆さんも、そうでない人もぜひ一度ご覧いただければ幸いです。
なお、個人的には
デジタル絵本の続編を期待しております。
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関連リンク:佐賀市の環境学習ホームページ
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