【2013年5月19日】
ブラウンの新型シェーバー「クールテック(Cool Tec)」の体験会に行ったら、予想外のところに驚かされた話。
「ブラウン」というドイツのメーカーがあります。日本では電気シェーバーや電動歯ブラシなどが有名ですよね。TVCMでやっていた「モーニング・レポート」は覚えている人も多いのではないでしょうか。
ブラウンの電気シェーバー、実は僕もかなり昔から愛用していまして、現在は数年前に購入した「シリーズ7」の初期モデルを使い続けているのですが、そんなブラウンさんから4月に発売された新型シェーバー
「クールテック」(Cool Tec)のメディア体験会にお誘いいただきました。
いつもだとこういうのはどこかのメディアのライターとして行くのですが、今回は驚いたことに「カフェオレ・ライター」としての参加です。
たしかに「レビューサイト」を名乗ってはいますが、
家電のレビュー記事などほとんど書いたことのないうちがなぜ……まさか
「BL」とブラウンを間違えた!? いやでもブラウンなら
「BR」だしな……。
などと首をひねりながらも、面白そうなことにはひと通り首をつっこむことが信条なので、とりあえず参加することにしたのでした(※ちなみにこの体験会は3月に開催されました。レポートが遅くなってすみません……!)。
ブラウンの新型シェーバー体験会がスタート。
もうテレビでCMをやっているので今さらですが、こちらが新型シェーバー
「クールテック」です。ブラウンのシェーバーはブラックとシルバーを基調にしたデザインなのですが、今回のカラーはさわやかな青(ブラックver.もありますが)。これは珍しい。
なぜ青なのか。その前にまずはこれまでの電気シェーバーの問題点をおさらい。
肌が強い人にはピンとこないかもしれませんが、電気シェーバーは肌への刺激がけっこうあります。高速で回転するモーターを肌に押し付けるわけですからね。
なので肌が弱い人は毎日は剃らないようにしたり、剃った後に冷水で熱くなった肌を冷やしたり、電動ではなく安全カミソリを使ったりしています。それでもヒリヒリするんですけどね……。
今回、ブラウンが目をつけたのはここ。
高速で回転するモーターが接することで肌が熱を持ってしまい、ヒリついてしまうというのなら、
シェービングすると同時に肌を冷やして熱をとっちゃえばいいじゃん! ……という
力技的な発想から生まれた新型シェーバー、それが「クールテック」なのです。
体験会なので、今回はこの「クールテック」を実際に体験できることに!
だったら剃り比べてやろうと、
自前のシェーバー(左)を持ってきました。本当に普段使っているやつです。
さらにこの日のために
普段は生やさないヒゲをがんばってたくわえてきましたよ!
どうですか!? ブラウンさん! この気合い!
担当者「そ、そこまでされるとは思いませんでした……」
あれっ?
なんかちょっと引いてない?
……いやまぁ、それはいいか。さっそく試してみましょう。
まずはクールテックで剃り剃り。
あっ。
本当に冷たい! なんだこれ。
担当者「実はこういう仕組みになっています。『ヒートシンク』で熱を閉じ込めて、『サーモエレクトリッククーラー』で肌から熱を除去します。今、冷たいと感じられたのは、シェービング中に肌に触れて熱を取り除く『クーリングバー』ですね」
なるほど……。
とりあえず半分だけ剃りました。
じゃあ次は普段使っているやつ。
熱っ。
さっきのがやたらと冷たかったせいで、いつもよりよけいに熱く感じてしまいます。
だんだんめんどくさくなってきたので両方いっぺんに使ってみました。
右顎は熱いのに左顎は冷たいという、人生で初めての感触を味わうことができました。
試してみる前は、ヒゲを冷やすと剃りづらくなるんじゃないかと思いましたが、意外にちゃんと剃れてます。といっても、体感だと剃れる量については今までと変わらなかったので、「これに変えたら今までのシェーバーよりはるかに深剃りできるようになりました!」ということにはならなそう。よって現在すでにブラウンのシェーバーを使っている人が買い換える場合の判断基準は、
「肌を冷やす」機能が欲しいかどうかの一点ですね。
体験会では、
「どれくらい冷たくなるのか」をサーモグラフィーで検証するという実験も行われました。
自分の顔の表面温度がテレビに映し出されるという不思議な体験。
塗り絵みたい。
明らかに他と比べて緑色になっていることがわかります。温度が高い部分は赤くなるので、やはりクールテックを使うとかなり温度が下がるようです。ほー。
……といったところで、結論としては、
・クールテックの肌を冷やす機能はガチ
・剃れる量などについてはこれまでの製品と特に変わりなし(体感)
・肌が熱くなったりヒリヒリしたりするのを軽減したい人におすすめ
という印象でした!
さて……ん?
あのー、さっきから気になっていたんですが、
部屋のはしっこにあるアレ、何ですかね……?
担当者「よくぞ聞いてくれました! 先ほど、イメージ画像をご覧いただきましたよね」
ああ、氷にシェーバーが入ってるやつですね。
担当者「これはドイツのブラウン本社から送られてきたもので、CGで作られた画像なんですよ」
でしょうね……氷の中にシェーバー入れるとか無理っぽいですもんね。
担当者「そのイメージ画像を本物の氷で作りました」
!?
えっ!? プラスチックじゃないの!?
担当者「いえ、本当に本物の氷です。触ってもいいですよ」
どれどれ……あっ、冷たっ!
マジで氷やん……。
どうやってるのかさっぱりわからんけど、氷の中に氷のプレートが入ってるし……。
ん? 待てよ。氷ということは。
とけてるーーー! 氷がとけていってますよーーー!
担当者「はい。実はこのオブジェ、今朝完成したばかりで、それからどんどん溶けています。もう朝からだと一回り以上小さくなったので、夕方くらいには危ないんじゃないかと……」
冷静に言っとる場合ですか!
というか、何ですかこれ。ドイツから「氷で作れ」とか命令されたんですか?
担当者「いえ、違います。ドイツのスタッフにはまだこれを作ったことは言ってません」
え、じゃあなんで?
担当者「……勢いです」
……。
まさか
新型シェーバーの体験会で日本の製氷技術の高さに驚かされるとは思いませんでした。(※日本の製氷技術は世界トップクラスらしいです)
すっかり何の記事だかわからなくなりましたけど、とにかくそんなわけで、ブラウンの新型シェーバー「クールテック」、肌のヒリつきにお悩みの方は、検討してみてはどうでしょう。
ブラウンさん、貴重な体験、ありがとうございました!
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