【2014年8月17日】
これは予想外だった……シルキーポークのキャンペーン漫画「4人のブタ」に衝撃のBL展開が!
スーパーの精肉コーナーに謎のイケメンキャラが出現したとしてTwitterで話題になっています。
こちらが発端となったツイートと画像。
たしかに、豚肉のパッケージには、乙女ゲーに出てきそうなイケメンと
「このブタ買ってくれたら、キスしてやるよ。」のセリフが……。
なんでそんな上から目線なんだとか、そもそも
キスのハードル低くね? とか色々言いたいことはありますが、それはともかくこのシールはいったい何なのか。
実はこれ、住商フーズが展開する
「四元豚 シルキーポーク」のキャンペーンとのことで、月末から全国で販売されるのだそうです(現在は関東の一部店舗のみ)。
で、パッケージのキャラクターは、キャンペーン用の
特設サイトに掲載されている
シルキーポークをテーマにした漫画の登場人物なのだとか。
……またえらくピンポイントなテーマですが、その漫画を読んでみたところ
衝撃の展開が待っていましたので紹介したいと思います。
まず、こちらがシルキーポークのキャンペーン特設サイト。
「4人のブタ」というのが漫画のタイトルですね。
豚肉のキャンペーンなんだから、てっきりシルキーポークができるまでを描いたドキュメンタリーか、もしくはグルメ漫画なのかと思いきや、
イタリアの富豪ポルコ家に先祖代々語り継がれている謎を解き明かす本格派ミステリーでした。しかも、やっつけの企画ではなく、
作画もストーリーもきっちり作りこまれていて面白いです。なんなのもう。
連載は全10回で、現在は第三話まで公開されていますが、一話がだいたい
30ページ近くあり、連載が終了したら
余裕で単行本が一冊できてしまうレベルのボリュームです。これはむしろぜひ、単行本化していただきたいと思います。
さて、内容の紹介に移りましょう。
※第一話:ポルコ家の伝説より(以下同)
物語の主人公はイタリアで養豚農家を営む富豪、
シルキー・ポルコ。
ポルコ家には代々、
「"しあわせの豚"をさがす」というミッションが語り継がれており、その謎を解き明かすためのキーワードが
「4人のブタ」と呼ばれる存在でした。
いったい「4人のブタ」とは何なのか。人なのか豚なのかすらわからない手探り状態の中、シルキー・ポルコは手掛かりを求めて日本へと旅立ちます。
……とまぁ、ここまでは普通に「面白いな〜」と思いながら読んでいたのですが、
ある日本人男性との出会いの場面で、
思わずページをめくる手が止まってしまいました。
日本人シェフ・
晴海光太郎との運命の出会いのシーン。
光太郎を一目見たシルキー・ポルコのリアクションが……。
BLじゃないですか。
しかも両思いじゃないですか。
……えっと、別に
シルキーポーク自体はBLとは何も関係ないはずですので、つまりこの展開は
企画の担当者、または作者の好みによる味付けという理解でよろしいでしょうか。
だとしたら、とてもすばらしい味付け(豚肉だけに)だと思います。
物語の方は第二話からさらに加速。
動物の言葉が理解できる少年・チェスターホワイトも登場し、「しあわせの豚」の謎に迫っていきます。
果たして「しあわせの豚」とは何なのか。チェスターホワイトが持つ驚きの能力と、彼の真の姿とは……。
謎が謎を呼ぶグルメミステリー「4人のブタ」、
シルキーポークのPRになっているのかはさておき、今後の更新が楽しみです。
関連リンク:4人のブタ
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