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【2014年12月31日】

「新テニスの王子様」 このシーンがすごい!2015



先日はイベントにお越しいただきありがとうございました! おかげさまでたくさんの方と楽しい時間を過ごすことができました。

来年もどうぞよろしくお願いいたします。

さて、今回はイベントで発表した「2014年の新テニスの王子様で衝撃を受けたシーン&セリフ」のダイジェスト版をお届けしたいと思います。

世間では「このマンガがすごい!」が発表されて話題ですが、僕にとって「このマンガがすごい!」第一位はつねにテニプリですからね。




ということで、まずは今年もっとも世間をざわつかせたあの場面から!



※ジャンプSQ2014年3月発売号より

「テニス」というスポーツの概念を根底から覆した衝撃のワンシーン!

初めてテニプリに触れた人はもちろん、これまで長年テニプリに親しんできたファンすら驚愕したこの場面こそ、今年のナンバーワンにふさわしいです。

何しろ、この号が発売される直前には、

許斐先生みずから「もう何の漫画かわからないよ」と宣言してしまうレベル。

何がどうしてこの場面に至ったのかというと、


※ジャンプSQ2013年12月発売号より

そもそも、今年のテニプリは「徳川先輩(左) VS 平等院先輩(右)」の対決に終始した一年でした。厳密にいうと試合が始まったのは昨年末ですが、「徳川…殺(や)るぞ」というテニスの誘い方も、なかなかパンチが利いていて好きです、僕。

で、この二人ですが、一年前に平等院さんが徳川さんをフルボッコにしたという因縁がありまして、そのシーンがまたすごい。




※ジャンプSQ2014年1月発売号より

「アゴに直撃だ 脳が揺れた!」「もう無理だ 意識がとんでる…リタイアしろっ!!」といった、球技ではあまり見ないタイプのやられ方で徳川さんが一方的に虐殺されたのです。

そんな二人が再び対決したわけですから、タダで済むはずがありませんよね。

ということで、


※ジャンプSQ2014年2月発売号より

ボールが巨大化して襲いかかったり、



※ジャンプSQ2014年2月発売号より

そのボールがテニスコートの外壁を破壊したりするわけです。

ただ、本当に驚くべきは、


※2014年3月発売号より

こんな状況にあってもなお審判が冷静に得点をカウントしていて、なおかつ、このボールがアウト(徳川さんのポイント)だったということ。……たしかに、徳川さんがノーバウンドで飛んできた巨大テニスボールを思わず避けたら、そのまま後ろの壁が破壊された――という流れなので、テニスのルール的にはアウトなのですが……殺し合いという意味では確実に平等院さんのマッチポイントですよね。

時々こうやってテニスの世界に引き戻してくれる審判はテニプリの隠れた功労者だと思います。


しかし、この衝撃のシーンすらも、前フリに過ぎませんでした。


※ジャンプSQ2014年3月発売号より

これ以上のものはさすがにないだろう、と読者を油断させておいて……からの〜



※ジャンプSQ2014年3月発売号より


※ジャンプSQ2014年3月発売号より

これ!



※ジャンプSQ2014年3月発売号より

で、やっぱり冷静にカウントする審判。さっきも書いたけど、たまにこうやってカウントしてくれないと、テニスの試合だってことを忘れそうになるので、ほんと良い仕事してくれています。


とまぁ、大変なことになってしまったわけですが、徳川さんも必死に反撃を開始。



※ジャンプSQ2014年4月発売号より

それがこの、「ブラックホール」という技。何なのかというと、空間をラケットで削り取ることで、すべてのボールの動きを止めてしまうという強力な必殺技なのです。

……たしかにボールが回転したり飛んだりできるのは、そこに「空間」があるからなわけで、空間を削り取り「無」にしてしまえばボールがストップするという理屈もわからないではありません

打ち返せないなら、途中で動きを止めてしまえばいい――まさにコロンブスの卵的な発想といえます。

皆さんもぜひ、機会があれば一度空間を削ってみてください


一方の平等院さんは、このブラックホールに対して、


※ジャンプSQ2014年4月発売号より

四方八方から一気にボールを打ち込むという方法で対抗。……テニスの試合で使うボールはひとつだけなので、何をどうするとこうなるのかという疑問が出るかと思いますが、あまり細かいことを気にしてはいけません


ひとつのボールを四方八方から打ち込んでいるんです。それでいいじゃアないですか


で、こうなると逆にピンチの徳川さんですが、



※ジャンプSQ2014年4月発売号より

こちらも四方八方の空間を削ることで対処しています。いいですね、この「どこまで理屈を保ったままマウンティングし続けられるか」みたいな勝負。


ということで、この「突然始まった海賊バトル」と「空間を削り取る必殺技」が2014年の2TOPかと思いますが、他にもテニプリらしいシーンはちょこちょこあって、たとえば、



※ジャンプSQ2014年7月発売号より

立ち去ろうとする主人公・リョーマを背後から平等院さんが狙撃し……



※ジャンプSQ2014年7月発売号より

それたボールが給水塔を破壊して、



※ジャンプSQ2014年7月発売号より

すわ大惨事
という場面とか、



※ジャンプSQ2014年2月発売号より

平等院さんと徳川さんの試合を見ていたコーチ陣が、



※ジャンプSQ2014年2月発売号より

すごく意味深で怖いことをつぶやいていて、しかも具体的に何なのかは結局明かされてないとか、



※ジャンプSQ2014年11月発売号より

W杯のためにアメリカに飛んだリョーマとの練習試合で、アメリカ代表チームのドゥドゥ・オバンドゥーさんが、



※ジャンプSQ2014年11月発売号より

軽く6メートルはジャンプした場面だとか、


でもやっぱり一番印象に残っているのは、



※ジャンプSQ2014年6月発売号より

出番がなくて鬱憤がたまっているリョーマくんの「テニスをナメんなよ」というセリフかなとも思ったりするのですが、

そういうのもぜんぶひっくるめて、2014年もテニプリが面白い一年でした!(ものすごく大雑把なまとめ)


2015年はいよいよテニスW杯に向けて各国のチームが動き出す年。リョーマや手塚がどの国から出場するのかも含め、じっくりと見守っていきたいと思います。








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