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マルコ【2009年11月7日】
新テニプリがスポ根漫画になったようです
忘れた頃にやってくる月1のお楽しみ、ジャンプSQの新テニプリですが、今月号はテニスの試合がなくて、いつにもましてテニスっぽくない回となっていました。
前回をさらっとおさらいすると、生き残りをかけた壮絶な戦いがついに終結し、合宿から追放された負け組たち。
しかし、帰りの道中の山中で急にバスから降ろされたかと思うと、
そこで待っていたのは、例のひと癖ありそうな齋藤コーチでした。
……先輩との試合にかまけて生き残り戦を不戦敗したリョーマと金太郎のおバカコンビもちゃっかり捕まっていますが、主人公がこちら側ということは、これはまた何か一波乱ありそうな予感……!
ということで、今月号ですが、「俺達は試合に負けて脱落じゃなかったのかよ!?」と叫ぶ負け組の面々に向かって一言、「脱落です」と冷たく言い放った齋藤コーチの、次の言葉に我々読者は耳を疑いました。
「…ですが勝ち残った方と差を広げられたくないと思った方のみ この崖を登ってみてはいかがでしょうか」
……えっ?
いや齋藤コーチちょっと待って。
「いかがでしょうか」じゃなくて、それをやる意味が本気でわからないのですけど。
編集さんもノリノリで「そびえる未来(ガケ)!!」とか煽り文入れてますけど、違うから。そこはそんなにあっさり受け入れていいものじゃないからね!?
ちなみに今月号のサブタイトルは「這い上がれ負け組!」とはなっているのですけど、たぶんこれを最初に見た読者のほとんどは、まさかそういう意味で這い上がることになるとは思ってもみなかったと思います。
という僕たちの戸惑いをよそに、あっさりとこれを受け入れ、登り始めるテニプリメンバーたち。
ところが、こんなところでもやはり身体能力の差は出るようで……。
スピードやジャンプ力に自信のあるメンバーは、その力を生かして軽やかに飛んでいきます。……当たり前ですが、彼らの能力はコート外でもちゃんと生かされるのだという恐るべき事実を再認識させられます。
ところで、上のシーン、さりげなくスピード組に田仁志くんが混ざっているのですけど、彼ってそういうポジションの人でしたっけ……?
それはともかく、この後は手首を負傷した桃城を、海堂が悪態をつきながらも背負ってやって崖を登るというツンデレ展開があったり、足を踏み外してリアルに死ぬ寸前だった小春と一氏を真田と河村が助けたりといった、テニスとはまったく関係ないけど何か緊張感のある場面が続くのでした。
……一方その頃、齋藤コーチが何をしていたのかというと、崖の下から「Good luck…(幸運を…)」と呟いているだけでした。
どうやら彼が言っていた「ボクの本当の仕事」というのはバスからテニプリメンバーを崖下まで案内することのみだったようです。この人、本当に大丈夫なの……?
―――
さて、やっとのことで崖を登りきったテニプリメンバー。
その眼前に広がっていたのは、
山頂に造られたテニスコートと、そこでしごかれる先輩たちの姿でした。
……いや、このコート、怖っ!
テニスをやっていた人ならわかると思うのですけど、↑こういう周囲を高いフェンスで囲っていないむき出しのコートって、割とあるといえばあるんですよね。
でもさすがにその場合は河川敷とかなのであって、こんな崖でやるのはありえないわけですが、まあそのへんはスポ根漫画のお約束ということで納得することにしましょう。
ただ、上のコマで手を広げてフェンス代わりに崖っぷちに立たされている人たちは、たぶんテニプリメンバーと違って一般人なので空を飛ぶこともできなさそうですし、そうなるとちょっとシャレにならないレベルで命の危険にさらされている気がしないでもないですけど……。
といったところで今月はここまで。
次回は脱落組の新たな戦いが見られそうですね。
正直、勝ち組の普通な練習メニューより、こっちの方が楽しそうだと思いました。
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