ネタジェネレータサイト「ハニホー！」の新作が、サイバーエージェントの黒歴史をほじくり返してる件：カフェオレ・ライター

【2010年2月7日】

ネタジェネレータサイト「ハニホー！」の新作が、サイバーエージェントの黒歴史をほじくり返してる件

「初恋の人からの手紙」や「弔辞」など過去に2度、当サイトで取り上げたことのあるジェネレータサイト「ハニホー！」を運営する会社「番長」ですが、またまた懲りずにくだらない（褒め言葉）新作ジェネレータを発表したようです。

今度のジェネレータは「昔の恋人があなたに贈る、ラブソング」。

前回の「弔辞」は正直、笑いと不謹慎とのギリギリの隙間を突いたネタだったので、ユーザーに怒られてジェネレータ制作をやめてしまうんじゃないかとほんのり心配していたのですが、どうやら今回は反省して普通のジェネレータに落ち着いたようです。

解説文を見ると、

このサイトは、オリジナルの歌詞に乗せて
昔の恋人から熱い思いをお届けする
利用者置き去りの恋愛診断です。

非常に胸くそ悪い診断結果が出ることがありますので
あらかじめ趣旨をご理解の上、ご利用くださいませ。

……ということで、このへんの無駄に挑戦的な物言いは相変わらずですが、さてどんなジェネレータなのか、さっそくやってみましょう。

名前や生年月日を入力すると、続いて様々な恋愛に関する質問に答えていくことになります。

例えばこんな感じ。

あなたに当てはまるものを全て選んでください。

・正直、友達などから告白されないように予防線を張ったことがある。
・付き合ってもいない人から明らかに嫉妬（束縛）されたことがある。
・わりと告白はよくされるほうだと思う。
・おしゃれな異性には怖気づくことがある。
・男女共に友人は多いほうだと思う。
・何事にも、考えすぎるよりチャレンジしてみるタイプだと思う。

で、これを元に過去の恋愛を分析・診断され、ラブソングが届くわけですね。……今気づいたけどこれ、趣旨としては「初恋の人からの手紙」の焼き増しでした。

ちなみに僕の結果はどうなったかというと……。

昔の恋人から送られてきたそのCDには付箋がついており、言葉少なにメッセージが添えられていた。

「別れてから今までマルコを忘れたことはありません。今でも君を想い、歌っています。聴いてください。」

彼女が作ったその歌は、どことなく「千の風になって」のメロディでも歌えるような気がした…。

曲名：女の子牧場
作詞：元カノ
作曲：元カノ

（1番）

私が私服の日でもデートしてください
「制服でポニーテール」
指定しないでください

今思えば
今思えば嘘つき
「一生お前を守るから」
すぐ捨てられました

（2番）

女を不安にさせるのもうやめてください
携帯肌身離さない
夜には電話出ない

ふられてから
ふられてから言われた
「お前はおれにはもったいない」
ただ飽きたくせに

（3番）

女の話をしっかり聞いてあげてください
「うるさいなちゃんと聞いてるよ」
関心持ってください

クリスマスの
クリスマスの思い出
「息が白いよ」って吐いた
何気に臭かった

……ということで、ラブソングどころか脅迫状みたいな内容の歌詞が出来上がったわけですが、まず何が酷いってタイトルの「女の子牧場」が酷い。

知っている人は知っているかと思いますが、昨年5月にアメブロなどを運営する会社・サイバーエージェントが「男の子牧場」というモバイルサイトを立ち上げて炎上したという騒動がありまして、このタイトルはもう明らかにその黒歴史をパロっているわけです。

←これ

ちなみにどんな騒動だったのかを簡単に説明すると、「男の子牧場」とは女性ユーザーが男性の情報（プロフィールや写真など）をアップロードし他ユーザーと共有することで婚活に役立てるという趣旨のSNSであり、これに「勝手に個人情報をアップしていいのか」「そもそも牧場で“男性を飼う”という表現はどうなんだ」などの批判が相次ぎ、サービス開始から5日で閉鎖することになったのでした……。

ということで、このタイトルを見て真っ先にその騒動を思い出したわけですが、別に（株）番長としてはサイバーエージェントにケンカを売ったところでメリットはないはずなので、きっとこれは偶然なんです。そうに違いありません。「女の子牧場」とか……まあ、よくあるタイトルですしね！

あ、そうそう、タイトルに気を取られて忘れていましたが、

私が私服の日でもデートしてください
「制服でポニーテール」
指定しないでください

僕は別にポニーテール好きではないのでここは声を大にして否定したいところです。えーと、どちらかというとツインテール派です。

関連記事：初恋の人からの手紙は、僕の心に深刻なダメージを残していきました

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