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おい皆、「女の子にビンタされる店」ぐらいで驚いている場合じゃないぞ 婚活のプロとやらが言う「NGグッズを全部身に付けた図」を再現する
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since 2001.9.6 【反響のあった記事(先月)】みんな! 楽天の広告に注意だぞ! 【反響のあった記事(先々月)】新聞の限られたスペースにネタを詰め込む“ラテ欄芸”の世界 【反響のあった記事(1年前)】アクロバティックな態勢でノートPCを尻キャッチするアスリートたち 【2010年3月11日】 巷で噂の“BL歌舞伎”を見てきたから感想書く
今回鑑賞したのは“BL歌舞伎”として話題になっている染模様恩愛御書(そめもようちゅうぎのごしゅいん)。 この演目自体は江戸時代からの伝統あるものなのでBLって書いちゃうとやや語弊があるかなーと思ったんですけど、まあ実際内容はBLだし、劇場でもらったパンフにもわざわざ「BLとは」みたいな説明が載っていたので、こう呼んでも別に間違ってはいないかなと。 で、僕は歌舞伎は初体験だったので、右も左も分からないまま劇場へ足を運んだんですけど、これが意外と(失礼!)面白かったのでちょっと解説してみます。
まずこの物語自体は「燃えさかる宝蔵に飛び込み、お家の重宝を割腹し腹中に入れて守護した」(すげえ!)という細川家の家臣・大川友右衛門(おおかわともえもん)の伝説がもとになっており、この友右衛門と、同じく細川家に仕える小姓である印南数馬(いんなみかずま)との純愛がもう一つの重要なテーマとなっています。もちろんどっちも男! お話は二人が出会う少し前からスタートし、友右衛門が炎に包まれた宝蔵に飛び込むまでが描かれます。時間は途中休憩20分を入れて全体で3時間弱くらいかな。 ものすごく大まかに流れを書くと、 ――― 友右衛門、数馬と出会い一目惚れ ――― ……という感じ。これでだいたい半分です。この後さらに紆余曲折があって友右衛門の宝蔵突入へと至るのですが、そのへんはここでは書かないことにしときます。
僕はかつて大学の授業で鑑賞した「能」の舞台で爆睡かましたくらい、伝統芸能ってやつが苦手なのですが、今回の「染模様恩愛御書」は飽きずに楽しむことができました。 というのもこの演目、BLという題材もそうなんですが、それ以外にも今まで僕がぼんやりと思い描いていた歌舞伎のイメージをことごとく覆してくれたんですよね。 大きなものとしては、笑いの要素がかなり入っていることと、時事ネタが豊富なこと。 このへんはネタバレになるのもアレなんで具体的には書きませんが、かなり細かいネタがちりばめられています。 ……といっても別に今回のが特別というわけではなくて、知人に聞いたところ歌舞伎ってもともとそういうものらしいんですよね。僕が勝手に堅苦しいイメージを持っていただけみたいです。 あとはなんといっても、友右衛門と数馬の“初めての夜”のシーン。ここは必見の名場面です。男同士のベッドシーンをどう描くのかとドキドキしながら見ていたら、とんでもないやり方で演出してきやがりましたからね。腹抱えて笑いました。 で、このベッドシーンが前半の山場なら、後半の山場はやはりラストの宝蔵突入シーン。 ここでまた僕の歌舞伎のイメージを覆したのが、迫力ある音響や、幕に映し出された映像、劇場の横から噴射される煙といった、とにかく金のかかってそうなド派手な演出! 伝統芸能というよりも“ショウ”と呼んだ方がしっくりくる感じで、ここまでやるのか! と驚きました。こういうのってスーパー歌舞伎の役回りかと思っていましたが、そういうわけでもないんですね。
……と、個人的には大変楽しめた初歌舞伎体験だったのですが、やっぱり敷居はかなり高いと思うんです。見たところ劇場内のお客さんの平均年齢はけっこう高めでしたし、芸能ニュースとかで歌舞伎役者自体は見たことあっても、実際に劇場まで行くかというとね……。僕の周りでも歌舞伎見てるって人はぜんぜんいないし。まあ実際のところはわかりませんが。 で、運営側としても若い人を取り込むために色々企業努力をしているようで……。 今回のような題材や演出のやり方もそうですし、他にも例えば劇場でイヤホンガイドを貸し出していて、付けていると劇の途中で古い言葉や展開についての解説がちょこちょこ入ってきたりするのもそうですよね。 とはいえもう一つ飛び抜けたパンチがないと、なかなか見に行こうという気になれないのが正直なところかもしれません。 何しろチケット高いですし。 今回のだと一番安くて4200円、高いのは12600円ですよ……! 歌舞伎だけじゃなくて演劇全般そうなんですけど、チケット代はもうちょい何とかなるといいなあと思います。
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