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マルコ【2010年3月9日】
もうすぐ4月ですね。
4月といえばエイプリルフール。年に一度「嘘をついてもいい日」として知られています。
ということで今回は「嘘」にまつわる地方行事をご紹介します。
それが……↓これだ!(公式サイト)
いかがでしょうか。……いや、いかがでしょうかって言われても困ると思うけど。
この大会にどれくらい知名度があるのか僕は寡聞にして知りませんが、すでに過去6回も開催されているというところから考えると、地元では愛されている有名イベントなのかもしれません。
ちなみに大会内容は、出演者が思い思いの格好をしてホラ(夢)を語り、集まった観客がそれを聴く、というもの(たぶん)。
参加者もけっこういるようです。……とはいえ“国際”ホラ吹き大会とか、さすがに大きく出すぎだろ……むしろその名前がホラだろ……などと思っていたら、ケニア、ガーナ、スリランカなどの出身者も参加しているということで、どうやらガチで国際大会だったようです。
あと、帯広市長が普通に出席していることに一番驚きました。
―――
で、これだけ見るとホラ吹きというコンセプトは珍しいものの、内容自体はよくある地域活性化のためのイベントなのかなーという感じだったのですが……。
サイトをさらに見て行くと、ちょっと気になるコンテンツが。
うん……なんだこれ。
じっくり読むと、どうやら国際ホラ吹き大会を支援する国とやらが北海道・清水駅近郊に存在し、その名は「轟王国」というのだとか。
王国というくらいなので、もちろん王が統治しており、その名も「オードリ・シャルル轟大王」。なお、建国したのは轟元年(平成10年)10月10日10時10分とのこと。
……。
……すみません、もうだいぶ皆さんの頭の中が「?」で一杯になっている頃かと思いますが、もう少しお付き合いください。
――さて、「国王あいさつ」というページには、そのオードリ・シャルル轟大王からのお言葉が掲載されています。
サイタ サイタ サクラ ガ サイタ。開国以来の花が咲いた。 一房の花が咲いた。夢のある木の枝に、今にもほころびそうな房に花が咲いた。 まさにまっていたように、十年十月十日十時十分に花開いた。轟王国の建国である。鏑矢は天に向かって轟いた。鐘は鳴り、十連発の花火が後を追う。 轟大王は、大らかに建国を宣言する。轟王国の旗は、国連の旗と日の丸の旗に囲まれて、へんぼんとして翻り、国歌「おらが代」が流れる。 世界の中に、日本(ルーベン)の中の北海道(ペイハイトウ)の中の十勝の中の北清水(ペイチンスゥイ) に世界で一番新しく、小さな国が誕生した。 |
……特にコメントはありませんが、何かを感じ取っていただければ幸いです。
また、国なので国歌もあります。
国歌「おらが代」。
一瞬「君が代」をパロっているように思わせておきながら、歌詞を君が代のメロディーに合わせると非常に歌いにくいというまさかの仕様。
……というかよく見ると作曲者がちゃんといるみたいなので、似ているのは曲名だけでした。そのへんの権利関係については抜かりはないようですね。
あと、さりげなく2番の歌詞がわりとちゃんとしているのもポイント高めです。
―――
この他にも「国賓紹介」や「王国アルバム集」など、まだまだ気になるページが用意されているのですが、いかんせん世界観のレベルが高すぎて、自分にはこれ以上気の利いたコメントをする自信がありません。
そんなわけで、さらなる轟王国の詳細については公式サイトをご覧いただき、各自でツッコミを入れといてください。
なお、今年も4月1日から国際ホラ吹き大会は開催されるようですので、我こそはと思う方はぜひご参加のほどを。
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