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【2010年9月29日】

イナズマイレブンの必殺シュートに僕たちは何を学ぶべきなのか

最近、イナズマイレブンというサッカーゲームが人気です。

僕はチラッとしか遊んだことがないのですが、簡単にいうと中学生がサッカーで宇宙人と戦ったりするゲームらしいです。

で、ここのところアニメ化したりイケメン俳優で舞台化したりと、どこかのテニス漫画と似たサクセスロードを順調に歩んでいるこのイナズマイレブン。どうやら内容の方もかなりぶっ飛んでいるらしく、つい最近ではアニメ版でのこんなシーンが話題になりました。

……ハイ。

おそらく皆さんの想像を軽く超えていたのではないかと思います。

いちおう画像でも簡単に解説しておきますと、

必殺シュートを放つと、

ボールが空中で4個に分裂し、

突如現れたラジコンカーのタイヤとして装着され、

少年がいつの間にかコントローラーを手にラジコンを操作し始め、

そのままボール（ラジコン）は自在に軌道を変えながら相手ゴールに！

という感じです。

……なんていうか、このシュートのすごいところは、たったこれだけの短い時間に細かいボケをいくつも仕込んでいることだと思うんですよね。こちらにツッコむ暇さえ与えないというか。

そもそもボールが4個に分裂する（1ボケ）あたりで十分おかしいわけですが、それが車のタイヤになって（2ボケ）、さらにそれを操作する（3ボケ）という怒濤のようなボケのたたみかけっぷり。

これを最後まで見てしまうと、なんかもう最初にボールが分裂したことなんて気にならなくなってしまうというか、むしろそこはわりと現実路線だな、くらいに思ってしまいましたからね。これはすごいことですよ。

で、思い出したのが、けっこう前の話ですがアニメ版テニプリの手塚ゾーンのシーンです。

あれも同じような感じで、

手塚がボールを打つと、

そのボールが宇宙の星々に変化し、

それはやがて銀河系を形成し、

宇宙から手塚が放ったボールは隕石となって地球に降り注ぎ、

恐竜たちが滅亡。

……とまあこういう必殺技だったわけです。

これも最後の、天から降り注ぐテニスボールが恐竜を滅ぼすシーンがインパクトありすぎて、最初にボールが地球に変化する場面なんかぜんぜん気にならないですもんね。本当はそこからもうおかしいはずなんですけど。

ということで、このイナズマイレブン、及び手塚ゾーンからわかるのは、インパクトのあるものは、さらにインパクトのあるもので打ち消せるということなのでした。

ですから皆さんもテストで赤点を取って親に怒られそう……という時などは、たとえば親が仕事から帰宅したときに全裸土下座で出迎えるなどのインパクトある行動に出ると、そっちに目が行ってテストの件は何となくうやむやになるかもしれません。

ただしばらくして親が落ち着くと、全部まとめて怒られる可能性もありますけど。

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