【2011年2月27日】

いつのまに……！　広島銘菓もみじまんじゅうが「もみまん。」という名前で萌えキャラ化されていた

広島の名産である「もみじまんじゅう」。

世の中の萌えブームに屈することなく、まんじゅうの王者としての風格を漂わせてきた伝統の銘菓ですが……。

知らないうちに萌えキャラ化されていたようです。

……いろいろ言いたいことはあるのですが、とりあえず、

そうきたか、と思いました。

「けいおん！」とか「らきすた」とか、ひらがな4文字のタイトルが萌え業界ではスタンダードなのでそれに乗っかったのだと思いますが、何も知らずに「もみまん」という字面を見た場合、言葉の響きとしてはわりとギリギリだと思います。……ひょっとしたらそれを狙ったのかもしれませんけど。

キャラクターも紹介しときましょうか。

キャラクターはニホンジカの「アルフレッド後藤」と、神様見習いの少女「もみ子」の二人。

個人的にはもみ子はそのまま「もみじ」っていう名前でも良かったんじゃないかと思うのですが、それはいいとして問題は隣のアルフレッド後藤。

後藤っていうのはこのもみじまんじゅうの販売会社が「後藤製菓」だからまあわかるとして、アルフレッドって何だよと思って解説を読んでみたら、「外国の人々と仲良くなりたくて『アルフレッド』のニックネームを自分で付けている」と書いていました。

……理由としてはすごくかわいいけど、そういうことなら素直に語学を勉強するほうがいいと思います。

なお、販売元の後藤製菓は大正7年（1918年）に創業した老舗で、かつては陸軍御用達商人として認可を受けたり全国菓子博覧会でも名誉金賞を受賞したりしているすごいお店みたいです。

そんなお店からこういう企画が出てくるのもすごいし、それにOKを出した社長もすごいな、と思いました。

……と思っていたら「二次創作について」というページでこんなことが書いてありました。

「もみまん。」の二次創作につきましては、個人または同人サークル等の趣味の団体で制作・頒布される場合に限り、制限を行いません。
後藤製菓の社長さんがぼそりと「誰かフィギュアつくってくれないかなー…」と漏らしてたくらいなので、二次創作にはわりと寛容です。

どうやら、そもそも社長がこっち側の人だったみたいです。

食品業界のみならず名産品業界にも波及しつつある萌えキャラ化の波。

そのうち「しろこい！」とか「ぼちゃだん！」とか出てくるのかなと思うと、ワクワクしますね！

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