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マルコ
1月末に発売されたばかりのソフトとのことで、ジャンルは一応パズルゲーム……ということになるのでしょうか。
ただ、普通のパズルと違うところは、タッチペンで入力した言葉がそのままアイテムとなって出現し、それを使って各ステージの問題をクリアしていくという点です。
つまりどういうことかというと、
公式サイトの動画からご紹介しますが、こんな風に各ステージでは問題が出現します。この場合は主人公のマックスウェルの目の前にひまわりが咲いていますが、これをどうにかして育てるとクリアとなります。
……画面内で提示されているヒントの「そだてましょう」が、ヒントというよりも答えそのものではないかと思うのですが、たぶんこれは序盤のステージだからだと思います。たぶん。
じゃあどうやって育てるのか? ここがパズルの考えどころ。
答えは、
入力画面で、「ジョーロ」と打ち込むと、
お! じょうろが出現しました!
これを使って水をやればクリアです。
ポイントは、解決法が一つとは限らないところ。
今回はたまたまじょうろで水をやりましたが、このステージではとにかくひまわりが育ちさえすればいいので、他にもいろいろ方法は考えられますよね。
ちなみに呼び出せるアイテムは何と2万以上存在するとのことで、かなり自由度は高そうです。
……という感じで簡単なゲーム紹介でした。
んじゃさっそくやってみましょうか。
ニンテンドーDSを起動。
何となく予想はしていましたが、全体的な雰囲気はだいぶお子様向けといった感じ。
ゲームはこんな感じでステージをクリアすることで進んでいきます。
問題は少しずつ複雑になっていき、複数のアイテムをうまく使わないとクリアできなくなるようです。
最初の方の問題は、「消防士に適切なアイテムを渡す」というもの。
書いたものが何でも具現化されるということなので、とりあえず「うんこ」と入力してみようと思ったら、チュートリアルで「“げひんなことば”はつかえません」と釘を刺されてしまいました。
仕方ないので真面目に入力。
消化器が無事出現! これをわたしてクリアです。
最初なのでえらく簡単ですが、ステージ1の後半あたりから急激に難易度が上がってきます。
ところでこのゲーム、先ほどお子様向けと書いた通り、見た目はほのぼのしているのですが、意外とシュールな一面もあって、
たとえばこのステージは女の子のためにバスケットに花を摘んであげるとクリアなのですが、そのへんをうろうろしている蜂に近づくと攻撃を受け――
ボーッとしていると死にます。
この死ぬ瞬間にセリフなどは一つもなく、表情も変わらず笑顔のままコテンと倒れてゲームオーバーになるのが、ゲーム全体のほのぼの感とあまりにもミスマッチでシュールです。
いいよいいよ……こういうの好きだよ……。
さあ、がぜん面白くなってきたところで次へ進みましょう。
「ヒント:男の人の元気をかいふくさせましょう!」
男の元気を回復……。
男を回復……。
ダメでした。
かなり的確な解決法だと思ったのですが、どうやらバイアグラは2万件のライブラリには登録されていないようです。
で、こんな風に言葉が登録されていない場合は近い頭文字の言葉が候補として出されるのですが……。
ん?
何か候補に変なの混じってるんですけどコナミさん……。
「ばいこくど」て。
漢字で書くと検索に引っかかるようになってしまうのであえて変換しませんけど(そういうサイトじゃねぇからここ!)、明らかにこのゲームに出てきてはいけない言葉じゃないですか! これを登録するならむしろ「うんこ」とか「バイアグラ」の方を登録してくださいよ!
ていうか「ばいこくど」を使っていったい何を解決するというのかもまったくもって不明ですし、そもそもそれ以前の問題として「ばいこくど」はアイテムじゃないと思います。
で、ひょっとしたら同音異義語で何かあるのかなと思って「ばいこくど」を呼び出してみたところ、ちゃんと一般的な意味での「ばいこくど」が出現して二度吹き出しました。何を思ってこれを入れたのか謎すぎる……。
……いや、待てよ?
「ばいこくど」みたいに人の属性を表した言葉が具現化されるというのならば――。
ひょっとして……。
うるさい!
わかっとるわ!
三十路にもなってバレンタインの夜に何をやってるのかなんて、自分が一番よくわかっとる!
でもしょうがないよね!
手が勝手に動くんだもの……。
さあ、コナミさん!
頼みます!
はい、恋人カモン!
ちがう……ちがうよコナミさん……そういうことじゃないんだよ……。
絶望に打ちひしがれ、うつろな目でニンテンドーDSを閉じた僕――。
ちょうどそのとき、とある情報が寄せられました。
「マックスウェルの不思議なノート」でラブプラスのキャラが出るらしい。 |
……えっ?
ほ、ほんまやー!
愛花さんや!
最初はただのお子様向けパズルゲームに思えた「ヒラメキパズル マックスウェルの不思議なノート」に込められたコナミからの真のメッセージ――それは、「ラブプラスだけは僕らを裏切らない」ということだったのかもしれません――。
ということでなんかもう自分でもよくわからないことになってきたのでレビューは終わりますけど、けっこう面白かったので今後もちまちま遊んでいこうと思います。とりあえず「ばいこくど」を使うステージまではやります。
コナミさんありがとうございました。
たぶん僕にソフトを贈ってくださった担当者の方が期待した内容とはかけ離れた記事になってしまったんじゃないかと思いますが、お子様向けパズルゲームとしてはもちろん、登録されているアイテムにそこはかとない狂気を感じるという意味では僕らのようなひねくれたユーザーにも十分楽しめるゲームだと思いますよ!
関連リンク:「ヒラメキパズル マックスウェルの不思議なノート」公式サイト
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