【2012年8月21日】
もはや何でもあり! テニプリが印鑑メーカーのシヤチハタとまさかのコラボ!
いつの間にか8月も後半に突入していて今さらではあるのですが、やはりこれには触れておかなければいけないだろうということで。
今月のジャンプSQに掲載されていた
「シヤチハタの王子様」。
シヤチハタとはインキを別に用意しなくてもスタンプ感覚で押せるハンコのこと……って、そんなの説明するまでもない有名商品ですよね。
そのシヤチハタが今月のジャンプSQで、
なぜか新テニスの王子様とコラボしているのです。
実はこれ、池袋パルコで8日から展開していたシヤチハタスタンプラリーをPRするための宣伝漫画なのですが、
それにしてもなぜテニプリ……。
たしかにテニプリは過去にも、
2010年4月号より
コンタクトメーカーのメニコンともタイアップした漫画を載せており、
コラボできない業種などないということを証明しているわけですが、あれはまだ中学生がコンタクトをつけて……みたいな展開で一応
こじつけが成立してましたからね。
今回のハンコなんて、もはや
テニスとも中学生とも関係性ゼロですよ。ていうか
「テガミバチ」の立場は……。
……とまぁ、そんなことはさておき、さすがは許斐先生。PR漫画もしっかり内容はテニプリしていましたよ。
物語は、
「キエーーッ ワクに入らんかぁー!!」という、
どこかで聞いたような真田のセリフからスタート。柱の煽り文も「中学生選抜とシヤチハタネーム印との熱き闘いがはじまる――…」と、
いつも通り編集もノリノリです。
ハンコが押しにくいことにイラつく真田の元に届けられたのは、シヤチハタのネーム印。
正式名称は「ネーム9(ナイン)」であることや、
インキの色が6色から選び放題であることが、テニプリキャラの口から
ものすごい説明口調で語られます。
そんなシヤチハタの解説のどさくさにまぎれて
しょうもないダジャレをシリアスな顔でぶちかます天才・不二周助。
さらにここで跡部様が
何の脈絡もなく登場し――
対戦相手を骨まで透かす必殺技
「跡部王国(あとべキングダム)」を無駄に発動し、
シヤチハタの内部構造を透視します。
「スケスケじゃねーの!!(ハンコが)」
……今、なぜテニプリがコラボの相手に選ばれたのか、ちょっとだけわかった気がしました。
これだけ
全方位から商品に絡める漫画はそうはないと思います。
その後、話題は「シヤチハタの耐久性がすごい」というテーマに移り、耐久性を試すために
全員でシヤチハタを紙に押しまくるという謎展開へ。……もしかしてこれが
「中学生選抜とシヤチハタネーム印との熱き闘い」なのでしょうか。
しかし、さすがは10万回捺印可能という耐久性を誇るシヤチハタ。いくら押しても壊れないシヤチハタの前に、テニプリメンバーは敗れ去り……
そして銀師範の腕は折れました。(ハンコの押し過ぎで)
……
セルフパロディだけでここまで面白くなるのはずるいです。
テニプリがどこまで関係ないものに絡んでいけるかの限界を知りたいので、次はぜひ
シヤチハタよりもさらに無関係のジャンルの商品とコラボしてほしいと思いました。
関連記事:テニプリがテニスメーカー……じゃなくてコンタクトメーカーのメニコンとタイアップした漫画がジャンプSQに掲載されていた
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