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【2012年8月12日】

新テニプリでまたしても神展開! これ予想できた人絶対いなかっただろ……




1ヶ月というのは長いようで短いもの。でもテニプリを待つ時間はいつもより長く感じますね。

ということで今月の新・テニスの王子様を見ていこうと思うのですが、今月はすごいです。……いや、先月もすごかったし、先々月もすごかったし、結局毎月すごいすごい言ってる気もしますが、実際にすごいんだからしょうがないのです。

さて、これまでの流れをおさらいしておくと……

跡部様「ツルスケじゃねーの!!」
先月号では、長く続いた跡部・仁王ペアと海外選抜との死闘がやっと終了し……


右上に小さく見えるのが銀師範
続いての銀師範VSデューク渡邉の試合に2ページでケリがついたところまででしたね。

……この扱いの差は、イケメンかそうでないかの違いなのだろうかという疑問が未だ消えないわけですが、それはさておき気持ちを切り替えて次の試合を見ていくことにしましょう。

次に対戦するのは、中学生チームから比嘉中の木手永四郎・立海の丸井ブン太ペア VS 海外選抜の遠野篤京・君島育斗ペア。

中でも注目は、チームメイトだろうと負けた者には容赦せず首を狩りにくる「コート上の処刑人」こと遠野篤京先輩と、



「殺し屋」の異名を持つ木手永四郎。


この2人による"どっちが先に殺られるか"という勝負に注目が集まっていたわけですが、今月のテニプリを1ページめくってみると……

愛称は「キミ様」らしい
いきなり目に飛び込んできたのは、何やら愉快な歌を口ずさみながらマスコミに囲まれる君島先輩の姿でした。

「コート上の処刑人」の相方なので、てっきり「コート上の葬儀屋」とかそういう二つ名を持っているのかと思いましたが、とてもそうは見えません。この人は何者なのでしょうか……。


ということで、遠野先輩のサーブで試合スタート!


……君島先輩のこのセリフが「相手をテニスで負かす」を意味する比喩としての使い方ではなく、本来の意味での使い方なのがおそろしいです。


サーブを持った遠野先輩がまず放った技は、「処刑法その13 ギロチン」

テニスの技とは思えないネーミングセンスにも驚かされますが、それよりも遠野先輩が少なくとも13もの処刑法を持っているというのがすごいなと思いました。……この人、絶対に普段の練習でも新しい処刑法ばかり考えているんでしょうね。


そんな遠野先輩の相手を殺す気満々のサーブがブン太くんを襲います。


不意を突かれたブン太くんはこれに対応しきれず……

まるで銃弾に撃たれたかのようなオノマトペと共にお星様になってしまいました。
まさかここでいきなりのリタイアか……!?


……と思ったら実はこの「パアアアアン」という音は、ブン太くんが膨らましていた風船ガムをボールが割った音でした。そう、ブン太くんはとっさに体をのけぞらせ、遠野先輩のギロチンサーブを間一髪のところでかわしていたのです。さすがは立海でレギュラーを張っているブン太くん。処刑人と殺し屋のガンの飛ばし合いが壮絶すぎてすっかり忘れていましたが、この人も相当な実力者でした。


これでエンジンのかかった木手永四郎・丸井ブン太ペアは、処刑人の攻撃をものともせずに、きちんとテニスで相手ペアを圧倒します。

コート内ならどこへでも一歩で移動できる「縮地法」を使って木手がすべてのボールを拾い、チャンスにブン太くんの「妙技」が炸裂する――攻防のバランスがとれたコンビネーションで順調に点を稼いでいく中学生ペア。

しかし、ここでこれまで不気味に沈黙を保っていたキミ様こと君島先輩が動きます。


ブン太くんに向かって「アレもう一度見せてくれないかな」と告げるキミ様。ちなみにアレとはブン太くんの必殺技「妙技・綱渡り」のことで、ブン太くんも快くOKするのですが……。

それを見ていた海外選抜の一人がポツリと一言。


「あーあ、動き出しちまったな…コート上の交渉人が――」


そう、キミ様の二つ名は「コート上の交渉人」だったのです!


……とか驚いてみたものの、交渉人とか言われてもぜんぜん意味がわかりません。「アレ見せてよ」って頼むくらいなら誰でもできますし……。

しかし、キミ様の狙いはブン太くんではありませんでした


誘いに乗ったブン太くんは「妙技・綱渡り」を狙っていくも、それを予想していたキミ様のボールにリズムを崩され、ミスを連発してしまいます。そんなブン太くんに若干イラついた様子の殺し屋・木手。


反省したブン太くんはリズムを整え、反撃のチャンスを伺います。


そこへ容赦なく襲い来る処刑人の攻撃。

が、至近距離からの攻撃も、人並み外れた反射神経を持つブン太くんには当たりません。

……冷静に考えると、前衛がボールをかわしたらダメだろうと思うのですが、何しろ飛んでくるのはテニスボールというよりも鋭利な凶器なので、ここはかわすのが正解です。点を惜しんで命を失ってはいけませんからね!


攻撃を余裕でかわせることに気をよくしたのか、自信たっぷりに「だーから、当ててみせろって」と余裕しゃくしゃくのブン太くん。……いやだから、テニスはドッジボールじゃないんですけども。


しかし、この言葉にキミ様は「…さて、前からは避けれても、"前後から"はどうかな?」と不敵に微笑みます。


前後から?


おそらくすべての読者が首をひねった次の瞬間、



木手が後ろからブン太くんを狙撃。


……えっ?


いやごめん、意味がわからない


しかしどうやら意味がわからなかったのは読者だけではなかったようで、これには中学生チームからも「木手テメェ――ッ!! 何考えてんやコラァ!!」と非難轟々です。

うん、そりゃそうだ。


しかし、当の木手はいたって冷静な調子で、一言。


「強い方につく、それが私のモットーです」



えっと、


ごめん、木手が何を言っているのかわからない



いったい何なの、この真夏のミステリーは。



…… ちょっと整理してみましょうか。



1.キミ様はわざとブン太に「妙技・綱渡り」を使わせ、誘い玉でリズムを崩した(木手に見せるために)。


2.木手はそれにイラつき、「相手の方が強い」と悟った(これを悟らせたのが、キミ様による"交渉")。



3.強い方につくのがモットーの木手は、味方だったブン太を裏切って攻撃した。



流れはこれで合ってますよね?


えっと、じゃあおかしなところを……っていうか全部おかしいんですけど、

まず、テニスに裏切りというルールは存在しないので、木手がブン太を殺そうが殺さまいが、

【勝ち】遠野・キミ様
【負け】木手・ブン太


こうなるだけであって、

【勝ち】遠野・キミ様・木手
【負け】ブン太


こうはなりません


じゃあ木手が言いたかったのは単に、「どうせ勝てないので、わざと負けてこの試合を終わらせよう」ということだったのでしょうか。


……でもそれなら飛んできたボールを無視するか、空振りでもしとけばいいだけの話で、やはりブン太くんを狙撃する必要はありません


これらの検証の結果、ブン太を狙撃した木手の目的はただ一つ。


単にブン太を殺したいだけ。


なのではないでしょうか!

さすが殺し屋! 殺せるなら誰でもいいってか!


……そんなこんなで、テニスの試合において"裏切る"という衝撃の展開を見せた新テニプリ。

正直、先々月の「ツルスケだぜ!」と、先月の「デュークホームラン」で「もう何がきても驚かないぞ」と思っていたのですが、まさか今月で「テニス」そのものの概念を揺るがすような展開を用意してくるとは……許斐先生の天井知らずの脚本力には驚かされるばかりです。


来月も楽しみです。もう何がきても驚かないぞ!


関連記事:新テニプリが神展開! やはり許斐先生は天才か……
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