【2013年1月20日】
ついに新テニプリでテニスボールを使った漁法が登場
さて、新年一回目の新テニプリですよ。
年は変わりましたが、テニプリは
昨年と変わらず絶好調で飛ばしているようです。
では前回までの流れをおさらいしておきましょう。
現在の状況は、中学生メンバー VS 高校生海外選抜組による、レギュラー入れ替えをかけた死闘のまっただ中。
対戦するのは、無邪気な性格かつ豪放なプレイスタイルで中学1年生の遠山金太郎と、
主に顔が怖いことで知られる鬼先輩です。
初めてテニプリを読む方が誤解しないように言っておきますが、この場合の鬼先輩は
"鬼のような先輩"という意味ではなくて、鬼という苗字を指していますのでご注意ください。
……まあ、鬼のような先輩という意味でとらえていただいても、
別に間違ってはいないと思いますけど。
そんな二人の対戦はいきなりヒートアップし、先月号ではとうとう
テニスコートのネットがボールの摩擦熱で炎上し焼け落ちるという大惨事が発生してしまいました。
……ここだけ見たら、
アシスタントの人が寝ぼけてトーンを間違えたのかなと思ってしまいそうなコマですが、おそろしいことに
これで合っています。
普通のテニス合宿なら大騒ぎになって少なくともこの日は試合中止になりそうな気がしますが、そこはテニプリなので
何事もなかったかのように試合再開です。
もちろん警察や消防も来ません。皆さんも薄々感じていたと思いますが、テニプリでは
テニスコートの中は治外法権です。
ネットも直してさあ試合再開――と、ここで鬼先輩が金太郎の「日本一のテニスプレーヤーになる」という叫びを聞いて、「忘れていたもの」を思い出したようです。
……どうやらここからは、しばらく
鬼先輩の過去が語られることになるようです。
あ、そうそう。
ややこしくなるので触れませんが、今月号では時を同じくして別の
場外乱闘が発生しています。
こちらでは海外選抜のリョーガさんと、
試合ではなく
コート外で対戦相手を殺しにくることでおなじみの亜久津くんが
ガチバトル開始。
……そろそろ我々テニプリ読者は、
テニスボールとラケットさえ使っていればテニスであるという認識を改めるべきかもしれません。
さて、そちらの展開は本誌か単行本で直接ご確認いただくとして、物語は鬼先輩の過去へと飛びます――。
ここからは一応現在と混同しないために、
鬼先輩(若)と表記することにしましょう。
過去編が始まるなり、
テニスボール6球を同時に打ち返す鬼先輩(若)。……これも十分説明のつかない現象ですが、先月号では
1球しか使っていないはずの試合で10球同時打ちするという超常現象を目にしたということもあり、特に違和感なく読み進めてしまいました。
で、この光景はテニスの練習をしているのかな? と思いきや、
まさかの
魚獲りでした。
漁業にも網を使ったものや釣具を使ったものなど様々な種類がありますが、
テニスボールを使った漁は新しいと思います。……
庭球式漁業とでも名付ければいいのではないでしょうか。
しかも、それを見ている子どもたちの反応が「鬼の兄ちゃん 6匹とれたよ!!」と、
特に驚いていないことから、これが
日常的な光景であることが伺えます。
さらに所変わって海。
鬼先輩(若)と子どもたちが楽しくスイカ割りをしています。……しかし、
棒の代わりに使うのはもちろんテニスラケット。
……正直、魚獲りの方はまだ、ボールを飛ばすのにラケットを使う必要があるということで一応は納得できるのですが、
スイカ割りにラケットを使う意味はまったくないと思います。
ところで、先ほどから鬼先輩(若)と遊んでいる子どもたちは誰なのかというと、
孤児院の子どもたちでした。
そう、鬼先輩(若)はボランティアで孤児院の子どもたちと遊んであげていたのです。
そして時は流れ、クリスマス――。
クリスマスといえばサンタクロースです。
優しい鬼先輩(若)が、サンタの格好をしてプレゼントを届けにやってきました。
……と、そこで鬼先輩(若)の目に飛び込んできたのは、子どもたちが紙に書いたサンタクロースへのお願いごと。
そこに書かれていたのは、鬼先輩(若)がテニスでがんばれるようにというお願いだったのでした。
あれ? 何このちょっといい話は。
テニプリってこんなんだったっけ。
釈然としない読者の心境はさておき、子どもたちの願いに鬼先輩(若)は奮起。
決意も新たに練習を重ね、ついにU-17(アンダーセブンティーン)日本代表合宿へと招集されることになったのでした。
そして、そこで鬼先輩(若)を待ち受けていたのは――。
むっ!
鬼先輩(若)に向かって「フケた高校生」とは失礼な!
たとえ事実でも言っちゃいけないことってのがあるんですよ!
そもそも誰だあんたは!
「平等院鳳凰だ」
……えっ!?
平等院鳳凰さんといえば……。
「滅びよ…」※2011年12月発売号より
実力者ぞろいの海外選抜組の中でも不動のNo.1プレーヤーとして君臨する、
老けすぎててぜんぜん高校生に見えない高校生じゃないですか!
え、何、
1年だか2年だか前はこんな顔だったの!?
まあでも確かに……。
ためしにヒゲを消してみたら今でも十分爽やかイケメンだったので、つまり今回のテニプリの結論としては……。
男はヒゲを生やすだけでかなり老けて見えるので要注意!
ということですかね!
……いつのまにか
テニスとは何一つ関係ない話にそれてしまいましたけど、ひとまず今月はこのへんで。来月は鬼先輩(若)がどのようにして「地獄の門番」と呼ばれるようになったのかが描かれるのでしょうか。楽しみです。
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新テニプリレビューを最初から全部読む場合はこちらから!(ページ重いです)
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