【2013年3月19日】
今月の新テニプリで「テニスボールで建物の壁を破壊するハウツー」があることが判明
今月の新テニプリレビューのお時間がやって参りました。
現在は
中学生メンバー(テニプリ主要キャラ) VS 高校生海外選抜組による団体戦が行われている新テニプリ。ダブルス2つにシングルス1つが終わり、現在の対戦は、
※2013年1月号より
遠山金太郎(中1) VS 鬼十次郎(高3)のシングルス対決のまっただ中。
前号では鬼先輩の意外な過去が判明し、海外選抜組最強とも目されている平等院さんを破ったほどの実力者であることが明かされました。
……こうなると立場がないのは
鬼先輩の強さを語るためにダシにされてしまった当の平等院さん本人ですが、
どうやら鬼先輩に負けた後、崖の上に送られ特訓した結果、異次元の強さを手に入れて帰ってきたそうです。
ちなみに最近のテニプリを読んでいなかった方は
「崖の上」とか言われてもピンとこないと思いますが、
「島流し」とか「地下行き」とかとだいたい同義です。
さて、そんな鬼先輩の圧倒的な強さの前に金太郎が苦戦している頃、コート外でももうひとつの戦いが繰り広げられていました。
テニプリ随一のワルである亜久津くんと、
リョーマの兄ということ以外はすべてが謎に包まれている海外選抜組のリョーガ。
……ところで"コート外での戦い"と書きましたが、ネットもラインもない場所では
"練習"はできても"試合"はできません。
しかしこの光景はとても練習をしているようには見えないので、じゃあいったい何をしているのかというと、
後ろに飛び退りながらボールを避けているかのような
不自然な態勢から予想するに、
相手にボールをぶつけて殺したら勝ちという命のやりとりをしているのではないでしょうか。
そんなことを考えつつ読み進めていくと、
リョーガが亜久津めがけて
「光る球」を放ちました。これ、平等院さんが以前リョーマを狙撃したのと同じ技ですね。
このボール、ここだけ見ると光っているのは単なる演出にも思えますが、
※2013年3月号より
先月号の回想編で平等院さんが同じ技を繰り出し、その際に周囲の観客が眩しがっていたことから、
本当に発光しているのだということが証明されています。
テニプリはこれまでにも
数々の超常現象を引き起こしてきましたが、しかしそれらには一応の理論がありました。
たとえばボールを吸い寄せる「手塚ゾーン」は、
返ってくる球が必ず自分の手元に戻るようあらかじめ回転をかける技でしたし、他のテニスプレーヤーそっくりに変身する「イリュージョン」は、
動きや技、立ちふるまいなどを完璧にコピーすることで相手に錯覚させる技でした。
ですので、おそらくこの光る球にも何か発光するちゃんとした理由があると思われるのですが、残念ながら現時点ではまだ
発光のメカニズムは謎に包まれたままです。
ただ、ひとつハッキリしているのは、
この発光する球の威力は、
建物の壁を破壊するレベルということ。しかも
ボールがめり込むだけならまだわかるのですが(いや、それも十分おかしいのですが)、さらにそこから
周囲に対して亀裂を発生させ、窓ガラスを割り、壁全体を大きく陥没させていますからね。中に人がいたらどうするのでしょうか。
僕は物理学のことはよくわからないので、どなたか
ゴムとフェルトで構成されたテニスボールをどれくらいの勢いで叩きつければ建物の壁を陥没させられるのか教えてください。
さて、先ほどの画像でリョーガの光る球を受けているのが亜久津くんではなくリョーマだったことに気づいた人もいるかと思います。
実はこれ、2人がコート外で戦っているところにリョーマが乱入してきてバトルを止めた場面。さらに真田もやってきて、リョーガ VS 亜久津のコート外対戦はいったん終了となりました。どうやら鬼先輩 VS 金太郎の試合の後は、真田と亜久津がダブルスを組むことになりそうです。
一方その頃、鬼先輩に追い詰められていた金太郎はというと……
こちらは
ボールではなく全身を発光させ――
「天衣無縫の極み」 を発動しました。
天衣無縫の極みの説明はややこしくなるので端折りますが、現段階では
テニプリ最強の必殺技の一つということだけ認識していればOKです。この技に目覚めたということは、金太郎と鬼先輩の対決ももう少し続きそうですね。
……そんな感じにいろんな場所で
発光祭りとなっていた今月のテニプリですが、
個人的にはリョーマがリョーガに
「あの光る打球の打ち方教えてくんない」とお願いするシーンが一番インパクトありました。
だって、このセリフが意味するところはつまり、
「光る打球の打ち方教えてくんない」→光る打球には"打ち方"が存在し、しかもそれは"誰かに教えられる類のハウツー"である。
ということですからね!
来月はいよいよ謎の「光る球」のメカニズムが明らかになるのでしょうか。楽しみに待ちたいと思います。
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