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マルコ
1ヶ月ほど前から話題になっていたのですが、角川ルビー文庫からあまりにも新感覚すぎるBL小説が2ヶ月連続で発売されています。
その名も「ぞっこん」シリーズ。
百聞は一見にしかず。購入してきましたので、まずは表紙をご覧ください。
こちらが「ぞっこん」シリーズです。……サブタイトルと帯のキャッチコピーでもうおわかりですよね。
そう、乗り物擬人化BLです。
乗り物の擬人化をテーマにしたBLは角川ルビー文庫史上初めてということですが、奇遇にも僕の人生においても初めてです。
それではまず、7月に発売されたバイク編から詳しく紹介していきましょう。
作者は松雪奈々先生。イラストはイラストレーターの兼守美行先生が担当されています。
……もう、どこから触れるべきなのか迷うほどのツッコミもぐら叩き状態になっていますが、とりあえず、最初に言いたいのは、
これは果たして"擬人化"なのだろうかということです。
そして、BLというからには、主人公(バイクの持ち主)とのラブシーンがあると思われるのですが、この変形ロボのような形状の相手と、どのようにコトに及ぶのだろうかという点も気になります。
本作の裏表紙にあらすじが書かれてあったので、紹介しましょう。
ある日、バイクに迫られた。雪国へ引っ越した碧(あおい)の許に、自らを碧のバイクだったと名乗る精悍な男・隼(はやぶさ)が現れたのだ。俄には信じ難いが、彼の語る2人の思い出は、確かに碧がバイクと過ごした日々そのもの。更に隼は突然「ずっと貴方が好きでした。俺に跨(またが)ってください!」と碧に詰め寄ってきた。困惑しきりの碧だが、なし崩しの同居生活の中、隼の一生懸命なアプローチにいつのまにか絆(ほだ)されてしまう。(以下略)
――ある日、我が家にバイクが押しかけてきた。1ページ目でバイクが現れてから、碧が納得するまでに14ページかかっていました。碧は幼少時から気に入ったものに命を吹き込んでしまう不思議な力を持っているという設定があるのですが、そんな碧をもってしても納得するのにこれだけかかってしまうバイク人間、色々な意味でさすがです。
(中略)
バイクを装った詐欺や変質者の可能性はゼロではないが、証言からしてこれは隼と思ってまちがいないだろう。
※本文(5P〜19P)より
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