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【2014年9月8日】

君は「美少年プロレス」を知っているか? プロレス初心者を驚愕させたその内容とは……




なるほど、理解した! これがプロレスってやつだったのか……!



この歳になると、それなりに色々なことを経験してきたつもりではあるのですが、実は「プロレス」だけは今までまったく見たことがありませんでした。それどころかルールもわからないし、スター選手の名前すらろくに知らないという有り様です。

いつか見てみたいなと思いつつ、結局機会がないまま過ごしていたのですが……。

知人に誘っていただき、やっと、やっと、プロレスを初観戦することができました!


その名も、



「美少年プロレス」です!




本物のプロレスを見るのは初めてなので、会場入りする前からドキドキワクワクしていました。

では簡単に「美少年プロレス」について紹介しましょう。




美少年プロレスは、GM(ゼネラルマネージャー)である平 翔さんが立ち上げたプロレス団体です。

翔さんは大富豪の一人息子なのですが、生まれつき病弱であったため、夢であるプロレスラーになることができませんでした。

そこで彼は全国の名家から美少年を集め、プロレス団体「美少年プロレス」を設立したのです。



そんな「美少年プロレス」の総合プロデューサーを務めるのが、丸山教官です。

……いきなり「美少年」という言葉の定義について考えさせられますが、丸山教官曰く「美少年とは心意気だ!」ということなので、誰が何と言おうと美少年なのです。



そしてもう一人の教官、バッファローさん。

美少年も何も、覆面をかぶっている時点で顔が見えないわけですが、こちらがツッコむ前に「それがどうした!!」と開き直られてしまってはもう何も言えません。

そして、忘れてはいけないのが、



そんな翔さんを陰から見守るのが、執事の神楽坂ひとしさん。病弱な翔さんをサポートする縁の下の力持ちです。

この4人が中心となって運営するプロレス団体「美少年プロレス」には、他にも数多くの美少年レスラーが参戦しています。

今回、僕が観戦した第二回公演のチラシがこちらなのですが、



ほら、たくさんの美少年がいるでしょう? 先ほどは丸山教官とバッファロー教官の迫力にたじろいでしまいましたが、2人はあくまでも教官。チラシの彼らこそが、美少年プロレスラーなのです!

また、この他にも美少年プロレスには、練習生と呼ばれる修行中のプロレスラーが所属しており、



試合中は彼らがセコンドとして活躍します。

なるほど、プロレス団体って、こういう風な組織になっているのか〜。



さあ、それではいよいよ、美少年プロレス第二回公演をプロレス初心者の僕がレポートしていきますよ!
※写真はすべてオフィシャルより



まずは全選手入場! そして、平翔GMが病弱な体にも関わらず、点滴を打ちながら執事に支えられて登場しました!

夢だったプロレス団体をついに設立した平翔GMの姿に、会場からは思わずすすり泣く声……ではなく、なぜか笑い声が起きています。なんで? こんな感動的なドラマなのに!



僕はぜんぜん知らなかったのですが、美少年プロレスには不動のスターがいて、それが峰ぴょんこと藤田峰雄選手。

さっきのチラシだと、



この方ですね!

そんな藤田峰雄選手、今日の抱負を尋ねられて一言。


「勝って、ここにいる練習生を全員お持ち帰りしてセッ◯スしたいと思います!」




え、BL?


……さ、さぁ、そんなこんなで気を取り直して初戦!

まずは、野村龍之介 VS ヒロ・トウナイ。



実はこの野村選手(左)は実力がいまいちみたいで、今回のカードは彼を成長させるために組まれた試合とのこと。

なので、今回に限り、試合のルールは「ヒロ・トウナイ選手が野村選手を試合の中で成長させることができたように見えたらヒロ・トウナイ選手の勝ち。成長したように見えなければ負け」という特別ルールなのだ!

し、知らなかった……。



そうこうしているうちに、ヒロ・トウナイ選手があっという間に腕ひしぎ十字固めを決め、野村選手に勝利します。



「対戦相手に成長させてもらうなんて、悔しくないのか!」とガチ説教するヒロ・トウナイ選手。



華麗な勝利! ……と思いきや、この試合の判定は「野村選手が成長したように見えたかどうか」で決まるため、ジャッジの結果、「どちらともいえない」ということでまさかのドロー!

ううーん、なんてこった……!



プロレスって奥が深い!

いきなりプロレスの何たるかを学んだところで、第二試合は、バッファロー教官 VS よしえ選手。



よしえ選手(右)は丸山教官曰く「プロレスラーかどうかも怪しい」ということで、バッファロー教官とまともに勝負しても勝ち目がないとか。

しかし、この日、よしえ選手にはどうしても勝たなければならない理由がありました。

それは、連絡の取れなくなった恋人の佐藤みれいさん(39)に、自分の勝利した姿を見せるため。……といっても連絡がとれないなら見せるのも無理じゃないのかとツッコみたくなるところですが、よしえ選手曰く「Twitterでだけは返事をくれるんです」ということで、そ、それは本当に……恋人……なのでしょうか……。

とにかくそんなよしえ選手を確実に勝たせるための秘策が登場します。



ゴルゴ15です。

いきなり乱入してきたこの男について、丸山教官から説明がありました。

それによると、「プロレスを長年見ていると、ちょっとアレっと思う試合もある。そういう試合は、実は狙撃手(スナイパー)が裏にいて、選手を狙撃しているんだ。ウチが大きな団体と試合しても絶対に勝てないのは、スナイパーの腕前が違いすぎるから。そこで、ウチでも凄腕のスナイパーを育成することにした」とのこと。

し、知らなかった……!



プロレス初心者なのでぜんぜん知りませんでした。

その後、バッファロー教官とよしえ選手の試合はどんどん進みますが、ゴルゴ15が狙撃する相手を間違えたり、撃ちぬくツボを間違えたりで、てんやわんやの状態に。



しかも、よしえ選手は郷ひろみの「ゴールドフィンガー99」が流れると、試合中でもお構いなしに脱ぎながら踊ってしまうというやっかいなクセ(?)があり、そのせいで試合の流れは混沌としていきます。

ゴルゴ15がバッファロー教官を狙撃→よしえ選手有利に→勝利目前で「ゴールドフィンガー99」が流れる→よしえ選手踊りだす→バッファロー教官目覚めてよしえ選手ピンチ→最初に戻る。

……このループがしばらく繰り広げられた後、ゴルゴ15がレフリーを間違えて狙撃したことにより、試合はそのまま決着つかずで流れてしまったのでした。





そして第三試合。

ここでは丸山教官が菅沼修選手と試合を行ったのですが、この菅沼選手はフリープロレスラーとのことで、美少年プロレスのメンバーではなさそうです。

じゃあなぜ今回登場したのかというと、丸山教官曰く「バナージュ理論」を証明するためなのだとか。

バナージュ理論……?


「バナナは黒い斑点ができたくらいの腐りかけが一番うまいやろ」


「人間も同じで、黒い斑点があるくらいが食べごろや。これがバナージュ理論


「つまり美少年とは黒い斑点を持つ者や」


背中に黒い斑点のあるレスラーで検索したら出てきたのが菅沼選手だったんや」





……な、何か勢いに押されて納得しかかってしまった……。

とにかくそんな感じで試合が始まったのですが、これがもう僕のプロレスの価値観を根底から覆す鬼試合



繰り出されるネタ、ネタ、ネタ! プロレスっていうか、掛け合い漫才のようなマシンガントークが炸裂します。



場外乱闘が始まったので、練習生に誘導されて避難したら、

丸山教官「危険はないから戻れ!」


……ないのかよ!



そんなやりとりでボロボロになった菅沼選手が、最後は「大阪に帰る前に結婚したかった……」(※大阪から来たそうです)と断末魔のつぶやきを残してダウン。

見事、丸山教官が勝利を収めたのでした。

えっと……漫才にしか見えなかったし、死ぬほど笑ったけど……。

と、とにかく、




さて、その後は練習生による相撲大会(プロレスのリングなのに!)や、会場最前列の女性を巻き込んでのプロポーズ大作戦(なんで!?)など、僕のプロレスのイメージをことごとく覆す試合……いや、企画が繰り広げられた美少年プロレス第二回公演。



ラストの試合では、スター選手である藤田峰雄選手が、美少年王国の王子にして「真の美少年」である円華選手と6人タッグマッチで対決するも、全員アナルを負傷するというまさかの事態に。

何とか勝利した藤田峰雄選手でしたが、試合後のインタビューでは「今日は勝って練習生を持ち帰ろうと思っていたけど、アナルを負傷したのでやめときます」と挨拶していました。

そんなこんなで、たっぷり2時間以上楽しんだ美少年プロレス第二回公演。

生まれて初めてプロレスを観戦した初心者の僕でしたが、この日の感想を一言でいうなら、




ボキャブラリーゼロで申し訳ないのですが、そういうことです!


美少年プロレス、次回公演は10月10日18時より、新木場1stRingにて開催されるとか。

次も楽しみです!


関連リンク:美少年プロレス





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