おすすめ記事
PR
プロフィール
マルコ
海外にBL(ボーイズラブ)本は存在するのか?
……おそらく、現代人なら誰もが一度は考えることだと思います。
当然、僕も常日頃から気になっており、海外に行くたびにチェックしてはいるのですが、
これが、とにかく見つからない。
一昨年、ドイツとチェコに行った際も探してみたのですが、BLどころか、漫画コーナーすらあまりなかったです。
もちろん僕の探し方が下手くそなだけという可能性が高いのですが、少なくとも観光客がふらっと入った本屋さんに置いてある可能性はかなり低いと言っていいのではないでしょうか。
そんな中、ばっちりBL本を本屋さんに置いている国があります。
台湾です。
ということで、先日台湾へ行った際に見つけたお店がこちら。
日本でいうところの、アニメイト的なお店でしょうか。アニメイト自体も台湾にはあるんですけどね。
これこれ! こういうのがあるお店には期待できる! というか普通に日本の漫画のローカライズ版ですな。
ということで期待して入ったところ……。
無事、BL本をゲットしました!
……といっても、やっぱりというか、日本のBL本のローカライズ版しかなかったのですけどね。海外産のBLをゲットできるのはいつになるのか……。
ちなみに店内の写真はないのですが、男性向け18禁コミック棚とBL棚が隣接しているせいで、見る棚を間違えている人みたいな感じになっていました。なんでこんな配置にしたんだろうか。
さて、では台湾で買ってきたBL本を紹介します! もちろん気になるのは帯ですよね。
はたしてBL本の帯は台湾ローカライズされるとどうなるのか。
いつものBL帯レビュー番外編としてご覧ください。
三島一彦先生の「ブラザー・シャッフル!」の台湾ローカライズ版です。
帯では「兄・友・弟・恭」が「×」で消されており、「弟・友・攻・兄〜」となっていますが、結局、攻は兄なのか弟なのか、それとも友だちなのか僕にはわかりませんでした。どなたか中国語に詳しい人、教えてください。
「君要臣受,臣不得不受」……ということで、秋山花緒先生の「君主様には敵わないッ」の台湾バージョン。やはり、この帯だけ見ても僕には"君主"が受なのか"臣下"が受なのかがわかりません。イラストからすると"君主"側が攻っぽいんですが。
帯にでかでかと「死」という文字が踊っているのを見て思わず買ってしまった一冊。原題は西原ケイタ先生の「ネガティブ・ヒロイン」です。あーなるほど。「消極(ネガティブ)女主角(ヒロイン)」か。
それにしても「死」とは穏やかじゃありませんね……と思って、日本語版の帯を調べてみたら「いきなりキスとかっ――死ね!!」だったので、わりと本当にそのままの意味でした。
「あ〜〜」というあえぎ声(たぶん)がツボに入って思わず買ってしまった、九州男児先生の「セカンド・ターゲット」。
「あ〜〜」の前に「射撃訓練」という言葉が入っているところからすると、「射撃訓練!!!」→「あ〜〜」という流れになるわけでして、いったい何を発射する訓練なんだろう……と首を傾げざるを得ないわけですが、そのあたりはぜひ日本語版も買って確認してみたいと思いました。
――といったところで、台湾で購入したBL本の帯紹介でした。
今回立ち寄ったお店ではBL本の棚は二つくらいしかなく、スペースもかなり狭くて、数も限られていました。
もし他に「ここならBLが大量に買える」、あるいは「現地の作家さんが書かれたBLが手に入るよ」というお店があれば次回の参考にさせていただきますので、ぜひご紹介ください。
さーて、次は南米あたりでBL本を探してみたいですね!
Tweet
前へ 次へ
PR
おすすめ記事
最近の記事
5/25 角川武蔵野ミュージアム『はじめてのBL展』でBL帯と僕のコラムが展示中! ぜひ行ってみて!プロフィール
マルコお仕事
11/24 BL(ボーイズラブ)は関係性の物語──BL研究家・マルコインタビュー月間アーカイブ
2023年はてブ総合人気記事
リンク
大西可奈子のお仕事情報【著作権について】
当サイトではレビューのために、文章・画像などを引用することがあります。
文章・画像等の著作権については各々の作者に帰属します。問題があればご指摘下さい。
引用以外の文章・画像の著作権については、当サイト管理人に帰属します。