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マルコ
ついに「モンスターハンター」シリーズ最新作となる「モンスターハンター4G」が発売されましたね!
ご存知の方も多いと思いますが、我が家では僕と妹ががっつりモンハンにハマっておりまして、毎年新作が発売されるたびに妹がうちにやってきて3日ほどモンハンスタートダッシュ合宿を行うのが恒例となっています。
↑妹(トークイベントのレポート記事より)
……冷静に考えると、対戦ゲームでもなくユーザーランキングがあるわけでもないモンハンでスタートダッシュする必要はあるのかは甚だ疑問が残るところですが、いいんです! 細かいことはいいんです!
ということで今年もまた、妹が我が家へとやってきたのですが……。
※似ていませんが妹です
一歩も外へ出ることなくみっちりとモンハンをやりこみ、倒れるように眠りについたところまでは特に問題はありませんでした。
異変が起きたのは、翌日の朝のこと。
心なしか、どんよりとした表情の妹。
いったいどうしたというのでしょうか。
「どうした? 天玉が出たかと思ったら碧玉だった時みたいな顔になっとるぞ」
「……」
「え、何? 何か怒ってる? まさか昨日俺がこっそり一人だけ尻尾剥ぎとったのバレた?」
「!?」
「あっ……違うのか」
「声が出なくなった」(※注:これより先の妹のセリフはすべてメールで送られてきたものです)
「えーーー!?」
なんということでしょう。
ここ数日、喋りの仕事が続いていたことと、僕の部屋がすさまじく乾燥していたこと、さらに一日中モンハンをプレイするという、どう考えてもまったく健康的ではない生活がたたったのか、妹の扁桃腺は激腫れ。声がまったく出なくなってしまったのです。
トークイベントにお越しいただいた方ならおわかりの通り、うちの妹は声帯から先に生まれたような人間ですので、声が出ないのは死活問題です。
ましてや今はモンハン合宿のまっただ中だというのに……。
とはいえ、僕も兄の端くれですので、一応妹を気づかっているフリをして「モンハンやめて静養する?」と聞いてみたのですが、
「絶対イヤや」
ということだったので、合宿を続行することにしました。
……が、しかし、協力プレイが売りであるモンハンにおいて、声が出ない=コミュニケーションがとれないのは致命傷です。
メールで会話しようにもクエスト中にそこまでの余裕はないということで、妹はジェスチャーで意思表示をし始めたのですが……。
……どうしよう。コイツが何を言おうとしているのか、まったくわからない……。
妹とは妹が生まれて以来の長い付き合いなので、まさか声が出ない程度でこれほどまでに意思の疎通ができなくなるとは思いもしませんでした。
とりあえずジェスチャーを見ながら、何を言おうとしているのか解読してみました。
「ゴホッゴホッ」
「大丈夫か?」
「声出させるなや!」(※注:しつこいようですがすべてメールです)
「だってお前が何を言いたいのかわからんのやもん」
「見たらわかるやろ! これはつまり」
「……や!」
「わかるかそんなもん!」
……という感じで、この後も妹の謎ジェスチャーにより狩りは大混乱。
「えーっと……」
「ゲーム中のこの状況でわざわざ喉が痛いとか言うか!」
「えー……」
「これが正解」
「毒かーそのジェスチャー毒だったかー」
「うーん……」
「違うわ! わざと言よるやろ!」
「正解はこう!」
「まさかの直球だった。もっとひねれよ」
「この状況でひねる必要一切ないよな」
「あ、これさっき見たやつだな」
「違う!」
「さっきは毒喰らったジェスチャーだったろそれ!」
そんなこんなでクエストは進み……僕がまさかの2死!(モンハンでは3回死ぬとゲームオーバーになります)
「……」
「これは……」
「……だったりして」
「正解」
「あ、それは正解なんだ」
……という感じで極めて非効率な合宿が3日間ほど続きましたが、無事ラスボスへと辿り着くことができて、妹も満足そうな表情で帰宅していきました。
ちなみに合宿中、妹は自己判断によりがっつりした肉料理ばかり食べていたのですが、その後病院で医者からしこたま怒られたそうです。
皆さんは喉を痛めた際にはきちんと病院で判断を仰ぎ、なるべく固形物は避けるようにしてくださいね。
あと、モンハンやってる人はぜひ僕らと一狩り行こうぜ!
関連記事:「モンスターハンター」での本当の勝ち組は誰か
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