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【2016年6月23日】

最近の仏教のデジタル化事情について、本物のお坊さんに聞いてみた【前編】〜普通の家庭で生まれ育ったエンジニアがなぜ僧侶になったのか〜



なむあみだぶつ。マルコです。



突然ですが本日は……東京タワーのすぐ近くにある由緒正しきお寺・増上寺に来ております。浄土宗の大本山として有名ですね。



なぜ急に増上寺? 出家したの? ……と思われそうですが、そうではありません。

今回、増上寺を訪れたのは、



こちらにいらっしゃるお坊さん、小路竜嗣(こうじりゅうじ)さんと対談しよう! という企画を行うためであります! 小路さんは元機械系エンジニアというユニークな経歴をお持ちのお坊さんで、現在は長野県塩尻市にあるお寺・浄土宗善立寺の副住職を務めておられます。

小路さんのブログ:24bytes
小路さんのTwitter:@KOJIRYUJI1

そんな小路さんとの対談場所として、浄土宗の大本山である増上寺をお借りすることになったというわけです。

……大丈夫? ついてきてます?

別のブログじゃないですからね。いつものカフェオレ・ライターですからね。

たぶん、まだ話が見えない人ばかりだと思うので、先に「小路さんとは何者なのか。なぜ急に対談とか言い出したのか」を説明しておきます。説明だけでかなり長くなりそうなので、さっさと本編を読みたい方は適当にスクロールしてください。

***

えーと、ご存じの方もいると思いますが、僕はふだんライターをやっておりまして、雑誌やネットで文章を書いてお仕事をしております。

その仕事の一つが、Evernoteというクラウドサービスのオフィシャルライター&カメラマンです。

Evernoteが何なのかについては割愛しますが、ともかくそのEvernoteをお仕事に使っているお坊さんがいるということで、公式サイトでインタビューをさせていただいたのです。そのデジタル僧侶が小路さんだったというわけ。これが出会いのきっかけです。


※興味ある方はそちらの記事もどうぞ。今回の記事とのつながりは特にありませんが。

……で、そのインタビュー時に小路さんからいただいたのが、デジタル御朱印――名づけて「御朱In」



御朱印とはお寺を訪れると記念にいただいたり購入できたりする物なのですが、こちらの御朱印、右下をご覧いただくとわかる通りQRコードが仕込まれていて、読み込むと小路さんのお寺である善立寺のFacebookページが開きます

しかもそれだけでなく、NFCまで搭載しており、対応のスマートフォンを近づけるだけでやはりお寺のFacebookページに飛ぶのです。

さすがは元エンジニア。発想がいろいろとおかしい

で、気軽な気持ちでこの御朱inを僕がTwitterでツイートしたところ、これが想定外に拡散されまして大変なことになりました。



なぜこんなに拡散されたのかというと、たぶん皆さんの仏教に持っているイメージとギャップがあったからだと思うのです。

それなら、せっかくだし、仏教とデジタルについてもっと突っ込んだことを聞いてみよう! と今回の対談を小路さんにお願いしたというわけ。

長い説明になりましたが、以上を踏まえた上で今回は本職のお坊さんである小路さんにいろいろ聞いていきたいと思います。

ちなみに撮影・対談場所として増上寺をお借りする際、お寺から「企画書を送ってください」と言われたので、おそるおそる企画書を送ってみたところ、まさかの一発OK。こんな得体のしれない個人サイトの企画を通してくれるとは……さすが増上寺、まるで仏のような心の広さですね!


■あの御朱印ツイートの反響ってどれくらいあったの?



そんなわけで小路さん、本日はよろしくお願いします。


こちらこそよろしくお願いします。小路竜嗣(こうじりゅうじ)と申します。一人漫才コンビみたいな名前で失礼します。


たしかに


ところで、増上寺まで来ておいて何なんですが、お腹すきません? どこかご飯食べにいきましょうよ。


……。そういうことでしたら、増上寺の中にある食堂で食べていきますか?


増上寺の食堂!?


……そう、あまり知られていないのですが、実は増上寺の食堂は一般の人も利用可能なのです。ちゃんと食べログにも載っています。場所がめっちゃわかりにくいので、行くなら誰かに聞いた方がいいかもしれません。






なんか、雰囲気は社食っぽいですね。よし、唐揚げ定食(800円)にしよう。じゃあ、食べながら、さっそく例の御朱Inの話から聞かせていただけます?


いきなりですね。


あの御朱In、めっちゃ拡散されましたけど、小路さんのところにはどういう反響がありました?


日本御朱印協会というところから問い合わせがあったり、うちのお寺に一人、御朱Inをもらいに来られた方がいたり、あとは新聞から取材されたりしましたね。でもまぁ、そんなもんでした。拡散されたわりには……って感じでしょうか。


あくまでネットですもんね。むしろ少しでもリアルで影響があったのはすごいかもしれない。ところで小路さんって善立寺の副住職なんでしょう? ということは上司には「住職」がいるわけですよね。こう言うのもアレですけど、よく住職から御朱InにOK出ましたよね


そうですね……御朱inの説明をしたときも「別にいいんじゃないか」くらいの反応でしたね。


住職はいいとしても、別のお寺の偉いお坊さんに見つかって怒られたりしませんでした? それこそ増上寺とか。


ひょっとして怒られるかなと思っていましたが、大丈夫でした! そっか、ここまではやってもいいんだって安心しました


怒られる可能性はあったのか……。


■普通の家庭で生まれ育ったエンジニアがなぜ僧侶になったのか




ランチも終わったところで、せっかくなので増上寺を案内してもらいながらお話を聞くことに。

途中、観光っぽいおばちゃんが小路さんに道を尋ねてきたのですが、小路さんは増上寺のお坊さんじゃないので「すみません、私はここの寺の者ではないのでわかりません」と返事するしかなく、おばちゃんが「???」みたいな戸惑いの表情になっていました

まぁ、そりゃあ増上寺を歩いている僧侶が別の寺の人ってそれどういうことだよ! って思いますよね。



さて、小路さんが御朱Inをなぜ作ったのかが気になるところですが、それは後で聞くとして、とりあえず小路さんがどんな流れでお坊さんになったのか聞いてもいいですか? たしか、元エンジニアなんですよね?


そうなんです。というか、そもそも私の実家はお寺じゃないんですよ。今のお寺は妻の実家なんです。妻が寺の一人娘でして。


ということは婿養子でお坊さんに?


はい。つまり上司である住職は義父になりますね。


すごいですね……だってそれまで仏教とはまったく無縁の生活だったわけでしょ? しかも小路さん、まだ若いじゃないですか。仕事をやめて僧侶になるって、よほどの決断だと思うんですけど、奥さんの実家がお寺だったというだけで「じゃあ出家します!」って決意したんですか?


まぁ……いろいろありまして……。


その「いろいろ」を聞かせてください。とりあえず奥さんと出会ったところからすべて


そこから!? え、ええと、妻とは大学1年のとき、同じ授業で知り合いまして……。


ほうほう、それで?


それから2週間しないうちに付き合い始めました。


早っ!


ちなみに初デートは松本城です


そのとき実家がお寺だって話を聞いたんですか?


いえ、そのときはぜんぜん。実家の話を聞いたのは1年後くらいです。でも、実家が寺だと聞いても当時の私はピンとこなかったんですね。


まぁ実感わきませんよね……。


次に意識したのは大学4年のときで、というのも彼女から「お父さんに会ってほしい」と言われたんです。


きたー! それもう、「そういうこと」じゃないですか! で、お父さんに挨拶してプロポーズ?


「嫌だ」と断って、結局会いませんでした


今、小路株が暴落しましたよ


それから私は大学院に進んで、就職することにしたんです。その間も付き合い続けていたのですが、お寺の後を継ぐ話は二人の間でタブーになっていました。話すと絶対もめますから


わかる〜! そういう微妙な話題って避けちゃいますよね。


彼女の思いは痛いほど感じつつも、私としては少しでも給料の良い会社に就職すれば納得してくれるんじゃないかという思いがありまして、給与ランキングの上位の会社から片っ端から受けていったんです。それでリコーに入社したのですが……ちょうどそのとき彼女とは別れてしまいました


うーん……うまくいかないものですね。


でも、いなくなって彼女の存在の大きさに気づいたのです。しばらくして連絡をとり、もう一度付き合い始めたのですが、そのとき彼女の実家ではお見合いの話が進んでいたのです。


漫画みたいな展開きた!


それで私は決意しました。「わかった、オレが後を継ぐ」と。


かっこよすぎるー! いや、ほんと、漫画かドラマですよそれ。すごいな、そんな展開が現実にあるんだ。


ということで、なぜ私が僧侶になったのかを一言でいうと、「惚れた弱み」です。


さっき暴落した小路株がストップ高ですよ。

■お坊さんになるための修行ってどれくらいキツいの?




増上寺の裏手にある千躰子育地蔵へやってきました。

こちらは子どもの健康や成長を願って1975年から奉納されているものだそう。ずらりと並んだお地蔵様と色とりどりの風車は圧巻。増上寺を訪れたらぜひ見てほしい場所。



……でも、僧侶になる決心をしたところまではわかりましたけど、実際にどうやってなるもんなんですか? 袈裟を着て「僧侶です」って名乗ればいいわけじゃないですよね。ライターはぶっちゃけ誰でも名乗りさえすれば今すぐにでもなれますけど。


もちろんです。僧侶になるためには修行をしないといけないのですが……これがもう、めちゃくちゃキツかったです。


せっかくなんで修行の内容も教えてくださいよ。めったに聞ける話じゃないし、もしかしたら、これ読んでいる人の参考になるかもしれないし。


……参考にする人もそうそういないと思いますが、じゃあお話しましょう。修行ではここ増上寺を始め、全国のお寺を回るのですが、どこでもやることは同じです。


ふむふむ。僕でもできることかな?


まずスマートフォンや財布などはすべて没収されます。


あ、もう無理だわ。


修行中は朝5時半起きです。身支度を整えて5時45分に整列。それから2時間のお勤めです。ちなみにお勤めの間はずっと正座です。


2時間も!?


はい。まずこれがしんどかったですね。人間、ずっと正座しているとどうなると思います?


足の感覚がなくなって痺れてきますね。


そうですよね。でも痺れているうちはまだいけるんです。それを超えると、今度は体が「マジでやばいぞ」という警告を出すのか、足が痙攣し始めます。同時に針で刺されたような神経系の痛みが走ります。


うわぁ……でも何か裏ワザがあるんでしょう? うまくごまかして正座するテクニックが。


そういうことをしていると必ず見つかって、先生に後ろから足を蹴られるので無理なんです。で、正座が終わった後に足を戻す礼拝があるんですね。このとき、完全に足の感覚がなくて動かないので、自分の手で足を持って強制的に戻します。……しかし、もはや足が自分の体ではなくなっているので、加減がわからずに足首を折ってしまう人もいるほどです。


痛い痛い痛い痛い! 想像しただけで痛い!


それでだいたい7時半くらいになるので、そこから掃除です。その後、7時50分から食事。8時から授業です。


ちょっと待って! ご飯の時間が10分しかないんですけど。


人間、やればできるんですよ。


そういうときの食事ってやっぱり精進料理?


いえ、普通に肉も出ますよ。というか、肉を食べないと体がもたないです。まぁ結局味わう時間はないから飲み込むだけなんですけど。


授業の後はまたお勤めをやってから昼食。その後、授業、夕方のお勤め、補習と実技練習などを行ったら夜の9時くらいになっています。10時までの間にお風呂などを済ませて就寝です。


あれっ、自由時間は?


そんなもの、ゼロに決まっています。


……想像よりもすごいですね、修行……。どんな人が受けるんですか?


私のように違う仕事をしていた人が多いので、下は20歳そこそこから上は70代まで幅広いですよ。お寺に生まれても、一旦は別の仕事に就く人が多いです。


ファンキーモンキーベイビーズのDJケミカルとかそうですもんね。


私の同期で面白いところだと、著名な建築デザイナーとか、飲食店を経営する青年実業家とか、音大を主席で卒業した女性とか、歯科医とかいましたね。歯科医の人は修行中も手の洗い方が尋常じゃなく綺麗でしたよ。


さすがすぎる。


最近、スマホ断ちをするデジタルデトックスなんて言葉がありますが、修行すると強制的にデトックスできますよ。ダイエットにもなります。私は3週間で14キロ痩せましたから。まぁその後リバウンドしたんですが……。そういえばマルコさんダイエット始めたって言ってましたよね。修行ダイエット、どうですか?


遠慮しときます


しかし、よく修行に耐えられましたね。そんな辛いとき精神的に支えてくれたのは?


……。


辛いとき、思い出したのは?


……妻です。


ヒュゥー!


言わせようとしないでください。


まぁまぁ、ほら、綺麗に締めたかったから。


さて、気づいたらめちゃくちゃ長い話になってしまったので、本題の「仏教とデジタル」の話は後半でしようと思うのですが、その前にちょっとだけ聞きたいことが。


何でしょう。


小路さん、漫画とかアニメとかそっちの話もいけます?


もちろんです。私、中学のときは声優オタやってましたから。


マジっすか……。


じゃあBLって知ってます?


……!


(この反応、知ってるな)最近、BLで密かなブームが来ているのが「お坊さんBL」、略してボーズラブなんですけど、やっぱりうちとしてはちょっとそのあたりの話も聞いておかなきゃなって


……。


いきなりぶっこんでみたお坊さんBL。果たして小路さんの気になる答えは!? そして増上寺に提出した企画書の本題である「仏教とデジタル」の話はいつ始まるのか。 後編に続きます!


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