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【2016年5月25日】

仕事で訪れた中華料理屋で偶然とんでもない人に出会った、ウソみたいな本当の話



普段はフリーライターをやっている僕は、いろいろな場所でいろいろな人に取材することが多いです。

先日もとある日本の映画のお仕事で、都内の某中華料理屋さんを訪ねてインタビューをしていました。

今回はそんなお仕事でウソみたいな出来事に遭遇した話です。

この日の中華料理屋の取材に同行したのは、その映画の宣伝を担当しているPR会社のUさん



Uさんとは昔から仲良くさせてもらっていて、気心の知れた仲です。

そういうわけで仕事も終わったことですし、せっかく中華料理屋さんにいるのだから……。

「一杯やっていきますか!」

という話になるのは当然の流れですよね!

ってことで餃子とビールを注文。



くぅ〜! 夕方から飲むビール最高〜!

……と、会社員であるUさんを巻き込んでいい感じに飲んだくれていると、Uさんの隣に誰かが座り、料理をもくもくと食べ始めました。

ちょうどUさんの席は壁から2つ目だったので、その人が座ったのは壁際のカウンター席だったことになります。

そのときは特に気にせず飲んでいたのですが、しばらくして中華料理屋の女将さんがやってきて、こう言いました。



「ちょっとあなたたち、隣にいる人ね、映画のプロデューサーなのよ。ホラ、映画の宣伝のお仕事に来たんだから、お話してみたら?」

……映画の……プロデューサー……?

そこで初めてUさんの隣の席に注目してみると、



そこにはメガネをかけたダンディなおっちゃんが。

……。

…………。

またまたぁ(笑)。

映画の仕事でたまたま訪れた中華料理屋で、隣に偶然映画業界関係者が座るなんてこと、あります?(笑)

ほんと、女将さんも冗談うまいんだから〜。

でもまぁ、せっかく女将さんもそう言ってくれているし、こういうところで出会いがあるのもなにかの縁ってことで、話してみましょうかね。



「おじさん、映画のプロデューサーなんですか?」

たぶん、昔ちょこっと自主制作で映画を作っていたとかそういうことなんだろうなと思いながら話しかけてみると、



「……おう。プロデューサーっていうか、元社長だ

予想外の返しが。

ほー、そうきますか。シャチョーね、シャチョー。

「僕はマルコ、こちらは映画のPRをやっているUさんです。よろしくお願いしますね」



「おう。オレは○○○○っていうモンだよ」

○○さんですか。で、どんな映画を……



「ちょっと待ってください、マルコさん」



なぜか緊張の面持ちになるUさん。

何? どうしたの?



「いや……まさか……いや……」

ん?



「オレの名前で検索してみな」

えっ?



「……ま、マルコさん……」

なに?



「この人……ウィキペディアに名前があります……! 写真もご本人です……!」

えっ? 本当に映画関係者なの?

関係者なんてもんじゃないです……!」



「この人、○○○○(※日本を代表する映画関係の会社)の元社長で、○○○○(※日本を代表するエンタメ系の会社)とか○○○○(※日本を代表するコンテンツ系の会社)とかの役員もやってる人で、昭和の名作の数々を作ってきた名プロデューサーですよ!!!!」



ええええええーーーーー!? マジで!? ウソでしょ!?

※あまりにも有名すぎる会社ばかりなので名前は出せません。出した方が反響あるのはわかっているのですが、ちょっと無理です。ご了承ください。ただ、アニメで例えるとディズニーとかジブリクラスと思っていただければ間違いありません。



「だからそう言ってるだろ!」




(Uさん! 何なのこれ!? もしかしてドッキリ!?

(そんなわけないでしょ!)

(ドッキリじゃないのにたまたま映画の仕事で来た中華料理屋の隣の席にこんな人が偶然座るとかありえる!?)

(知らないですよ!)



「さっきから聞いていたら、なんだお前たち、映画の仕事してるのか?」

「え、ええまぁ、そうなんです。僕は何でも屋みたいなもんですけど、こっちのUさんは映画の宣伝をやってるんですよ」



「ほう……ちなみにオレはもう引退しているが、現役のときは『○○○』(※)って映画や『○○○』(※)って映画を作ったぞ」

※あまりにも有名すぎる作品ばかりなのでタイトルは出せません。ご了承ください。



「すごすぎる……」

僕と違ってがっつり映画業界関係者のUさんは完全に雰囲気にのまれてしまった様子。まぁ無理もないよね……目の前に急に神様が降りてきて餃子食べてたらそりゃパニックにもなるでしょうよ……。

と、ここでほろ酔い気分だった僕が痛恨のミス



「あ〜! 『○○○』って映画作られたんですね! 僕知ってますよ〜! いいですよね、『○○○』」



「……オイ、そりゃあ違う映画だ……




(し、しまったーーーーー! 素で間違えてしまったーーー!)




「……」




(何やってるんですかマルコさんーーー!)

(い、いやついうっかり……)

(ちょっともう、黙っててください!)



「お前ら、なってないな! いいか、そもそも映画というものはだな……」

僕のミスからの流れで突発的に始まってしまった映画談義

これがそんじょそこらのオッサンの与太話なら話半分で聞き流してもいいのかもしれませんが、目の前にいるのは昭和の映画史を作り上げた功労者の一人。


(Uさん、これお金払って聞くやつだよね)

(ですね……)


……そして30分後……。



「だから最近の日本映画はダメなんだ! いいか、映画というのは観客に伝えたいことを役者の台詞じゃなくて芝居で伝えないといけないんだ! なのに何だ、最近の映画はぜんぶ台詞でしゃべらせてしまってるじゃないか! 本当にレベルが低い!」


猛烈に日本映画をディスり始めるおっちゃん




「は、はぁ……」

その日本映画の宣伝を仕事にしているUさんは否定も肯定もできず困惑顔。うん、まぁそりゃそうだよね。

さらにここで話を聞いていた中華料理屋の女将さんから斜め方向の提案が飛び出します。



「そういえば今日は映画の仕事でここへ来たんでしょ。せっかくなんだから○○さんにあなたが宣伝してる映画をアピールしなさいよ〜




えっ!? この流れで!?


あまりにも無慈悲な提案。

しかしUさんは意を決しておっちゃんにパンフレットを手渡し、「よかったら試写会に来てください」とお願いまでしていました

さすがUさん……! 宣伝マンのお手本ですぞ……!


――それからさらに1時間後――。



緊張が続いたせいか、抜け殻のようになったUさん。これはまずい。


「あの〜……それじゃあそろそろ僕らはおいとましますね」

と助け舟を出したところ、



「おう……そうか……」



「それじゃあ女将さん、オレもこいつらと一緒に出るから




(ええーーーーーー!?)

「なんだ?」

「いえ、なんでもないです」


そして僕らはおっちゃんと一緒にお店の外へ。取材が終わったときはまだ夕方で外も明るかったのに、いつの間にかもうとっぷりと日は暮れてしまっていました……。




「あのな、この店、もう60年以上ここでやってるんだよ。オレと女将さんは友だちだからさ、たまにここで飯食って帰るんだ」

「へ〜そうだったんですね。これからどうするんですか?」

「うん……帰るわ」

「そうですか。あ、じゃあ駅なので僕らはこれで失礼しますね」

「おう」



「……ま、がんばれや」




そう言い残し、おっちゃんは夜の町へと消えていったのでした――。


この話はこれでおしまいです。


映画の仕事で訪れた中華料理屋で偶然にも映画業界のレジェンドに会うなんてこと、たぶん今後一生ないでしょう。


でも……またあの中華料理屋にはふらっと立ちよってみてもいいかなと、何となくそんなことを思ったのでした。


……あ、そうそう、後日談があるんですよ。



「マルコさん! 先日はありがとうございました。実はあの後、○○○○さんが本当に試写会に来てくださったんですよ! 愛のある批評をいただきました!」


……なんだかんだでおっちゃん、ツンデレだったみたいです。


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