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マルコ【2009年1月14日】
イケメンとの同棲生活改め、「イケメンとの監禁生活」スタート!
前回のイケメン同棲生活レポにたくさんのメールをいただきましたが、実は僕、あれを書いてからちょっと反省したんですよね。
だって世の中にはいきなりかわいい女の子が家にやってきて脈絡もなく主人公に惚れて一緒に住む、みたいな話がごろごろ転がってるじゃないですか。つまりそれが男の願望ってことで、そう考えればまあ、タキCはかなり強引だけどイケメンだし、社長だし、あれぐらい強気に口説かれた方が女性としても嬉しいのかもしれない……つまりあれはやっぱり女性の理想の恋愛なのかもしれない……。
と、自分を納得させていたのですが、今回続きを見ていくと、やっぱりタキCはヤバい、“イケメンだから許される”という範囲を超えてヤバい、ということが明らかになりましたので、さっそく見ていくことにします。
ここまでの流れをまだ見てない方は、まずは以下の記事からどうぞ。
さて、パソコンを教えるという名目で主人公宅に上がり込み、あろうことか唐突に「私は今日からこの家に住む」と言い出したタキC。一応IT系企業の社長らしいのですが、その発想は完全にヒモのそれです。
タキCさんとの同居生活は、とんでもない押し切られ方で始まっちゃった。 それでも、一応パソコンは教えてくれたんだけど、あたしのわからなさに、ちょっとだけ呆れた様子。 「…本当にキミは素人なんだな…?」 「だから、先週パソコンを買ったばかりなんだって!」 「そうか…では本当にワタシのパソコンにアクセスできたのは偶然か」 そんなに、パソコンの中身って大事なものが入ってたの? |
前回のラストで、主人公が「本気!?」とかちょっと拒否する態度を見せていたから期待していたのですが、結局押し切られてしまったようです。もうダメだ……。
それにしても特筆すべきはタキCの疑り深さ。確かにパスワードを一発で探り当てた主人公のハッカーとしての才能は恐るべきものがありそうですが、どうせタキCのことなのでパスワードも超簡単なものだったに違いありません。ついでに言うと、そこまで大事なパソコンをあっさりとカバンごと持っていかれてしまったタキCの管理能力のなさにも問題大ありです。主人公がわざわざ返しに行かなければどうなっていたのでしょう……。
――とまあ、ここまでの展開はまだ許せるとして、問題はここから。
「…わかった、キミが素人であることは信じよう。だが…中を見てしまったのは事実だ。念のために外部との接触を避け、ヘヤからは一歩も出ないでくれ」 「ええーっ!…ちょ、ちょっと待ってよ!」 「学校や、シゴト先があるのか?」 「あるでしょ、普通!」 「休んでもらおう」 さすがにちょっとムッとする。 |
タキCが主人公を監禁しにかかりました。
……これはヤバいです。普通に犯罪の臭いがします。
いったい何が「念のため」なのかはさっぱりわかりませんが、主人公も「さすがにちょっとムッとする」とかいうレベルで済ませていい問題じゃないですよコレ。
と、僕が憤慨しているのをよそに、
「どうした?こんなに頼んでいるのに、ナニが不満だ?」 「え?」 頼んでるつもりだったんだ? 「…?」 タキCさんは、怪訝そうなカオをしてる。 本気で、あたしが何に驚いてるかわかっていないの? もしかして、ヒトとの付き合い方が苦手なヒトなのかも… そう考えると、さっきの会話も、タキCさんなりにお願いしてくれてたの? 「うーん、お休みかぁ…」 ちゃんと連絡したらどうにかなりそうなんだよね。 「……」 「うん、わかった。お休みすればいいんだよね」 「それで頼む」 |
……受け入れてしまいました。
何となくタキCの異常性に気付き始めている主人公ですが、それでもまだ「ヒトとの付き合い方が苦手なヒトなのかも…」と、かなりタキCの性格を好意的にとらえている様子。
この分だとタキCが「実は会社が危なくてね……500万円ほどあれば何とかなるんだが」とか言い出すのも時間の問題だと思うのですが、それも主人公は普通に信じて「わたしが彼を助けなきゃ!」みたいな展開になりそうですね。実際、僕はすでにけっこうな額をタキCに貢いでますし。
ということで、
理想の恋愛というよりも詐欺師の手口紹介みたいな話になってきましたが、次回から本格的な同棲生活が始まるのでしょうか。
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